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「『筋トレが人類を救う』と主張する人間は人類を救う」 のか?

頭の中を吐き出したくなった。

「筋トレが人類を救う」?

これはガチ。真理。

  • 軍人が戦場で生き残るため。

  • アスリートが己の食い扶持を稼ぐため。

  • 一般の人が健康増進・運動不足改善に取り組むため。

  • お年寄りが自分の足腰で歩き続けるため。

  • 病人・怪我人が再び活動できるようになるため。

強度や手法を調整することで誰でも取り組むことができる。
世界ウン十億人の誰にとっても公平であり、やったらやっただけ成果が返ってくる。
(筋肉の付きやすさという側面において、「平等」ではないかもしれないが)

筋トレのメリットは挙げたらキリがない。
ここで今更列挙するつもりはないし、俺はプロのトレーナーではない。
まだまだ弱者、初心者、半端者、上り坂の途中で踏ん張っている矮小な存在でしかない。
筋トレに関してはいつも初陣の心持ちで取り組んでいる。

今回の記事タイトルを読んで、なお本文を読むことを選ぶような諸兄らには今更であるが、世界一わかりやすく筋トレのメリットを知るならこの1冊を読むが早い。

まさに、原点にして頂点。

筋トレが人類を救う。
筋トレはまず自分を救う。
救われた自分が、筋トレによって隣人を救う。
それが連鎖すれば世界は救われる。

しかし、筋トレがどれだけ有用であるかが広まっていても、筋トレを実際にやり始める人数に関してはまだまだ発展途上。
筋トレ自己啓発書を10冊読む根性があっても、腕立て伏せ10回を1週間も続けられない。

まだまだ「筋トレの良さの伝え方」には改善の余地があると言わざるを得ない。

メリット・デメリットを理屈・言葉にするだけではダメ。
「さぁ頑張ろう」と焚き付けるだけでもまだ足りない。
どうすれば、目の前の人間に汗をかかせることができるのか?

ここの壁は、おそらくとんでもなく高くて分厚い。

「『筋トレが人類を救う』と主張する人間は人類を救う」?

Twitterとかじゃあ、今や親上司の説教よりもたくさん耳にしているであろう「筋トレのメリット」を飽きもせずに垂れ流すアカウントが大量に存在している。
便宜上、俺が敬愛して止まないTestosterone氏を始め多くの筋トレインフルエンサーの方々に対して「ニセモノ」と呼称することにする。

ニセモノは、頼んでもいないのにタイムラインを侵食してくる。

情報が飽和している現代、今更ありがたがるような人間がいるとはおよそ思えないのだが、それをLike!したりブックマークしたりしているアカウントが一定数存在している。

でもそれって「本気」なのか?
本気なのか?という問いは、情報の受信者だけでなく発信者に向けた問いでもある

受信者。
ありがたーくブックマークした筋トレメソッドを読み返して、今日からでも筋トレをやり始める覚悟があるのか?
たくさん山積みになった情報の中から自分に最適なものを取捨選択して組み上げ、強度負荷を調整して…なんてめんどくさいことができるのか?
それだけできる覚悟と粘り強さがあるなら、そもそも「筋トレが続かない・実行できない」なんて悩みを持つはずがないだろう。
スマホを置いて、その場で10回スクワットをすれば良い。
中途半端な努力ならやらないほうがマシ、などという無根拠な暴論で自分を追い詰めることなく、無心で、10回。
10回できるか100回できるかの差は意外と大したことない。
1回も出来なかったやつが、10回できるようになることに比べれば。

発信者(ニセモノ)。

「筋トレに根性はいらない」とか、「これだけやれば大丈夫」とか、垂れ流すだけ垂れ流してあとは知らんぷりばかりだろう。「筋トレは最高だ!」「君も頑張ろう!!」とか気持ちのいいことだけ言って、あとは知らんぷりばかりだろう。
己の筋肉に乳酸を貯めることよりLikeのカウンターを溜めることにしか興味が無いんじゃないのか?
「筋トレは世界を救う!!」みたいなことを言ってる「だけの」やつが、本当に世界を救うことを考えているのか?

この人やべぇ、半端ねぇ、ってくらいの筋トレ魔人みたいな人を多く見かける中、PV稼ぎに特化したスッカスカの「ふぃっとねすいんふるえんさー」が多くて多くて。
ものすごく腹が立つわけです。

実は受信側を見向きもしていない発信側(ニセモノ)。
その場だけありがたがって、結局何も努力しない受信側。

ここの関係間で一生ループしてる。一生。無がループしている。
いつまで経っても筋トレの良さが真に広まらない。

終わりに

怒りに任せて色々書いた。
色々書いたが、俺がこの先やることは変わらない。
家に帰ったら筋トレをする。
以上。

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