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大機小機 2024.9.28.

2024年9月28日•金曜日。「大機小機」は、日本経済新聞17面である。
タイトルは「財政膨張ならトラス・ショックに」だ。

まず第一段落。石破氏が自民党総裁に就任。そして、見事に間違いを披露している。

「問題は先進国最悪の借金大国である日本が財政規律を忘れて財政膨張に走ることだ。」そして、そのことが「市場の反乱を受けて、日本版トラス・ショックにつながりかねない。」のだそうだ。

やはり、日本経済新聞は複式簿記を知らないらしい。失われた時代は、デフレ景気で企業が投資をしなくなった。政府が財政支出をするしかないのに、頼みの綱の政府が無視を決め込み支出をしないばかりか、消費税をあげるという愚策に走ったからである。そこを高く評価しているわけだから、日本が良くなる材料は皆無であろう。

第二段落。「自民党総裁選で経済政策をめぐる論争が空疎だった」のは、青山繁晴氏を、意図をもって外したからではないのか。この段落など、問題外である。

第三段落。「公的債務残高の国内総生産比は、257%」これも、政府支出しないからでしょ。

GDP(Gross Domestic Product:国内総生産)とは、国内で決まった期間内に生産された商品やサービスの付加価値の総額を表します。算出する計算式は、民需(日本人の消費金額+国内企業の投資額の合計)+政府支出(政府が使った金額)+貿易収支(輸出額-輸入額)となります。つまり、「日本のGDP」=「日本がもうけた金額」ということになります。

トウシルより引用

国民総生産を増やすには、民需が伸びない今、政府支出を増やせば、簡単に解決するという式になっているが、どう説明するのか?

第四段落。「基礎的財政支出の黒字化は本来、短期目標なのに失われた30年に一度も達成できていない。」いやいや、一度でも達成されていたら、国民のほとんどが貧困化にあえぎ、暴動が怒っているはずである。政府は常に赤字になっていないと、我々国民は黒字にならない。

民間銀行の貸借対照表を見ていただきたいものだ。どの銀行も、負債である貸方(複式簿記の"右側"の方だ)に、膨大な数字の「預金」が計上されている。そうでなければ、顧客の資産にはなりませんよ。

第五段落。「金利ある世界」。国債費負担がかさんでも何の問題もない。利払いも国債発行すればよいだけだ。「賢い支出」ではぬる過ぎる。ありとあらゆる分野で必要な額を準備すれば良いのである。

もう、突っ込みどころ満載である。ここまで、財務省の嘘を強調できるのを読まされると、ある意味清々しい気がする。

無垢さん、あなたも「ザイム真理教の猛烈な信者」ですね。

取り戻せ積極財政。消費税廃止!ストップインボイス! そして、サラリーマン増税大反対!

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