見出し画像

火焔型もあるけれど、その他の時代・文化も感じられるーみつけ伝承館[JOMOSEUM]

新潟県の長岡市と三条市に挟まれた小さな市が見附市です。その見附市の郷土資料館がみつけ伝承館です。

見附市には、耳取遺跡という縄文時代草創期から弥生時代にかけての遺跡があり、縄文の展示はこの耳取遺跡の出土品が中心になっています。

耳取遺跡など縄文時代の遺跡は主に信濃川の河岸段丘にあるので、信濃川文化圏で、中期には火焔型土器も出土しています。

他にも興味深い土器があります。火焔土器様式だと思いますが、焼町も感じさせるような土器です。

こちらは後期の三十稲場式でしょうか。

小さめの土偶や、見事なヒスイも。

信濃川流域は同じ文化圏のようで、上流から下流にかけて微妙に変化しているようにも感じて、見附市の遺物もそういう視点で見るとなにか発見があるのではないかという気がしました。

長岡市や十日町市の博物館のような迫力はないですが、草創期から晩期までの変遷について考えを巡らせる事もできるので、これはこれで楽しい展示だと思います。

みつけ伝承館(HP
住所:見附市学校町2-7-9
開館時間:10時~17時(月曜休館)
入館料:無料
撮影:可
アクセス:見附駅から徒歩約25分。

縄文の遺物が見られる博物館・郷土資料館情報はこちら。


よろしければサポートお願いします。サポートいただいたお金で新たな縄文スポットを探索に行きます!