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美容師の独立資金はいくら必要なの? 独立の形式別にわかりやすく解説!

こんにちは!

『GO TODAY SHAiRE SALON』広島店CM(コミュニケーションマネージャー)の川端真史です。

川端のコピー

今日は美容師独立資金について書いていきたいと思います。

美容師独立資金は、

どこに出店するか(首都圏か地方か)や、

どれくらいの規模で出店するか(サロンの大きさや、スタッフを雇用するかどうか?)にもよりますが、

大体1,000万円〜2,000万円と言われています。



『物件を借りてサロンを開業する』際に必要な独立資金は?


物件取得費用

自分の持ち家の一角を使って開業したり、物件を取得したりしない場合、物件を借りて独立することになります。

美容師独立はほとんどがこの形ですね。

物件を借りて独立する場合に必要なのは、だいたい

・前家賃      約家賃1ヶ月分
・店舗保証金    約家賃6〜12ヶ月分
・礼金       約家賃1ヶ月分
・仲介手数料    約家賃1ヶ月分

となります。

店舗の広さや、地域によっても費用は変わってきますので、予算に合う物件を見つけることが成功への第一歩と言えそうです。

内外装工事費用

物件を借りて独立する際に一番予算がかかるのがこの内外装工事費用です。

内装の工事(天井や壁を作る工事)だけではなく、給排水や空調、電気、ガスなどの設備工事もあります。

外装工事費はサロンの外装や看板などの制作費用です。

美容室はシャンプー台など水を使う設備が多いので、設備工事費が多くかかりますので、ここに予算がかかります。

また内装工事費に関しましては、作りたい内装によって予算が変わってきますし、スケルトンか居抜きかによっても予算が変わってくるので、しっかりと見積もりを取って進めていきたいところです。

美容器具

美容器具は、大きな店舗になればなるほど費用が大きくなります。

・セット面の鏡、セットイス、ワゴン、カットイス
・シャンプー台
・ローラーボールやデジタルパーマの機械
・ドライヤー
・タオル、クロス、ケープ

など、席数が増えればその分必要となる個数も増えるので注意が必要です。最初から全ての美容器具を買いそろえるのが難しい場合は、リースを検討してみるのも良いかもしれません。

材料費

美容室の営業に欠かせない材料費も、独立当初は全てを揃える必要があるので予算がかかります。

・カラー材やパーマ液、ストレート剤など
・シャンプーやトリートメント
・店販商品

その他

チラシを作ったり、クーポンサイトに掲載したりと、お客様にサロンに知ってもらうのに必要な宣伝広告費。

独立当初に赤字でも困らないように運転資金も必要です。

そう考えるとテナントを借りて独立する場合は、独立前にかなり予算がかかり、独立後にその赤字分を回収していくことになります。

美容師独立はハードルが高い、と言われるのはそのためです。

借金をして独立をしても、利益が出なければ独立は失敗に終わり、多額の借金が残ることになります。


『完全個室型サロン(モール型)を契約して独立した場合』に必要な独立資金は?

完全個室型サロン(モール型)の場合は、『物件を借りてサロンを開業する』よりは独立資金が少なく済む傾向にあるようです。

【完全個室型サロン(モール型)とは?】
セット面やセット椅子やシャンプー台が1〜2つずつ用意された個室を、月額定額で借りるサロンのことで、1つの大きな美容室をいくつかに区分けし、その1つ1つを美容師さんに貸し出すシステムです。

仮に8つの個室がある場合、8人の美容師さんが部屋を借りることができます。サロンの場所や規模にもよりますが、だいたい30万円前後の月額料金がかかり、部屋の広さは5坪前後の場合が多いようです。

独立までの流れ】
サロンを貸し出している会社と契約をします。
あとは毎月の家賃を払ってその1室を借りる形です。

独立のために必要な資金
貸し出している会社にもよりますが、敷金礼金、前家賃、後家賃がかかり、さらに設備や備品などを買い揃えると、トータルで200〜300万円前後の資金が必要になるようです。


『席占有型シェアサロンを契約して独立した場合』に必要な独立資金は?

【席占有型シェアサロンとは?】
セット面1席が用意された個室を、月額定額で借りるサロンのことで、1つの大きな美容室をいくつかに区分けし、その1つ1つを美容師さんに貸し出すシステムです。だいたい20万円前後の月額料金がかかるようです。

独立までの流れ】
サロンを貸し出している会社と契約をします。
あとは毎月の月額利用料を払ってその1室を借りる形です。

独立のために必要な資金
材料費などは自己負担になるようですが、それ以外はサロンに用意がある場合も多く、『完全個室型サロン(モール型)を契約して独立した場合』と比べてリーズナブルに独立出来るシステムと言えそうです。


『シェアサロンを月額契約してフリーランス美容師として独立する』際の独立費用

【シェアサロンとは?】
文字通り、美容室を美容師がシェアして使うサロンのことです。

美容師が毎月2万〜5万の家賃と、売上の20〜30%をシェアサロンに利用料として支払い、売上の70〜80%を報酬としてもらいます。

たくさんの美容師がサロンをシェアして使う分、美容師1人あたりの負担額が少なく済み、結果として駅近の高額な家賃の物件を低価格で使える、美容師の新しい働き方です。

独立までの流れ】
シェアサロンと月額契約を結びます。解約したい場合は1ヶ月前までに申し出ていただければ大丈夫です。

独立のために必要な資金
月額契約の場合は、事務手数料1万円と初月の月額利用料(家賃)2〜5万円のみでスタートすることが出来ます。

カラー剤やパーマ液など薬剤を使用する場合は、ご自身で準備していただく形になります。

美容器具や備品は全てサロンに用意があるので、ご自身で準備する必要がありません。


初期費用が少なくスタート出来ることが『シェアサロンを月額契約してフリーランス美容師として独立する』大きなメリットの1つです。

美容師独立となると、数百万から数千万の開業資金が必要になりますが、

『GO TODAY SHAiRE SALON』では、初期費用1万円+初月の月額利用料2〜5万円で独立することが出来ます。

『初期費用や月額の利用料(固定費)が少ないので利益も多く残る。』

リスクを出来るだけ減らして独立する方法ともいえそうです。


また初期費用や月額利用料(固定費)も少なくて済むので、顧客が少なかったり、売上が少なくて独立するのが不安な方や、美容師以外の仕事と併用して働きたい方にもオススメです。

サロンが駅から近い、デジタルパーマやスチーマーなど最新の設備が揃っている、水道光熱費やカード手数料も会社負担、お釣りの準備もしなくて良い、などもメリットです。


【まとめ】自分に合った方法で独立しよう!


いかがでしたでしょうか?

全国に25万件の美容室があり、毎年8000件近くの美容師独立開業するこの美容業界において、従来の物件を借りてサロンを開業する形と同時に、完全個室型サロンやシェアサロンのようなサービスも今後益々増えていくことになると思います。

皆さんが美容師として独立を考えたときに、様々な選択肢があり、美容師がより自由に独立できる世の中になっていくと良いですね!


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