大船遺跡の石皿の山[JOMOSEUM]
大船遺跡は、世界遺産(候補)の「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産となっている遺跡です。
基本的には遺跡を再現展示している場所で、展示施設である管理棟には、写真やジオラマがあるだけで、遺物はほとんどありません。行ったときは、土器が一つだけ置いてありましたが。
ところが、この管理棟の外に「石皿」という立て札とともに大量の石が置いてあるスポットがあります。これがなんとすべて本物の縄文時代の石皿なのです。個数はよくわかりませんが数百個はくだらないでしょう。
使い込まれて深いくぼみが刻まれているものなどもあり、しかも触り放題。縄文文化交流センターに大事そうに数個展示されているのが嘘のようでした。どうやってこんな大量の石皿が出土したのか謎は深まります。資料によると2000点以上出土したらしいです。
周辺の集落から石皿を集めて「石皿供養祭」でもやっていたのか、あるいはなにかに再利用したあとのものなのか。
石皿の謎も気になるし、遺跡も素晴らしいので、世界遺産になったことですし、ぜひ行きましょう。
大船遺跡(HP)
住所:函館市大船町575-1
開館時間:9時~17時(12月~3月まで閉鎖)
入館料:無料
撮影:可
アクセス:函館駅からバスで1時間40分、大船小学校前から徒歩約6分。
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