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伊丹十三映画

映画を熱心に見たのは、学生・駆け出し社会人の頃。それは昭和の終わりかつ平成の初め。封切りになるたびに見に行ったのは、伊丹十三監督・宮本信子主演のものである。

衝撃だった「マルサの女」。宮本信子さん演じる国税局査察官と山崎努さん演じる実業家(脱税者)の駆け引きは、とても面白かった。恐らく、どのように脱税するのか詳細に取材していたのだろう。

この映画は、1988年(昭和63年)の作品である。このタイミング、お分かりになるだろうか?そうこの翌年に、庶民にとって敵となる「消費税」が導入され、徴収が始まるのである。

私は現在、教育公務員をしているが、映画を見ていた時は、「もうそろそろ良いじゃないか……」と脱税者よりの気持ちになっていた。板倉亮子より権藤社長の台詞の方が、共感できことが多かったように思う。(※そんな教育公務員はだめですか…)

この映画の後、「マルサの女2」「たんぽぽ」「スーパーの女」とか見に行ったと思う。もっと伊丹作品をみたかったな。

#映画にまつわる思い出

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