駐車場内でも事故は起こる

 駐車場内で事故をしたことはありますか?事故というと路上で発生するものというイメージが強いと思います。ですが駐車場でも事故は起こります。どんな場所でもそうですが、事故を起こすと様々な人を巻き込んでしまいます。道路交通法がたびたび改正されており、年を追うごとに事故件数は減少傾向にありますが、事故件数はゼロにはなっていません。今もどこかで事故は起きています。その中に駐車場内での事故も含まれています。

〇入口での事故

 ゲートバー式駐車場でよく見られます。よく発生するのが、車と発券機の接触事故です。車を発券機に近寄らせすぎて接触してしまったり、発券機を倒してしまうこともあります。また、アクセルとブレーキを踏み間違えて、ゲートバーを折ってしまうという事故もあります。発券機は鉄の塊ですから、倒してしまうほどの衝撃ですと車の方も無事ではすみません。慎重な入庫をお願いします。

〇出口での事故

 ゲートバー式駐車場でよく見られます。入口と同じく機械(精算機)との接触事故が発生しています。しかし、精算機での事故は意図して引き起こす人もいます。料金を支払いたくないがために、ゲートバーを折り、強引に出庫する人です。やっていることは無銭飲食や万引きと同じです。オーナー様に被害が及びますので、料金未払いの強引な出庫は押し留まって頂きたいです。

〇場内での事故

 場内での事故は利用者同士のトラブルのもとです。平面駐車場であれ立体駐車場であれ、順路が存在する駐車場では、その順路に従わななければ、事故のもとになります。順路が存在するのに、少しの距離だからと逆走する車を見ますが、危険な行為なので、行わないで頂くよう切に願います。
 細かい事例を挙げますと、逆走、進路妨害、バック時の確認不足、アクセルとブレーキの踏み間違えと多岐にわたります。路上で起きているような事故が駐車場という狭い空間でも発生しているのです。
 駐車場ですので、当然歩行者もいます。アクセルとブレーキの踏み間違いで、子供を轢いたというニュースが時々あります。よくよく注意しないと身内をも危険にさらす結果になりますので気を付けて運転して下さい。

〇駐車場内で事故を起こさない為には

 機械への衝突、車への衝突、人身事故と駐車場内には危険が潜んでいます。事故を防ぐには、丁寧な車操作をすることが大切です。
 ポイントとしては、
 ①入出庫の際に、車を機械に近づけ過ぎない。
 ②アクセルとブレーキの踏み間違いに注意。
 ③順路を守る。順路がなければ譲り合う。
 この3点に気を付けて頂ければと思います。誰もが事故を起こしたくて起こしているわけではありません。少し慎重になるだけで、事故のリスクは減らすことができるのではないでしょうか。

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