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「作品審査結果のご連絡」に記載されている不採用理由の3つの基準についての個人的な考察みたいなものを・・・。

作品のセルフライナーノーツ的なものを掲載していく予定ではありますが・・・まだその前段階な感じの記事になります(汗)

Audiostockに楽曲登録して審査を待っていると・・・「作品審査結果のご連絡」というタイトルのメールが届く・・・。
これはもうご存知の通り「不採用」の案内であって、やっぱりガックリします・・・。しかしそれは結果として出されたものなので仕方のないところ。

ただ、前回も書きましたが・・・以前、少なくとも今年の春くらいまでは、”品質を満たさないから不採用です”くらいの文章しかなかったように思いますが、今は品質を判断する基準として3つ明記されています。その3つの要素を総合的に判断してとのことですが、やはりその範囲は広すぎて・・・自身で問題点を発見出来たり、修正改善点を判断できるまでのスキルがあれば別だとは思うのですが、そこまで至らない(もちろん自分自身もです)人にとっては、途方に暮れるようなところもあります・・・。でも、ヒントをくれているのは間違いないので、問題点がどこにあるのか探っていけばいいはず。

そこで自分なりに3つの基準について考察みたいなものをしてみました。
あくまでも個人的に・・・なので、それが「基準に対する正しい考察」なのかはわかりませんし、Audiostock側には勿論問い合わせ出来るものでもありません。「ひとつの見方、考え方」としてとらえてもらえたら幸いです。

メールに記載されている3つの基準は・・・

1.音源/機材の品質
2.打ち込み技術、ミキシング/マスタリング技術
3.楽曲(音楽的な違和感の有無、商業的観点でのクオリティの有無)

となります・・・

それぞれ順に個人的考察?を書いていこうと思います。

音源/機材の品質

まずは一つ目のこれについて・・・ですが、よほど質が悪いものでなければこれで引っかかることはないよう思います・・・。

現在DTMが主流だったりしますが・・・もちろん制作するのに必ずしもDTMである必要はないわけですし、そうなると、極端に言えばテープのMTR(今も所有していて動く人もいるかもですから:笑)でラインでドラムマシンやらシンセやらをつないで・・・って録音をして作っても当然いいわけですから・・・。

そういった場合も含めておそらくトータル的に完成音源としての音質なんじゃないかなと思ってます。

DTMでやってる場合、音源の品質って言われたらVSTの質とかかな?って思ったりもするかもですが・・・。
でも、自分がAudiostock始めた時にはサードパーティーのプラグインはiZotopeのミックスダウン系のプラグイン以外は持っていなくて、楽器の音源は全てCubase (Elements)のデフォルトであるHALion Sonic SEやPrologueとかGroove Agent SEしか使えなかったわけですが、それで制作した曲は審査通過してます。

Garage Bandがどうというわけでもないですが・・・iPhoneやiPadにも無料でついているDAWで制作されている方もいらっしゃるみたいですが、それでキチンと販売されていて、購入もされているみたいです。

次の項目とリンクすると思いますが、より良い音源があるに越したことはないとは思いますが・・・。生の楽器で言えば、ギターなんか顕著だったりしますが、同じアンプ、同じセッティング、同じギターでも弾く人によって音が変わったりしますし、どう使えているかっていうのが大事な部分であって、高価なサードパーティーのインストゥルメンタルに変えたら審査が通るわけではないのじゃないかと思います。

打ち込み技術、ミキシング/マスタリング技術

2つめの基準。
これは、技術そのものの向上を目指していくしかない・・・ってなると、結局、壁が高いかもなのですが・・・。ただ、色んな音源を聴いたり、少しずつ試行錯誤をしていけば自分自身のスキルアップになるので、ここは頑張りどころ。頑張るしかないと思ったりはしています。先ほどの音源の問題とリンクするのかもっていうのは「打ち込み」って書かれていますが、歌だったり、生演奏だったりしたりするとやっぱりある程度最低限のスキルがないと「商用」として使えるレベルに達しないと思うので・・・。

なので、この基準はすごくわかりやすいと思います。
技術そのものとは違うかもしれませんが、ちょっとしたミックスバランスを変えて再申請したら通った楽曲もあります。
以前「ヒトリホリック」というアーティスト名で通常の音楽配信の代行サービスを通して配信していた童謡のロックカバーの音源があるのですが、インストバージョン、カラオケバージョンも併せて配信していたのを一旦やめて、インストバージョンをAudiostock用にしようと思って、一部音源を差し替えたり、ミックスも微調整したりして審査に出してみました・・・。
しかし不採用(汗)
なので、更に修正してみたら4曲のうち、3曲は審査を通過しました。残りの1曲はやはりダメだったのですが、それも後日また修正したら通りました。

同じ時期にミックスしてる楽曲が審査に通らなかった・・・「その差」というのはハッキリしないところもあるのですが・・・。これまでは、自分的にミックスを修正しただけでは審査に通らない場合しかなかったのですが、今回、こういう結果があるので、やはり丁寧にチェックしなおしたりしてミックスの改善点を探ったりしていけば結果も変わってくるということは体験上わかりました。

なので、繰り返しになりますが、この基準を満たすには頑張ることが解決策な気がします。

楽曲(音楽的な違和感の有無、商業的観点でのクオリティの有無)

3つめ。
これが一番難しいところではあると思います。注釈はあるものの・・・「楽曲」そのものの品質なので・・・。

「音楽的な違和感の有無」っていうのは明らかに不協和音が鳴ってるとかそういうところなのかなと思ったりしますが・・・。
不協和音以外での「違和感」があるのだとするとトータル的なスキルの問題で改善出来るのかもですが、それがない(自分がそうです)の場合・・・審査通ってる曲があって、その技術で作ってみて違和感のない曲、むしろいいのに・・・って思ってる曲(笑)が審査を通らなかったりもありますから・・・。
そういったところもあり「音楽的な違和感の有無」でひっかかったのか「商業的観点でのクオリティ」でひっかかったのかどうかという判断は自分ではつかない・・・。

商業的観点でのクオリティってなると、もうそれは判断側にあるので、クリエイターの皆さんも試行錯誤したり、リサーチとかしたり・・・なんだとおもうので、その取り組みはしないとダメではあるかな・・・とは思いますが。

ちなみに個人的に審査に通りやすい曲はバンドサウンドっぽい曲がそうかなぁ・・・と思うのですが、シンプルな楽器構成、アレンジのものが通りにくい印象はあります。なので、自分的にある程度クオリティを満たせる曲っていうのは現状はそういう曲なのかもしれません・・・。

色々作ってみて、そういったものを探していくのも一つの手かなぁ・・・と思ったり・・・。

ひとつ個人的にわかりづらいのが「アレンジ」が2の技術になるのか、3の楽曲になるのか・・・。どちらともとれるような気がするので・・・。

アレンジがダメってことなら最初からやり直す取り組みをすればいいんですが、アレンジはおかしくないけど、ミックスがおかしいっていうのであれば最初からやり直す必要はないですしね・・・。

ミックスがダメなのか、アレンジや楽曲そのものがダメなのかっていうのは方向性の違うものでもあると思うので、その違いは不採用理由としてわかるとありがたいなぁ・・・と思ったりはします。

でも採用される時にはめちゃくちゃ親切

ここまで個人的に思う事で、かなり好き勝手なテイストで考察を書いてきましたが・・・。

「この曲を採用します」って判断された時は、ちょっとした再申請依頼の連絡を頂くときもありますが、それはめちゃくちゃ親切(笑)
ツンデレですか?っていうくらい・・・。

自分がこれまでに頂いたのは、ざっくり表現ですが・・・

・ノイズが入っている場合は何分何秒にこんな感じのノイズが入っているのでそれを直してください

・曲の終わりの残響音が不自然に切れているのでそれを直してください

・曲のフェードアウトが急すぎて不自然なので直してください

っていうようなものでした。
なので、決して厳しいだけではないとは思ってます。

結局はスキルアップをすれば解決することなんだとは思いますが・・・

それでもやっぱり審査通らないのが続くとモヤモヤしたりすると思います。
自分も始めた頃に2曲ほどスルっと審査に通ったので「おっ!行ける?」って思いましたが、その後さっぱりで、暫くあきらめてました。
でも再度、頑張り始めたらいくつか審査に通る曲が出来てきて、少し開けてきたところもありました。
その中で感じたりしたことを、ここまで個人的な考察として長々と書いてきましたが・・・自分と同じくらいのスキルの方や、本当にまだまだチャレンジしたてで、なかなか審査に通らないという方もいるかと思いますので、そんな方の参考に少しでもなればなと思います。

今年はとりあえず、明日で終わるし・・・申請できる曲もまだないので一段落ですが・・・来年また頑張っていこうと思います。

こちらの記事を気に入って頂いたり、少しでもお役に立てたり出来ていれば幸いです。もしサポートを頂くことが出来ましたら、今後の環境づくりなどに有効に役立てていきたいと思います。何卒宜しくお願い致します。