ながめくらしつ「…の手触り」~昨日の手触り~
《初演の再演》2020.10.17
駅の改札を出たところから、すでにながめくらしつの作品の中にいるようだった。雨上がりの道路を進み、湿り気のある地下道を歩いていくと案内人が前を行くあの日の映像がふと浮かぶ。
ビルの最上階へ。一歩脚を踏み入れると、そこには配信で視た空間が夜景と共に美しく広がっていた。ずっとそこにあったかのようにずっしりと。圧倒されて足がすくんだ。
今日までいろいろな『触れる』の意味を考えてきた。触れたい、触れてはいけない、それでも触れなくてはならない、触