忘れたくない
人は今が幸せだと
昔、悩んでいた事が小さく感じる
ようになるものだよね
あの苦しみも
あの悲しみも
古い写真のように
色褪せていく
あんなに泣いたのに
あんなに辛かったのに
忘れてしまうんだ
だけど私、おかしいのかな?
むしろ、忘れたかった事が
なぜか味わった
嫌な感情の感覚を
忘れたくないんだ
それは今
起きている感情じゃないから?
通り過ぎた事だから
そう思えるのかもしれないが…
忘れたくない
忘れたくない
私の体と心が叫ぶ
私はその時、悩んでいても
必死に生きていたのだ
その生きてきた命の煌めき達を
私は全部
自分の宝物入れの缶に
そっとしまっておきたいんだ
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