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【CLE】ア・リーグ中地区王者が還ってきました【6月振り返り】

 お疲れ様です。いつも読んでいただきありがとうございます。Windiansです。
 皆さんも同じ気持ちだと思いますが、最近Twitterが使いづらくてなりません。Elon MuskはTwitterどうしたいのでしょう…居場所を求めて次のSNSを探さなきゃいけないんですかね。メジャーリーグの情報はチームも番記者も積極的にTwitterを使って発信しているので、貴重な情報源を失わないためにも早めの改善を期待しています。もし戻らなくても、ガーディアンズの情報はMLB30球団合同note企画から発信しますね!(宣伝)


1. 6月の成績

 6月は14勝12敗で貯金2、シーズン成績は39勝42敗の借金3としました。先月抜かされたタイガースを再びかわし、6/28には地区首位に立ちましたが、最後の2戦を落としてツインズと1ゲーム差の地区2位としています。細かい成績は以下のとおりです。

  • チーム打撃成績(()内の順位はメジャー30球団中)

・122得点(13位)
・21ホームラン(27位)
・257安打(3位)
・185三振(4位)
・72四球(21位タイ)
・12盗塁(24位)
・wRC+ 110(8位)

Fangraphsより引用
  • チーム投手成績(()内の順位は同上)

・106失点(10位)
・防御率 3.76(8位)
・FIP 4.12(12位)
・25被ホームラン(5位)
・201被安打(8位)
・218奪三振(14位タイ)
96与四球(23位, 前月比+24個)

Fangraphsより引用

 5月との違いは、「とにかく打てるようになった」という点です。5月も好調だったJosé RamírezJosh Naylorに加えて6月はWill Brennanも絶好調でした。これにより、中位で作ったチャンスを7,8番に座るBrennanが還すパターンを作れたことが要因として考えられます。また、6番に座るAndrés Giménezは長打が増え(後述)、非チャンス時でもランナーを還せるようになったことで得点の底上げができました。

主要打撃成績の比較。全項目で5月以上を残す

 反対に投手は与四球が激増しました。これは、先発のLogan AllenTanner Bibeeのルーキー2人が打者を打ち取るのに苦戦していること、Aaron Civaleが三振を奪える球のキレと引き換えにコントロールを失って怪我から帰ってきたことが要因として考えられます。それでも全体の成績がそこまで悪化していないのは、今シーズンを通じてハードヒットを抑えられているからでしょう。

2. ピックアッププレーヤー

2-1 Will Brennan

6月の成績
.333(87-29)/.363/.529/.892 wRC+ 144 14打点

Fangraphsより引用

 先程も触れましたし、何なら前回のnoteでも触れましたが、6月のBrennanはとにかく打ちまくっていました。下旬に入って成績が落ち着いてきましたがノーヒットの日は少なく、守備も含めて毎試合一定以上の貢献を見せています。要因は前回記事に詳しく書いてしまったので省略しますが、7月以降も打ち続けてくれるでしょう。

前回のnoteはこちら!

2-2 Andrés Giménez

5月の成績
.230(87-20)/.272/.299/.571 wRC+ 58 3長打 6打点

6月の成績
.241(87-21)/.313/.414/.727 wRC+ 99 8長打 16打点

Fangraphsより引用(5月6月)

 昨年MVP投票でア・リーグ6位だった男の調子が徐々に戻ってきました。チーム3位の16打点で去年あった勝負強さが戻ってきたのも好材料ですが、今月に入って「良い長打」が出はじめたことが一番大きいです。
 5月までは平均打球角度が10°を下回っていましたが、6月は一気に17°まで上がりました。長打が増えた要因は、このように打球に角度を付けられるようになったことが考えられます。3,4月は9長打と6月よりも多かったですが、打球は遅く角度もつかなかったために、同じような打球データだった5月は成績が落ちていました。これを踏まえると、打球データに改善が見られた6月は状態が上向いた結果と言っていいでしょう。

月ごとの打球角度の比較。左から3,4月、5月、6月、7月(参考)。
BaseballSavantより引用

 打率が変わらない理由は、平均打球速度が82mphから上がってこないことが原因と思われます。これはBaseballSavantの条件をクリアした選手の中で下位1%に入る弱々しさなので、ここを克服すれば全体的な成績も向上し、去年の光り輝くGiménezが戻ってきそうです。今月は執筆時点で3試合と、サンプルが少ないながら94mph出ているので、完全復活に期待しましょう。

2-3 Gavin Williams

6/21 vs アスレチックス(ホーム)
5.2回 被安打4(1HR) 4失点 4奪三振 3与四球

6/27 vs ロイヤルズ(アウェイ🛩)
7.0回 被安打1 0失点 6奪三振 2与四死球

計 12.2回 被安打5(1HR) 4失点 10奪三振 5与四死球

MLB.COMより引用

 ガーディアンズ傘下No1プロスペクトのGavin Williamsが遂にメジャーデビューを果たしました。彼の前はDaniel Espinoが傘下のトップに君臨していましたが、2021年に膝を怪我して以降、肩の怪我が絡んで2年近く復帰できず、今年も開幕前にシーズン終了が決定しています。ランキングも今年一気に下がってしまいました。そのため、Williamsが無事にメジャーデビューまでたどり着いただけでまずは一安心です。
 今のところマイナーでの剛球で押して奪三振の山を築くスタイルをメジャーで再現することはできていませんが、ヒットを少なくできている点は好材料ですね。開幕時点で傘下3位で、5月にメジャーデビューしたBibeeも数登板してからメジャーの壁に苦戦し始めたので、彼が今後どうなるか注目です。

3. 7月の展望

 7月は中旬にオールスターゲームを挟むため、少々試合数が少なくなります。

7/1~2 vs カブス(アウェイ🛩, 6/30~7/2の3連戦)
7/3~5 vs ブレーブス(ホーム)
7/6~9 vs ロイヤルズ(ホーム)
7/14~16 vs レンジャース(アウェイ🛩)
7/17~19 vs パイレーツ(アウェイ🛩)
7/21~23 vs フィリーズ(ホーム)
7/24~26 vs ロイヤルズ(ホーム)
7/27~30 vs ホワイトソックス(アウェイ🛩)
7/31 vs アストロズ(アウェイ🛩, 7/31~8/2の3連戦)

 7月は大きく分けて3つのチームと対戦します。

  • 地区首位または首位争いをしているチーム(7試合)

  • 同地区対決(11試合)

  • その他インターリーグ(8試合)

 今月のカギは同地区との11試合になります。しかも全試合が6月終了時点で4位と5位の2チームとの対戦です。地区首位を争うチームとの7戦で勝ち越すのはかなり厳しいので、ここで全勝とはいいませんができる限り貯金を作ることが目標です。首位のツインズは対戦相手のほとんどが勝率5割以下なので、後ろについてプレッシャーをかけ続けて7月を駆け抜けるのが理想ですね。

余談

 次のnoteは前半戦の振り返りになります。毎月の振り返りを続けていたらネタ不足が深刻になってしまいました。タスケテ…
 ちなみに、サムネイルはシンプル、スタイリッシュという名のほぼテンプレート流用を意識して作ってみました。

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