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やらないと決めたこと

自問自答ファッション講座で「着ないものを決めるといい」と言われたが、これができそうでなかなか難しい。でも、やらないと決めて楽になったことがある。ネイルアートだ。

今までやっていたことをやめた話ではなく、やりたいけどうまくできなくてやだ~→無理してやんなくていいんじゃない?という話。

ネイルについての会話から

綺麗なネイルの人は素敵だなと思うし、否定する気はない。でも、今の自分の価値観で、自分には必要ないなと思うのだ。

以前、いつもネイルアートをしている後輩が「裸の爪が何か恥ずかしい」と言っていて、そうかー私はむしろ何か塗っている方が恥ずかしいな、と思ったことがある。

一応説明しておくと後輩は「先輩もネイル位した方がいいっすよw」みたいなマウントでは全然なかったし、私の感想も「会社でそんな派手な爪して恥ずかしいわ」みたいな意味ではなく、急にマニキュア塗りだしたら色づいたみたいでキャラじゃないから今更できないな、という自意識過剰な恥ずかしさを意味していた。

興味を持っていた時もあった

ファッションもアートも好きなので、ネイルアートに興味を持ったことはもちろんある。

中高の時は、平日は校則でダメ、休日は休日で親に見られるの恥ずかしいしめんどくさい、でもネイルアートしてみたいな。ということで、雑誌のデザインを真似てせっせとネイルチップを作っていた。100円ショップで買ったチップにドラッグストアで買ったマニキュアを塗って、たまにシールやストーンをのせていた。

今思えば単純に工作として楽しんでいたような気はする。笑 自分で言うのもあれだが、今より断然器用だった当時の自分、そこそこ上手くできていたように思う。

一人暮らしをするようになったら堂々とネイルアートを楽しむんだ!と当時は思っていた気がするが、大学生になっても、働き出してからも、数えるほどしかマニキュアを塗って外出したことがない。

理由1

ギターやピアノを弾いていたから。爪が伸ばしにくい、はげやすい。まあでも短くてもアートはできるし、言い訳といえば言い訳。そして働き出してからはそんなに弾いてない笑

理由2

ブームが去った笑 せっせとチップを作っていたことで、細かいアートを施したい欲がある程度満たされてしまった。(人間の体のパーツのおしゃれ的発想ゼロ)

理由3

キャラじゃない、恥ずかしいから。完全に自意識をこじらせているだけなのだが、でも、これが一番大きい気がする。出かける前日塗ってみるが、何かこっぱずかしくなってやめた、ということが何度となくある。

「今日爪かわいいね」とか言われたから何だって話だし、慣れれば平気だろう。別に在宅勤務とか、家にいる日に純粋に自分のためにアートすることもやろうと思えばできたはず。我ながらめんどくさい笑 

勤務地が変わった時も「ネイルデビューチャンス?」(大袈裟)と思ったが、タイミングを逃して結局やめた。

理由4

不器用&せっかち、めんどくさがりになった。

超速乾のラメとかじゃない限り綺麗に塗れない。それでもめんどくさい。落とすのもめんどくさい・・。

今度こそ!とたまにネイルカラーを買ってはみるが

塗っては失敗orやっぱいいや、となり、結局使われなかった屍たちが増えていく。

不器用ならネイルサロンという手もある。ただ、ネイルサロンにそんなにかけるんだったら他の事にお金を使いたい(私の場合はという話)と思ってしまう。あと、恥ずかしい問題は解決しない。

綺麗な指先の人を見る度に勝手にモヤモヤしていたのだが、ある日片付けをしていた時、上述の屍たちを見て、ふと決めた。

もう、自爪キャラで行こう

そしたら何だかスッキリした。

そもそもネイルアートって、指先まで気を遣うことがいいんであって、いかに細かく美しい絵を描くかとかって米粒アートの世界じゃん。

アートしたまま伸びきっているよりも、自爪綺麗にした方がいいわ、爪の形含め自分の手好きだし、と思ったのだ。

いや、米粒アートはすごい。自分でもネイルチップ作ることそのものが楽しいと思ってたくらいだし、小さくて持ち運べる、でも寿命の短い儚いアートとして楽しむのは、それはそれでいいのか。男受けとかハナから狙ってねえよ自分で好きだからやってるんだ的な話も聞くし。

名刺交換とか初対面の時に会話が広がるみたいな話もあるけど、私は腕時計とか指輪で代用できればいいかな。

まあ自爪のケアもそんな十分にできてないんだけどね。そろそろ乾燥との戦いだ。

もちろん今後考えが変わって、やっぱネイルやりたいと思う日がくるかもしれない。

実はそれがなりたい姿じゃないのに「ネイルしなきゃ!」という呪縛をかけていたのは自分自身だったんだと思う。メイクでも似たような話ができそうだな。



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