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4コマ漫画に憧れて

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ちょっと試験的な感じで、140文字の小話をと思いはじめました 本当はわたしに絵心があれば、これを4コマ漫画で描きたかった そういうお話の集まり
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記事一覧

『夜道』

子どもの頃、夜道をひとりで帰るときは
いつも道路の真ん中を歩いた

田舎の道路に立つ街灯は間隔が広く、
死角になる箇所が多々ある

別に襲われることを想定してではないが、
蛇やらたぬきやらが出そうな界隈は、
歩道の方が危険だったりするのだ

まぁ、出会ったことはないが

『真夜中の交差点』

だーれもいない、車も来ない横断歩道
赤信号で待つ歩行者を見ると
「偉いなぁ」と思う

いや、それは当たり前のことなんだけど

歩行者とか、特に自転車のひとは
案外だれもいないと
信号無視しがちだなって思うから

たまに車もいるけどね
マイロードばりの信号無視

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『一方通行』

久しぶりに出かけた先で、
道を一本間違えた

歩行者が両手を振り上げながら近づいてくる
「あぁやっちゃった」と思う

「ここ一通だよ」と教えてくれた親切な方に
「すみません、ありがとうございます」と答えたあと、
去って行くその親切な方をひきそうになってしまった(汗

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『横断歩道3』

赤信号で、一番前で停まっている時、
目の前の横断歩道を、右から左からやってくるヒトを見て

行きかうヒトがすれ違いざま、
なにかロマンスがおきやしないかと期待してしまうのは
妄想癖があるせいだろうか

日常のなんでもないひとコマに妄想する
悪癖だけどやめられない

19

『声』

総合病院は診察室がたくさんあり、
患者が担当医の部屋をノックする

診察時間短縮か、円滑に回すためか、
看護師が先立って質問にくることがある

「先に血圧測ってきてください」
「お薬どのくらい残ってますか」
「まだ血便出てますか」

もう少し小さい声で言ってあげてと思う

19

『路上駐車』

進行方向、右折レーン、対向車線と3本の道路にて

対向車線に路上駐車が並び、
右折レーンに入ると対向車が立ち往生する状況に出くわす

わたしは右に曲がりたい
が、睨まれたくないので仕方なく、
直進と右折レーンの真ん中に居座ることにする

我ながら頑張ったと思う

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『それを我慢してるのだ』 ときどき、 無茶な追い越しや危険運転に肝を冷やすことがある そんなときはイラッとして 暴言を吐いてしまうこともあるだろうか いやいや、案ずることなかれ そんな行為には理由があるのだから みんなうんこを我慢している やんごとなき事情ゆえの運転なのだ

『危険行為』

ときどきウィンカーを出さずに車線変更する車がある
ちゃんと見てなさいよってことなんだと思う

その流れで、

信号機の交差点前で、
右折車線から直進の車を追い抜いていく車がある

ウィンカーを出す場合はまだいいとして(いやよくないけど)
出さずに行くのは唖然とする

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『警察車両』

合流地点で目の前にやってくると
いちいちメーターを見ていなくても法定速度で走れるから楽

でも逆に、うしろにやってくると途端に緊張
大丈夫だと解っていてもメーターを何度も見てしまう
かえって危険だし、肩がこるほど力が入る

突然サイレンを鳴らされるのもびっくりする

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『健康診断2』

いつも気の毒だなぁと思うのは、
マンモグラフィー検査の担当看護師さん

毎回毎回、過ぎるほどの低姿勢
「ごめんなさいね、痛いです」と
何度も、何度も謝るので、こちらが申し訳なくなる

だからちょっと聞いてみた
「文句いうひといるんですか?」と
やっぱりいるみたい

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『クラクション』

駐車場から国道に出ようとして、
ウィンカーを出して止まっていた

ムリに侵入する気はなかった
それなのに右側からくる車にクラクションを鳴らされた

出てくると思ったのだと思う
でもその車は
見るからにものすごいスピードだったから
出るつもりはなかった

理不尽

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『健康診断』

今はなんでもちゃちゃっと済むのね
心電図なんか
昔はもっと横になってる時間が多かった気がするし

レントゲンなんかも
ただ立ってるだけ

聴力検査の人はいちばん暇そう

MRIなんかやってると、
だーれもいなくなってる

お弁当をもらって帰る人はドッグのひとかな?

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『毎日通る道』

鹿が交通事故を起こした交差点で
少し前に事故があり
初めて迂回して帰った

すると、記憶も新しいうちに、
またそこで事故が・・・・

嫌な空気が溜まっているのかと思い、
そこを通る時は「柏手」を打つことにした

今年、また同じような時間帯に迂回
癖になるの?

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『横断歩道2』 押しボタン式の信号機がある 歩行者が渡りたい時だけ変わる 滅多に止められることはなぃが たまに止まると面白い光景が見れる 大体は近隣住民で 犬の散歩をしているひとが大体だが 早朝なんかはウォーキングのひとを見掛ける 白線の上を跨いでるおじいちゃんがいた