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次元大介を観た

先週、発熱で寝込んでいる合間に、アマプラで次元大介を観た。

2014年に公開された実写版ルパン三世で、次元大介役を演じた玉山をそのまま起用したスピンオフ作品である。

物語は、次元の愛銃コンバットマグナムの調子が悪く、日本にいるガンスミスにそのオーバーホールを依頼するため、日本を訪れると言う流れで始まる。

そのガンスミスがいるとされる、架空の街:泥魚街。

昭和のようにも見えるし、やがて訪れる退廃した近未来のように見える舞台設定である。

そう言う意味では、個人的にはこの映画、その映像世界がかなり印象に残った。

私の感覚では、泥魚街の混沌とした景色は、例えば台湾の夜市に近いものを感じるし、香港の九龍城砦のような雰囲気がある。

それでも、これをアジア圏以外の人達が見ると、何とも日本ぽく見えるのかもしれないし、それがこの映画の映像世界の狙いなんだろうな、とも思う。

そういえば、川崎にあった電脳九龍城は、惜しまれつつ2019年に閉店したが、いまあれば、インバウンドの有数の観光スポットになってたかもしれないなあ。

次元大介は、内容以上にその映像世界に惹き込まれる作品だった。


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