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狂い始めた“あの娘”

youtubeのUPが一段落したので少しコラムを書きます。過激な表現内容をお許しください。




「こわれゆくあの娘」少しずつ狂いだした理由とは?


今も不思議でならない、あの娘は正常だったと思います、しかし狂ってしまった。人為的に精神病にされた1人の女性のお話をしようと思います。

50年以上前の文献から「人間が狂い始める様子」を記したモノを見ました。現在では精神の病や発達障害(神経衰弱・自閉症)うつ病など類は様々ですが、半世紀前は精神病という一括りで表現されました。そんなモノを見てしまったので“あの娘”を思い出してしまいました。


第一章:崩れていく脳と心

兄弟姉妹の内1人が健常者で1人が知的障害者の家族は多いです。そこに遺伝性ではない障害理由があると私は考えています。

ハッキリ言って少しぐらいバカな奴らなんて世の中にいくらでもいます、私の好きなブルーハーツの甲本ヒロトは周囲からキチガイ扱いされていたことは言うまでもありませし、他にもゆとり教育が始まって小学校高学年の勉強すらできない大学生だってたくさんいるんです「知恵遅れ」をごまかす事さえ出来れば社会適合するんです、しかし自分の不完全な精神を胡麻化して社会に適合できない人もいます。

少しずつゆっくりと確実に「狂う」そこに歯止めがかけられずに20代で超重度知的障害者になってしまった“あの娘”は言葉を失ったのではなく、言葉を発すことを止めたんです。

保護者の多くが「1人の子共」ではない場合(兄弟姉妹が他にもいる)場合は人間の本能も加わって“見捨てる”のです。親が子供を見捨てるなんて過激な言い方かもしれませんが、その行為は古今東西世界中で行われている当たり前の行為です。今の日本の世の中では「親が不完全な子供を見捨てる」なんて口が裂けても言えませんから、福祉・病院・施設を利用して合法的に見捨てるのです。

幼少の時期から「この子は発達に問題がある」等言われて薬と施設と病院をたらいまわしにするような事を1人娘にするでしょうか?するかもしれません、自己中な親も多いですから、しかし多人数の子供がいた場合の親の選択肢の多くがこういった“薬・施設・福祉”を利用して合法的に見捨てるのです。

「あともうちょっと・・・」
そんなところでストップがかかり「愛情」の差別化を受ける幼児の心は一体どのように成長するのでしょうか?
楽しく派手に動き回るお調子者のおしゃべりさんな小学生が発達障害と診断されて強制的に鎮静薬を飲まされ続ければ脳の成長に影響するのは当たり前のことです、少しづつ「狂い始めていく」のです。


第二章:虐待の果て

身体障害やダウン症の合併障害の無い発達知的障害者は虐待被害に1番遭います。“あの娘”は想像を絶する被害に遭っていたと思います(※虐待は今現在でも続いている)

保護者がシングル女性の“あの娘”は数多くの親の交際相手からも被害を受け、同時に数々の施設でも虐待を受け続ける状態で、人として成長するには虐待行為を耐える為に、自身で感情機能を壊す必要があったのです。

言葉を使ってコミュニケーションをとる事よりも、それ以前に、会話そのものを成立する練習すら出来ない状態のまま、虐待の餌食にされ続ければ、人は自己防衛の為に「言葉」を発することを止めてしまうのです。知恵遅れ(発達障害)の闇がここにあります、自閉症による失語の多くは「つくられた超重度知的障害者」なのです、そしてまさに“あの娘”はダウン症でもなければ言葉を理解できないほどIQレベルの低い発達障がい者でもありませんでした、しかしその事実を知るのが私ただ一人だという事です、壮絶な障害者世界の闇が少しはご理解いただけたでしょうか?


最終章:狂気と狂気の人生

人間には「失われた能力」があります、一昔前ならテレパシー等非科学的な事柄は信じられませんでしたが現代では統計学を基に立証されている特殊能力が数多く存在しています。発達障害(アスペルガー等)者には通常人より突起した1部分の才能が有る事は皆さんもよくご存じかと思います。

あの娘”は一瞬で相手を「敵か味方か?」もしくは「安全か否か?」を感じる特殊能力が携わっていました、それはまさに通常の人間が成長過程で養っていく数多くの生活コミュ能力と引き換えに得た特殊能力です。なぜ“あの娘”はただ一人私にだけ特別扱いをしたのか?それは当時周囲に居た馬鹿共には決して理解できるものではありません。なぜなら、“あの娘”は介助者であった私の事を好きだから特別視てたわけじゃないのです、分かりますかね?“あの娘”にとって私の出会いと存在は「狂気人生から救い出してくれるかもしれない唯一無二の存在」だったのです。

十数年の投薬により意識は混沌朦朧、さらに施設でも家でも日常的に虐待を受け続ける生き地獄の中、上を見上げた“あの娘”は1本の細い糸を見つけたのです。私と繋がるその「あまりにも細くもろいその糸」を“あの娘”は大事に大切にしました。意思疎通のできない、しゃべる事もできない超重度知的障害者であった“あの娘”ですが、実は言葉を知り、喋れて、意思疎通もできる、しかしながら狂気の世界を生き抜くために隠していた、その事を“あの娘”は私へ知らせてくれました、しかしその1週間後私は施設を去ったのです、“あの娘”を狂気の世界から救う細い糸は悪質な連中によって切られました。




【終わりに】

今自分の置かれている環境が「恵まれている」と感謝できるようになったのは50歳手前という年齢を重ねたせいかもしれません。

今回お話した“あの娘”は今この瞬間も狂気と狂気の狭間で生きています。あきらめなければいつかきっと窮地から救うこともできるかもしれないので、今は希望を捨てないでいます。実際問題はその“あの娘”が生みだす「お金(障害者給付)」の為に親と施設と行政の3者にガッチリ固められている状態なので手が出せません。

家と保護者、施設にも居場所の無い「わざと病気になっている」“あの娘”のような人は大勢いると思います、上を見ても下を見てもその先は深いですね。


2023.08.05
“TADAHIRO”



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