人の感情表現方法便覧 その2
人の感情は、研究者によって様々な分類がされています。
私が人の感情について考える時、真っ先に思い付くのがロバート・プルチック教授による「感情の輪」理論です。
この理論は8つの基本感情とそれらの強弱による16の派生、及び8つの応用感情(ダイアド)から成りたっています。
前回は基本となる8つの基本感情と16の強弱派生感情の合計24感情について紹介しました。
今回は、応用感情を紹介します。応用感情は混同感情とも言われ、プルチックの感情の輪において隣接する2つの基本感情の組み合わせからなる感情です。後にプルチック教授はこの8つの応用感情を隣接混同感情と呼称し「一次」と位置付けました。さらに一つおきの2つの感情の組み合わせ8つを「二次」、二つおきの2つの感情の組み合わせ8つを「三次」として応用感情を理論化し、合計24の感情を応用感情としてまとめました。
加えて、プルチックの感情の輪において三つおきである反対位置にある基本感情の組み合わせ4つを「反対の組み合わせ」感情としました。
応用感情を示すしぐさやポーズについて、一次と二次、三次の24感情と、反対の組み合わせの4感情の合計である28感情について、具体的に各20個紹介します。
表現豊かな人物描写を行うための参考にして頂けると幸いです。
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