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SEからプロダクトオーナーへ !未経験な経理業務理解のためのHowToを紹介。

この記事は マネーフォワード関西拠点 Advent Calendar 2021 - Adventar の8日目の記事です。株式会社マネーフォワード の 関西拠点 に所属するメンバーのテーマ自由なアドベントカレンダーです。

はじめまして。
株式会社マネーフォワードの関西拠点で「マネーフォワード クラウド会計Plus(以下、会計Plus)」のプロダクトオーナーの坂口です。

関東から関西へのUターン転職をしてから、約2ヶ月が経過しました。
実家が近くなったことで両親に会う機会が増えたり、家や職場から山が見えたりして、関西に帰ることができて良かったな、と日々感じています。
Uターンにあたってはサポート費用も会社からいただくことができ、とても助かりました。

※なお、本キャンペーンはパワーアップして延長するそうです。楽しみですね!

会計Plusは経理業務で利用する会計ソフトなのですが、前職は通信会社で決済アプリのSEとして働いていたため、経理業務はほぼほぼわからない状態での入社でした。
現在は、会計Plusのプロダクトオーナーとして一人前になるため、経理業務の理解に奮闘中です。
(経理業務を知れば知るほど経理の業務量の多さにびっくりしています。経理担当者の方々すごい。)

そこで今回は、未経験の経理業務を理解する上でやったことを振り返ってみたいと思います。
初めてのnote投稿で拙い文章ですが、未経験な経理業務のプロダクトオーナーに挑戦する方の役に立つことができれば幸いです。

はじめに

そもそも、
未経験の経理業務でプロダクトオーナーとしてマネーフォワードに転職した理由としては、転職活動中に紹介いただいたnoteなどでマネーフォワードのUser Focusな文化やプロダクトオーナーの方々の挑戦・想いに共感したことが大きかったです。

選択を迫られる際にユーザーの価値を軸で意思決定をされていたり、プロダクト通してユーザに価値を届けられた時にやりがいを感じられていて、ユーザのことを考えたプロダクトを提供し、ユーザの声を真摯に受け止めながら開発を進められる環境があり、ユーザ・ビジネス・開発チームなど全ての関係者にとって良い循環だなと感じていました。
また、開発チームがユーザーに喜んでもらえるようにワクワクしながら開発を進めている点は、プレゼントを贈るような気持ちでユーザへプロダクトの提供ができて良いなと感じておりました。

実際入社してみても、ユーザにとっての価値を考える文化があり、ギャップは感じなかったです。
私もユーザに喜んでもらえるプロダクトを提供することを目指して、経理業務理解に励みたいと思っています。

経理・会計本

まったく経理・会計について知らなかったので、まずは経理・会計の概要がわかる本を見ていたので、いくつか紹介したいと思います。

■さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
身近な話題を基に会計の考え方を学ぶことができました。
身近な疑問から会計の知識につながるため、まったく会計について学んだことない人がまず読んで見る本としておすすめです。

■「経理」の本分
経理部の役割や価値について書かれてあり、本来経理として目指すべき姿について学ぶことができました。
会社の意思決定や価値向上に寄与するような業務を経理部が担えるよう、プロダクトを提供できればいいなと感じました。

■世界一楽しい決算書の読み方
貸借対照表(B/S)、損益計算書(P/L)、キャッシュフロー計算書(C/S)の読み方や、それら財務3表とビジネスモデルのつながりについて知ることができまあした。
ツイッターでもクイズ形式で決算書を共有されていて、勉強になります。
https://twitter.com/ote_walk

簿記3級

簿記3級の取得も経理業務の基礎として勉強になりました。
利用した教材をいくつか紹介します。
紹介した教材を使ってみて、3~4週間ほどで資格を取得できました。

■【簿記系YouTuber?】ふくしままさゆき
簿記の基礎の学習として、YouTuberのふくしまさんの簿記3級向けの動画がわかりやすく、とても良かったです。
2周ほど繰り返し見ていました。
kindle本も出版されているので、合わせてチラチラ見ていました。

■本試験予想問題集
ふくしまさんのYouTubeで基礎を学んだあとは、下記テキストを使って2周ほど繰り返し解きました。
特に、問2、問3については、動画のみでは回答が難しく、繰り返し問題を説いて慣れる必要があるかなと思いました。

経理実務の動画

簿記は帳簿の記載方法を学べるのですが、それだけでは実際の経理業務で発生する処理の流れが理解できず、もやもやしていました。
「のぞき見経理の現場!!」という動画を見ると、経理部の業務の大まかな流れがわかり、とても良かったです。
マネーフォワード クラウドERPの各種プロダクトがどの経理業務に利用されているのかも合わせて整理することで、理解が進みました。

会計Plusの機能理解の取り組み

経理業務に必要な機能が会計Plusでどのように提供されているのかについて、フレームワークやユーザインタビューを通して理解をすすめました。

■リーンキャンバス
リーンキャンバスは、9つの要素からビジネスモデルを整理し、全体を俯瞰するフレームワークです。
作成したリーンキャンバスを元に、会計Plusのプロダクトオーナーと何度か認識合わせを行うことで、認識のズレ埋めをしていきました。
未経験の領域でプロダクトオーナーの役割を行う場合、リーンキャンバスを使うことで、全体を整理しつつ既存の詳しい人から必要な情報を集めることができて良いなと思いました。
また、良いリーンキャンバスを書くために下記noteが参考になりました。

■ユーザインタビュー
マネーフォワードでは打ち合わせや勉強会などをZoomで録画して残しており、過去の有益な情報を得ることができます。
業務理解が乏しい中でユーザインタビューを実践することは難しいですが、過去のインタビュー結果が録画して共有されているため、
実際にプロダクトを使うユーザの声を聞くことができます。
異なる経理業務のプロダクト間での連携方法で手間になっている部分や、業務上不足している機能について、課題に対する温度感を感じることができました。
また、今後予定している開発に関して、提供した場合に使いそうかどうかの反応も知ることができました。
動画によって、テキストでは伝わらない感触がわかりやすいなと思いました。
今後は自分でもインタビューを実践しながら、理解を深めていきたいです。

さいごに

今回は、経理業務を理解するためにやったことを振り返ってみました。
ユーザが笑顔になるプロダクトを提供できるよう、今後も理解を深めて行きたいと思います。

Money Forward 関西拠点 Advent Calendar 2021 - Adventar 、明日9日目はエンジニアのYasuyuki Ageishi さんです。楽しみにしています!

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