結婚の決め手も勘違い

彼は家族を大事にする人
だったので、私や将来できる子ども、
私の親も大事にしてくれる人だと
思い結婚を決めた。

しかし、大事にする対象は
自分の家族だけであった。

私の家族は、昔から車の事故に
よく遭う境遇だったので、
車の運転(免許の取得は絶対NG)
バイクの後ろには乗らない約束だった。

母は、家に彼を呼び出し
泣きながらお願いしていた。

その日の帰り、彼は超絶、不機嫌になり
一日、一言も口を利かなかった。
数日経つと、彼は平気に私を教習所へ通わせる。

私や私の家族を蔑ろにされた
気持ちを、吐き出す場所もなく
地獄の結婚生活を続けていた。

自分の家族だけが
大事だと思わされるエピソードで
もう一つあるのが彼の給料と
保険金の受取人だ。

彼は、お金の管理の一切を
母親に任せていた。
結婚後もちろん私が引き継ぐものだと
思いきや、義母から衝撃の言葉を聞いた。 

通帳はローン完済まで預かります。
生活費は、あなたの口座に振り込むから


生命保険、医療保険の受取人は私から変えないでね

と。このご時世、財布は別の家庭は
多いと聞くがこれはやり過ぎでは
無いか?と疑問符が脳内でたくさん
ついたが義母に逆らうことができず従った。

彼の仕事は出来高制なので
毎月決まった金額ではない。
ひどいときは振り込まれる金額
たったの7万円だけ。
多いときでも義母から振り込まれる
金額は、生活費の半分以下。

本当に家計は苦しかった。
食費を削る他ないが、質素な食卓だと
彼は不機嫌になるので
業務スーパーや値引きシールの食品を
買い漁る日々だった。

それを傍目に彼は、
何台もバイクを買い替え
生活費の為に節制する素振りは
まったくない。

身の丈にあった遊び方をしてほしいものだ。

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