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やはりすごい国宝の火焔型土器たちと縄文文化の一つの極致ー十日町市博物館[JOMOSEUM]

新潟県十日町市といえば、国宝の火焔型土器が出土した笹山遺跡がある場所。信濃川は津南町、十日町市、小千谷市、長岡市と流れ、十日町市があるのはまだ山間といってもいいところでしょう。

その十日町市博物館のメインの展示の一つが、国宝を中心とした火焔型土器です。国宝に指定されているのは深鉢形土器57点(附指定として、土器・土製品72点、石器等約800点も指定されています)。その一部(十数点?)がここに展示されています。

中央の展示ケースは月替りのようです

これだけ素晴らしい土器がまとまって出たというのはやはり驚きで、国宝というのも納得です。いわゆる火焔型ではないものも素晴らしいです。

国宝以外にも素晴らしい土器がたくさんあります。火焔土器様式だったり、その前後のものだったり。

たくさん紹介したいのですが、際限がなくなってしまうので、ぜひ現地で御覧ください。新しい博物館なので、すごく見やすいのもいいところです。

国宝に附指定されている土偶や土製品も。三角形土製品はあちこちで大量に出土していますが、笹山遺跡のものは細工が細かいような気がしました。

十日町市には笹山遺跡以外にも多くの遺跡があり、土器、土偶、石器がたくさん展示されていて、縄文時代の文化の中心地の一つだったのではないかと想像してしまいます。

高い技術力を持つ土器制作集団がおそらくいたであろう縄文時代の十日町市は文化的極致のひとつと言えるのかもしれません。ここで魅力をたっぷり味わいましょう。

十日町市博物館HP
住所:十日町市西本町一丁目448-9
開館時間:9時~17時(月曜休館)
入館料:500円
撮影:可
アクセス:十日町駅から徒歩約10分。

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