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海外在住ママの視点で考える子育て、教育、進学&アドバイス!

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海外で子育てをした経験を生かし、経験したこと、感じたこと、そして日本の教育システムについて感じること。子供一人一人の性格や問題について、一緒に考えていきましょう。
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#大学

親から見た、長〜い受験期間の末のコロナ禍での英国留学!

長かった娘の受験が終わり、新型コロナの第二波が押し寄せるイギリスへ旅立ちました。イギリスの大学へ進学するにはUCASというプラットホームへ必要書類を申請期限の高校三年生の1月15日までにアップロードして最大5校まで受験できます。3月あたりから順次合否の返事が届きますが、厄介なのが"Conditional Offer"という回答、条件付き合格という意味なのですが、この条件が不明な場合はつまり補欠合格のようなもので、合格者と定員、入学希望者のバランスをみながら補欠から繰り上げ合格

日本の「9月入学」は海外進学には不利?

グローバルスタンダードに合わせるべく新型コロナの混乱の中で降って湧いた「9月入学」論。皮肉なことに日本の高校から海外大学を目指す場合、「9月入学」は現実的ではありません。 その理由は日本の教育カリキュラムが「6・3・3制」であること。欧米は「5・3・4制」で高校が4年間。欧米の大学の出願締め切りは11月〜1月あたりなので、高校最終年度にはいって数ヶ月かけて出願校を決定し、出願用のエッセイや推薦状、同時に高校3年間の成績証明書などの書面を準備します。合格発表は2〜5月頃にかけ

親から見た国際バカロレア教育2

先日、国際バカロレアDPを取得した娘についてお話しました。プロジェクトやリポート、ボランティア活動、模擬国連の準備などに追われた3年間のようでしたが密度の濃い時間を過ごしたことに違いありません。大変な日々であったことはクラスメート全員にとっても同じ、今年クラス全員がDPを取得できたことは、協力し合い励ましあった素晴らしい成果であると思います。 大学進学を考える時期になって知ったことなのですが、大学といえば日本もアメリカも基本的に4年間、しかしヨーロッパ諸国では3年というのが