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note AIアシスタント 使い方下手クソ選手権

先日、栄えあるnote AIアシスタント(β)の利用申請が通り、機能が使えるようになった。
せっかくなのでこのAIアシスタントに、ゼルダの伝説にまつわる記事の切り口を提案してもらおうと考えた。

大雑把ではあるが、

  • 幼少期のゼルダシリーズとの出会い

  • 大人になって、ブレスオブザワイルドと出会った話

  • 今年の新作が楽しみであるという話

…あたりを記事に盛り込みたいと考え、アシスタント君にinputしてみた。

情報量は多い方が良いとのこと

待つこと1分程度、以下の出力が返ってきた。

1. ゾーンタイムというジェネレーションギャップを超えた作品を紹介する。
2. 開発者インタビューでの作品への思いを語る。
3. プレイヤー参加型イベントを企画する。
4. 「ゼルダの伝説」シューティングゲームなど、戦略性を要する他のジャンルへの取組み方を考える。
5. 変わらず受け継がれている神話をテーマに、新感覚の内容を造り出す。
一手目でいきなりゼルダを無視

どういうことだ…?

どうやら、自分がゼルダ開発側の人間であると解釈されているみたいだ。
上記は記事ネタの切り口と言うよりも、ゼルダ作品の販促ともいえる内容である。
ちなみに1の「ゾーンタイム」というワード、どうやら何かの作品名のように書かれているが、ググっても情報は出てこなかった。(タイムゾーンというゲームはかつて存在していたようだが、おそらくそういうことでは無いだろう。)

ChatGPTでもそうだが、たまに存在しないワードを当然のように出してくるので真偽を確かめる必要はある。

ここで少し考えた。
内容を羅列するだけでなく、「こういうことを『自分が』書きたい」というニュアンスをハッキリ伝えてやらないとアシスタント君は理解してくれないのでは無いか。
現状、書き手がいちユーザーとしての立場であることが理解できないのではないだろうかと。
そこで2回目のinput。

・ゼルダの伝説(コンソールゲーム)を遊んだ思い出を書きたい。
・全部で3作品をプレイしており、それぞれの作品の思い出を書きたい。
・2作目と3作目の間に自身が成長して社会人になっており、一旦ゲームから離れていることを書きたい。
・3作品目を遊ぼうと決めたのは、1つのAmazonのレビューが心に響いたからであるという点を強調したい。
・勢いだけでNintendo Switchとソフトを購入して遊んだことを書きたい。
・タイトルコールのシーンでのワクワク感は今も昔も変わらない
・新作が楽しみであるという点を最後に強調したい。

「書きたい」「強調したい」という結び方に変更して、自分が少なくとも開発者では無い、一人のユーザーであり、その上で本作品に触れた思い出を書きたいということがしっかり伝わるのでは無いかと。

その結果が↓

- ゼルダの伝説(コンソールゲーム)を懐かしく思い出し、全3作品をプレイした経緯を書きたい。その間に成長し、一時的にゲームから離れた自身の気持ちを体験するためにAmazonレビューをいくつかチェックしてAha!と思ったのが、3作目に決めた理由であることを伝えたい。
- Switchに購入したゼルダの伝説のソフトを見た瞬間のワクワク感、タイトルコールのシーンでの熱狂感を忘れないように思い出す。
- まだプレイしていない新作も出ている今だからこそ、再び惹き付けられているゼルダの伝説を思う点を伝え興味を掻き立てる。
- 遊ぶためのコツや楽しい機能を利用して、どこまで遊んでいくかというストーリーを話していると、新たな出会いがあるかもという期待感を伝える。
- コンピューターを使わずソーシャルゲームプレイを楽しめる別の意見も出してみる。
Aha!

少なくとも自分がゼルダ開発者、あるいはなんらかの関係者であるという誤解は解けたようだ。

その代わり、日本語が少しギクシャクしている。

「AmazonレビューをいくつかチェックしてAha!と思ったのが、3作目に決めた理由であることを伝えたい。」

少し壊れかかっている。

それ以外にも、

  • 「まだプレイしていない新作も出ている」←出ていない

  • 「コンピューターを使わずソーシャルゲームプレイを楽しめる別の意見」←まさかのゲハ否定

など不自然な点がある。

ただ、あと一歩な気もしてきたのでもうちょっとだけinputを修正してみた。

もはやゼルダ記事を書くことはそっちのけで、「どうやったらコイツがちゃんとしたブログ記事の切り口を提案してくれるか」という一点に夢中になっていたことは大きな反省点である。

3回目のinput:

・ゼルダの伝説(コンソールゲーム)を遊んだ思い出を書きたい。
・全部で3作品をプレイしたことがあり、それぞれの作品の思い出を書きたい。
・2作目と3作目の間に自身が年齢を重ねて社会人になっており、一旦ゲームから離れていたことを書きたい。
・3作品目を遊ぼうと決めたのは、1つのAmazonのレビューが心に響いたからであるという点を強調したい。
・3作品目を遊ぶためだけにNintendo Switchとソフトを購入して遊んだことを書きたい。
・壮大な風景を目の当たりにしたときのワクワク感は、今も昔も変わらないと言うことを書きたい。
・今年の5月に発売される新作が楽しみであるという点を強調したい。

内容はほぼ変えてない。が、あまり崩した日本語では良くないのか?と考え、文末の書き方の統一をより徹底した。

運命の3回目、その出力は…

・ゼルダの伝説(コンソールゲーム)をプレイした思い出を、今の気持ちを込めて古今にわたって書きたい。
・ゼルダの伝説シリーズの3作品すべてをプレイした思い出を、まるで自身の時空を辿っているかのような記憶を取り出すように書きたい。
・時代は変わり、自身がおよそ10年余、年齢を重ねて社会人になってから一度ゲームから離れていたことを書きたい。
・1つのAmazonのレビューに感銘を受け、3作品目をプレイする決意、その決意の根拠となったレビューを記憶に強調したい。
・ Nintendo Switchを購入し、プレイヤーとして再びゼルダの伝説の世界へと繋がる過程を描くために、購入したハードウェアやソフトを記憶したい。
・懐かしいけれど、今も新しく、壮大な風景を見せてくれるゼルダの伝説で、今も昔も変わらないワクワク感をテーマとして書きたい。
・今年5月に発

まさかの文字数オーバー。

しかし、完全ではないとは言え、かなり良くなった。
いささか不自然な文、「こちらが問うたことにちゃんと答えてくれてない感」はまだあるものの、相当に改善されたことが分かる。
ちゃんと自分が「ユーザー」という立場にあることも伝わっている。
ここまで来るともはや感動してしまう。AIってすごい。


…と、AIアシスタントと壮絶に殴り合ったものの、残念ながらそこから記事に起こすまでは至らなかった。
β版故の「改善の余地あり」な仕様なのか、自分の使い方が下手クソだからなのか。
後者の可能性が否定できない以上、タイトルがあんな感じになっているのもやむを得ない。
彼を責めないでください。全部私が悪いんです。

そして今になって思うのは、
300文字くらいで「こんなこと書きたい」って情報がひねり出せるのなら、もはや切り口を提案してもらわなくても良いのでは…?
という身も蓋もない意見。

違うのか?そういう意図で用意された機能では無いのか?やっぱり使い方の問題なのか?

このアシスタント君からの切り口提案、うまく使いこなせた人がいたら是非一報いただきたい。

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