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フジロックを可能な限り節約する方法

なんで、みんなそんなに(金銭的)余裕あるの…?

毎年フジロック行く人を見るたびに、正直に思います。
それだけでなく、他フェス行って、単独ライブ行って、飲み会も頻繁に行って…おまけに家族サービスで海外旅行…!!??どんな資産運用しているのか、今度のボードウォークキャンプの夜あたり、苗場食堂前でこっそり教えて欲しいです、切実に。

毎年フジロック行きますが、私自身、世間一般的に言われている平凡なサラリーマン。
近所のスーパーの野菜売り場に行くたびに10円単位で一喜一憂することも日常茶飯事。

近年の物価高向上に従って、チケット代も高騰。
「来日公演9800円の単独チケットが安い」と言われることも。
はぁ…???全然安くねぇだろ!!と。私は正直疑問に思ってしまいます。
他人の事は知りません。

そして今年のフジロックのチケット代。

むむむ…


むむ!!!

フジロックを全然知らない人から見れば
「はぁ!!!??????52,000円のチケット!!???行けねぇよ!!」
ですよね。

フジロックを知らない多くの方々は、この感覚だと思います。
その感覚、正常だと思いますよ。
ファミリー世帯だと、奥さんがなかなか許してくれないででしょう。
ましてや学生や10代20代は…チケット代を工面するのに大変ですよね。

あとね、フェス飯やビール。意外と高いんですよ。

フェス飯・・・1食平均1,000円(フェス飯は量少なめな所も多いので2〜3食は食べる)
ビール・・・700〜800円

節約して、1日3,000円。
満足とはいかないまでも、そこそこ食事して1日5,000円程度。

ビールやお酒飲んだら倍くらいの価格。人によっては食費だけで1日10,000円は平気で飛びます。
多分、国内旅行で使う飲食代よりもはるかに高いと思います。

フジロックの3日間通し券は、10,000円ほど安くなる早期購入割引制度があります。が、こちらは今年1月の話。
もう7月に入ってしまいました。来年検討しましょう。

今年フジロックへ行く方も、来年以降を検討している方も含めて、オフィシャル非推奨にあたるであろうフジロック節約知識をご紹介します。

これからご紹介する事は、あくまでも個人的にやっていることです。
なのでこの記事の内容も、万人向けには推奨しません。では、いきましょうか。

フジロック4泊5日、トータルでいくらかかる?

以下、私の去年の実績です。

  • 4泊5日参加

  • キャンプ泊

  • 千葉県内から車移動(軽自動車)

内訳は↓こちらでした。

  • 3日通し券+キャンプサイト券  51,100円(スマフレ早割購入)

  • 民間駐車場 3,000円×5日  15,000円

  • 高速代+ガソリン代 (千葉県から軽自動車) 17,000円前後

  • 飲食代5日間(持参する酒なども諸々含む) 14,000円前後

  • 温泉入浴代やその他 3,000円くらい

計 100,000円程度

これでも、かなりコスト削減を意識した結果です。
車でなくバスなど公共交通機関を使っても、キャンプの荷物があって宅急便の送料がかかりますし、コスパ意識しても、結局10万円前後はかかってしまう計算になります。
やはり、チケット代の値上げは響きますね。。

オフィシャル非推奨・フジロックの節約ポイント

  • 期間中、酒は飲まない

  • 酒飲む人は、ペットボトル等に移して場内へGO!

  • ふるさと納税枠のフル活用

  • 貯めたポイントのフル活用

  • なるべく4泊5日で行く

  • 2泊以上であればキャンプ泊。

  • 1泊であれば十日町やみなかみ近辺の宿へ。もしくは1泊のみでもOKな宿シェアを探す

  • 往復の同乗者をネットで募って軽自動車で行く。

  • ソロであれば路線バス、もしくはネットで同乗者募集を探す

  • グッズは買わない。

  • 会場内の飲食出店(フェスごはん)は出来るだけ使わない

  • お弁当、おにぎり、登山用行動食を持参(衛生管理に注意!!)

フジロック期間中に使えるふるさと納税枠のフル活用

※今年分は6月末で終了しました

寄付した額から2,000円を引いた金額が税金控除となるふるさと納税。
フジロック期間中は、この制度を最大限に活用しましょう。
ふるさと納税そのものについては↓など御確認ください。

フジロック入場券/駐車券/会場内お食事券/新宿発直通バス券/苗場プリンスホテル宿泊

「ありがとう湯沢」応援感謝券

こちらの応援感謝券は、毎年購入しています。
民間駐車場で利用させてもらってたり、苗場のお土産で利用したり、民宿などの宿泊施設の代金としても使えたり、かなり使い勝手が良いアイテムです。
キャンプ利用者にとっては使用頻度が高い、会場徒歩圏内の日帰り温泉「雪ささの湯」も、取扱店一覧に該当しています。
取扱店や、利用商品・サービス、フジロック期間中の使用可否などについては、必ず事前に各店舗へ直接確認をしましょう!

貯めたポイントのフル活用(楽天Edyの場合)

基本的にフジロック会場内の飲食店のお支払いはキャッシュレス決済です。
会場内のグッズ売り場なども同様に利用できます。
使用可能な決済サービスなど、詳細については↓を御確認ください。

そこで、キャッシュレスのポイントを会場内の飲食やグッズで使うわけです。
私自身はフジロックのキャッシュレス導入当初から、楽天Edyを利用しています。
普段から1年かけて貯めた楽天ポイントを、楽天Edyポイントカードに振り替えています。プリペイド型なので、財布やクレジットカードと違い、最悪会場で紛失しても傷は浅いかなと。
これ、結構助かってます。最近のフジロック会場内のビールやフェス飯は、ポイントのみの出費で3日間充当しています。

なるべく4泊5日で行く(ただし初めての人は日帰り)

3日通し券・・・52,000円
1日券・・・22,000円

節約するなら1日かなぁ・・・と思いますが、1日券×3日分=66,000円ということを考えても、3日通し券の方がコスパがいいことは自明です。
ここはケチる要素ではないと個人的に思っています。

しかし、今回初めてフジロックへ行かれるのであれば、1日の日帰りを推奨します。

初めてのフジロックでは無理をせず、まずはフジロックとはどういう場所なのか。利便性や雰囲気が自分自身と合っているか、確認してからの方がいいと思います。
高価なレインコートなどを買うのも、それからの方がいいかなと思います。
もし今年行って、フジロックが気に入れば、来年は1月から発売される早割を狙うのもいいでしょう。

フジロック宿泊先の判断

2泊以上であればキャンプ泊

色々大変ですが、頑張ってください。
楽しいですよ、フジロックのキャンプ。
ご興味あれば↓過去記事など御確認ください。


1泊であれば十日町やみなかみ近辺の宿へ

今日現在(2023年7月3日)で越後湯沢近辺で2日目土曜日1泊1人で泊まれる宿はあるっちゃあるんですが、ほとんど1泊30,000円超えです。
(そもそも宿泊販売が人数でなく1部屋単位)

それであれば、

群馬県のみなかみ・月夜野方面の宿を探す
ただし終演後、苗場からみなかみ方面の公共交通機関は無いので、自家用車などで自力で行く必要があります(=ドライバーは飲めない)。
このあたりは、現在でも1泊1〜2万円前後で、2日目土曜日1名から受けている所が若干あります。

新潟県の十日町・津南方面の宿を探す
越後湯沢まではシャトルバスがありますが、そこから先の送迎は宿に要確認です。送迎が無ければ、自力で車で行く必要があります。
こちらも、2日目土曜日1名から受けている所が若干ありました。
(7月3日現在、越後湯沢駅からかなり遠い&お高めでした。。)

1泊のみでもOKな宿シェアを探す

Twitterで「宿シェア フジロック」で検索してみてください!

オフィシャルツアーの「休憩プラン」

  • 1泊5100円

  • 3泊or4泊のプラン(2023.6.23現在)

  • あくまで休憩施設

  • 利用可能時間は22:00〜翌11:00

  • 利用可能時間以外(11:00〜22:00)の利用、入退室は不可

  • 座布団はあるけど寝具無し。

  • 「入浴は共同浴場または有料施設をご利用ください」との記載なので、おそらく施設にはお風呂無し

ソロであれば路線バス

では、ここから往復の交通手段について考えてみましょう。
公共交通機関を使った比較です(いずれも首都圏発着/往復)。

オフィシャルバスツアー  18,600円
新幹線自由席 12,520円+越後湯沢会場間シャトルバス1,000円 = 13,520円
西武高速バス(バスタ新宿〜湯沢インター) 8,200円+越後湯沢会場間シャトルバス1,000円 = 9,200円

圧倒的に西武高速バスが安いですよね。
私も以前、この西武高速バスを使ったことがありますが、下車の湯沢インターからフジロックのシャトルバス乗り場まで、徒歩30分くらいかかりました。自力でタクシー呼べるならそうした方がいいかもしれませんが、フジロック期間中の湯沢エリアのタクシーは高確率で出払っているので、時間帯によっては難しいと思います。

チケット買うお金がない。それでもフジロックへ行く方法

いずれも過去、実際に私がやった方法です。

前夜祭のみ、フジロックへ行く

はい。前夜祭だけです。フジロックの入場券は不要です。
実はこれ、湯沢町や周辺地域の住民の方々にフジロックを開放するという、地域還元の意味合いもあるんです。

  • 入場無料のフジロック前夜祭は夕方18:00〜24:00。

  • オアシスエリアの開放、レッドマーキーでライブ、20時には打ち上げ花火。前夜祭が一番面白いと毎年楽しみにしているフジロッカー多し。

  • 前夜祭の日、木曜日は昼12:00〜キャンプサイトOPEN。前夜祭の日もキャンプができる

  • 駅〜会場間シャトルバスも運行、徒歩圏内の民間駐車場も比較的余裕あり

  • 木曜日の1泊のみであれば、現在苗場プリンスホテルも空室あり(1泊3名39,000円〜)

  • 次の日、キャンプサイト内のステージピラミッドガーデンでライブを見られる…かも

  • 1日目深夜のパレス・オブ・ワンダーで朝まで遊ぶこともできるかも

  • その気になれば入場券を現地調達(※ダフ屋は絶対ダメ!!!!)

仕事でフジロックへ行く(アルバイト)

  • ライブをまったく見られなくてもOKであれば【基本的に仕事です!!】

  • ほとんどのアルバイトが全日程3〜5日間通し募集

  • indeedとかで「フジロック」とワード検索したら、求人結構出てきました(7/3現在)。Twitterとかでも募集載せている飲食出店社も。

  • 飲食出店のアルバイトであれば、出店場所によりけりだけれども、基本的に寝る暇が無いほどの長時間。炎天下&豪雨悪天候を含むガチの全天候型。「超」がつくほどの過酷労働。これら最低限覚悟しておくこと。正直、体力に自信が無ければやめたほうがいい。

  • アルバイト仲間の団結力がハンパ無く強くなる。なので学生にオススメ

  • フジロックの飲食のアルバイトを経験して、翌年からフジロッカーとして目覚めた人も

【結論】1日のみであれば前夜祭のみの参加。もしくは4泊5日の時間的余裕があればキャンプ参加。

フジロックに前夜祭だけ来るって、結構アリだと思ってるんです。

私自身の話になるんですが、2011年当時、東日本大震災の災害ボランティアで、仕事以外の土日のほとんどの時間やお金を全力で費やしていました。
毎週末、岩手あたりに行ってたと思います。勤務先の有給もほぼすべて使い切っていたと思います。

ただ、それでもフジロックは行きてぇなぁ…と。
なので、こういうプランを立てて実際に行きました。

前夜祭のある木曜日の午後、半日だけ有給休暇(都内)

高速路線バスで湯沢へ&シャトルバスで会場へ

夕方前、フジロック会場着

前夜祭

23:00頃、会場シャトルバス発

24:00頃、越後湯沢着

湯沢ICから高速バスで都内へ

朝5時頃都内着。そのまま職場へ。

まぁ、、今思えば無茶な計画でしたね。。
新社会人の方や、定期テストが控えている学生は、一度試してもいいかなと(自己責任でお願いします!!)。

なぜ、こういう節約ブログを書いたか?

10代、20代など、特に若い方々にフジロックへ来て欲しいと強く思ってるからです。

来たらわかるんですけど、客層の平均年齢高いんですよ、フジロック。
去年のこのCMが象徴してますね(私は結構好き)。

そもそもチケット高いから、なかなか学生とかでは買えないですよね。。

前夜祭だけ参加して帰る時に
「あーーー、、通しで参加する人羨ましいなぁーーー!!!」と。
悔しく、羨ましく思ってもらえれば。
その方々が、来年、再来年以降の参加に繋がってもらいたいなと強く思ってます。

最後にいろんな人に怒られそうですが、フジロック初めて行く人に対して、私が常に言い続けていることがあります。

雨ガッパは耐久性の良いもの!!!長靴は絶対必須!!折りたたみ椅子はコンパクトに!!!

…じゃあないんです。

「お金とチケットさえあれば、最悪どうにかなる」

熱中症など体調管理に気をつけて。楽しいっスよ、フジロック。


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