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仕切り付き土器や再葬墓など珍しいものが色々出土ーごのへ郷土館[JOMOSEUM]

五戸町は八戸市の隣、郷土館は八戸市よりの廃校を利用して設置されています。

展示品はそれほど多くないですが、珍しいものもちらほらあります。まずは、地味ですが仕切り付きの深鉢です。楕円形の土器の真ん中に仕切りがあります。用途はわかりませんが、2種類の液体を入れたんでしょうか。

こちらも不思議な土器で、犬のような動物が口縁部についている土器です。失敗作なのか何なのか不格好ですが動物の部分ははっきりわかります。

こちらも少し珍しい土器。4つの筒のようなものが口縁部についています。何かを指したのか、ただの飾りなのか、不思議ですね。

土偶は板状土偶がいました。三内丸山を始めとして青森では多く出土しています。いい表情ですね。

石器でも、水晶製の石鏃や両面に精巧な彫刻を施した石冠などがありました。

また、町内の薬師前遺跡からは、縄文時代後期の再葬墓が発見されました。重要文化財に指定され、出土品は八戸市博物館に所蔵されていますが、こちらには墓抗と土器棺のレプリカが展示されています。

ちなみに、八戸市博物館にもこの薬師前遺跡の土坑墓の展示がありました。

なんかちょっと違いますが、縄文時代の埋葬方法を知ることができる貴重な資料です。

ここ五戸と隣の八戸含め、三八地域を回ってみるといろいろと面白い発見があるのではないでしょうか。

ごのへ郷土館HP
住所:三戸郡五戸町大字豊間内字五ケ久保3-1
開館時間:10時~17時(月曜休館)
入館料:無料
撮影:可
アクセス:八戸駅からバス、ごのへ郷土館前から徒歩1分

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