見出し画像

1人の腐った職員が組織をダメにする

【目次】

  • 人気職種「放課後等デイサービス児童指導員」

  • 人員不足「スタッフが辞めていく原因」

  • 発達支援と幼児教育の相違「保育士は放デイに不要」

  • 経営者の理想と現実「福祉と金儲け」

  • 世間知らずの集合体「放課後等デイサービスの実態」

  • 放課後デイサービスの適正な運営方法「管理者育成①」


※この記事は専門的内容(発達支援・放課後等デイサービス)のオリジナル実践講座内容により有料記事価格が高額設定になっています。





人気職種「放課後等デイサービス児童指導員」


放課後等デイサービスは名目上“障害児福祉施設”となっています。2012年の児童福祉法の改正によって誕生しました。これにより福祉業界内でも最も多くの規制緩和項目のある福祉施設になり、民間業者がビジネスとして福祉に属するという異例の行政と商業の混同する非常にグレーゾーンな業界へと変貌したのであります。

「儲かる福祉」として放課後等デイサービス事業所が続々と施設が乱立してはや10年、いまだに根強い人気職種であるその児童指導員にはちょっとした秘密があります。求人媒体をはじめとするシンクタンクのリサーチでは確かに「放課後等デイサービスの指導員」は人気職種なのですが、実際は(非常勤職員・バイトやパート)の離職率は物凄い数になっています、しかし、正規職員(常勤・管理者等)の離職率は激減するというパラドックス(矛盾)が生じるのです、今回はそういった放課後等デイサービスにおける人事育成職員スタッフの実態実例についてお話していきます。


人員不足「スタッフが辞めていく原因」

日本全国で放課後等デイサービスの求人には“いつも同じ事業所が継続的に求人している”そんな現象を見かけると思います。これは常に人員不足になっている事以外にも理由があります。
①非常勤職員雇用枠拡大による利益率UP
②スタッフが長続きしない
③人員は足りているがより良い人材が欲しい
上記①~③の他にも求人理由はあります、例えばコロナ等で病欠員が続出したり事業継続上突発的な理由での人員不足はありますが“いつも同じ事業所が継続的に求人している”理由は上記①~③に当てはまるとお考え下さい。

「スタッフが次々に辞めていく原因」は放課後等デイサービスの運営方法が間違っているケースよりも“1人の腐った職員”が新たに加わった就労者を間接的&直接的に辞めさせているパワーハラスメントの実態があるからに他ありません。ではここで事例をもとに「間接的・直接的理由」2つのスタッフが辞める理由を考えてみましょう。


1人の腐った職員がスタッフを「間接的」に辞めさせている事例

事例:福祉系資格保持しているだけの実際には無能な職員が管理者(要職)に入る事でまともな感覚を持つ人間は自然に離れていきます。

この事例は経営者女性の男娼(セックスパートナー)職員が管理職に付いているケース。ずさんな人員管理と日々の運営をしているために、優秀なスタッフをいくら雇用しても長続きしません。オマケに「なぜ?辞めるのか」その本当の理由を経営者達は知らされないまま、自己都合退職処理されて経営者には通達されるために人員不足は続いていくのです。

1人の腐った職員がスタッフを「直接的」に辞めさせている事例

事例:名目上だけの経営者(名前貸し)が組織運営全てを無能な管理者に任せている放課後等デイサービスが多数あります、このような施設ではスタッフが長続きしません。

この事例は特定非営利活動NPO法人に多く、利用者児童の保護者達が理事メンバーで成り立っているケース。最終的に責任を取る者がいない状況下での隠ぺい体質により、NPO法人の管理運営者達は放課後等デイサービス組織内でやりたい放題です「全ての責任は理事、理事はお金だけもらう」最も悪質な特定非営利活動NPO法人等の施設でまともなスタッフが長続きするはずもありません、反社会的勢力や行政癒着者達の吹き溜まりになっていますこういったブラック施設の共通特色は「給与賃金が他より多い」ケースがほとんど、時給数百円の違いに群がる人間を雇い上手にスタッフ操作していきます、所詮不正な給与賃金をはじめとする「違法賃金」に釣られて務めている人間の多い環境では、奴隷制度のような就労内部環境が構築され、結果的に施設全体が「虐待・不正・パワハラ」の温床と化してしまうのです。まるでマフィアやヤクザの雇用形態であり、ゆがんだ福祉の行政システムの代表格である放課後等デイサービスには多く見られます。


発達支援と幼児教育の相違「保育士は放デイに不要」

資格取得関連団体の経済効果はご存じでしょうか?はっきりとした数値は厚生労働省の闇に消えてしまいますが、その数字は天文学的数字であります。こういった福祉リサイクル経済の歯車の代表的なものが「保育士資格」なのです。この専門職のような響きのある怪しい国家資格保育士というのは、お金と時間をかければほぼ誰でも取得することができます。ここでは詳しい保育士資格の取得方法は解説しませんが、保育士の資格というモノは福祉や国民の為にある資格ではなく、経済の為に存在している資格という事を発達支援に関わる者は念頭に入れておきましょう。

1人の腐った放課後等デイサービス職員”の多くは保育士です。特に男性保育士資格の有する者は1番悪質なハラスメントを行うのです、これには心理学的行動学の観点から見ても明らかであり己の承認欲求と自己顕示欲を満たす為に常に上位に立てる環境での居場所、就労場所を目指しています。厚生労働省の定める放課後等デイサービスにおける従業者加算に保育士資格を有する者とありますが、これにより発達支援と幼児教育の勘違いが発生しています。保育士は「幼児教育の専門家」ですらありません、ましてや発達支援の実務経験もない保育士が発達障害児のケアなどできるはずもありません。雇用加算(保育士を雇うと行政からお金が多くもらえる)の為に放課後等デイサービスでは保育士を雇い入れます、しかし適正な障害児施設の運営にはまず「保育士」に注意して運営を行う必要があるのです、発達障害児支援の実務経験の無い保育士を管理職に付けるのは言語道断であります。



経営者の理想と現実「福祉と金儲け」

放課後等デイサービスは国の定めるガイドラインに沿い適正運営を行えば確実に収益の出せるように策定された福祉事業であり福祉サービスです。年々増え続ける「発達障害児出生率」に歯止めの効かない日本国の現状と将来予測に政府は障がい者(児童)福祉の拡充を図り児童福祉法テコ入れに着手して放課後等デイサービスは現在に至ります。

要するにコツコツと堅実に適正運営を行えば金銭的安泰事業としての保証を政府がしているにもかかわらず「もっと儲かるためにはどうしたらよいか?」と運営経営者は試行錯誤するのです。もともと大幅な利益を得られる事業設定で開設された福祉事業ではありませんので、さらに儲ける(利益UP)には組織拡大と不正請求の2つしかありません。

放課後等デイサービスの経営者は“経営の素人”ばかりです、その多くがフランチャイズ系の発達支援事業立ち上げ有料支援を多く受けています。薄い利益率の中で経営者は名前だけで仕事もせずにフランチャイズ料金も支払う状態、これでは組織としてまともな人員確保や人員育成などへ社内環境へ投資する資金が不足してしまいます、ビジネス上の観点から言えば「1番力を注がなければいけない人事が手抜きになる」最悪の経営状態が続いてしまうわけです。素人経営者の経営するずさんな福祉施設の犠牲者は最終的に利用者である「発達障害児の人生」になってしまうのです。



世間知らずの集合体「放課後等デイサービスの実態」

「放課後等デイサービス実践講座」では何度も繰り返しお話しする事柄になりますので、まずは実例を挙げて簡単に放課後等デイサービスの悪しき習慣について考えていきましょう。

実例:放課後等デイサービス1日の流れ「悪しき習慣」

  1. 放課後デイサービスの利用者児童達の送迎が済んで事業所室内にスタッフと利用者児童が揃います。

  2. 新人や立場の弱いスタッフが重度利用者や手のかかる利用者担当に暗黙の了解で担当させられる

  3. 下仕事(オムツ交換等)を管理者や長期就労者が新人へ指示する

  4. 利用者十数名の児童の中でリーダー格児童の意見を児童発達支援責任者や管理者や施設長が聞き入れて、それらを中心にすべてのカリキュラムや遊びが決定する、他の指導員や自閉傾向の強い利用者児童の意見は聞かない

  5. 利用者児童の障害特性(多動や自閉)を無視した送迎、時間距離優先の送迎ルートと誤った添乗介助指導員の配置で悪質な送迎を遂行する

  6. スタッフ会議などで行われている、管理者や経営者による誤った発達支援の強要


放課後等デイサービスの一連の業務の中でも上記のように視点を変えるだけで誤った放課後等デイサービスの運営方法悪しき習慣が見えてくると思います。経営者として適正運営に改善するには「腐った職員」を見極めることが急務になります、また利用者の保護者も同様に「腐った職員」を一早く把握して安全に子供を預けられるように目を光らせる必要があります。



放課後デイサービスの適正な運営方法「管理者育成①」

放課後等デイサービス実践講座ステージ1「腐った職員の方程式」の最終項目では放課後等デイサービス管理者育成①についてお話いたします。


放課後等デイサービス内部管理者の策定方法について

放課後等デイサービスでは1施設に1名児発管(児童発達支援管理責任者)を置くことになってる為、施設管理者や施設長を児発管にするといったケースが多いです。しかしここで大きな勘違いをしないようにすることが肝心で、有能スタッフと資格保有で無能な児発管とは別物と考えてください。福祉施設の運営上有資格者の設置は仕方がないとしても、実質的な運営を資格保持(児発管等福祉資格)しているだけの無能な職員へ一任することを止める事が放課後等デイサービスの適正運営への第一歩になります。これがまさに「腐った職員の方程式」なのです。言い換えればすべての放課後等デイサービス事業所の悪しき要因は人事構成にあり、資格社会の業界から抜け出すことが、クリーンで質の高いハイレベルな放課後等デイサービス事業所へと生まれ変わるのです。

不正と虐待とパワハラの横行する放課後等デイサービス組織を適正で将来性のある事業所へ変えることは意外な原因で変わります、逆に言えば「腐った職員」1人がいるだけで全体に影響してしまいます、本格的に放課後等デイサービスを適正運営していくために「組織内人員教育」は必要不可欠なのです、時には私“ただひろ先生”のような専門家のアドバイザーに組織改革や人員教育を依頼することもおススメいたします。



2023.07.23
“TADAHIRO”


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?