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<3/16放送>スノーピーク大幅減益から考えるキャンプブーム終焉のマーケティング的考察(通常放送)

キャンプブームの失速により、スノーピークが業績予想を大幅に下方修正しました。2023年12月期の連結決算では、売上高が前年比16.4%減の257億円、営業利益が同74.3%減の9億円、純利益は同99.9%減の100万円。
この業績悪化を受けて、経営陣による買収(MBO)により、株式を非公開化する公開買い付け(TOB)が発表されました。
キャンプ専門店などアウトドアに依存する企業は在庫過多になっており、業績が厳しい状況のようです。

初心者の大量参入でキャンプ場が非日常から日常の場所になってしまって体験価値が悪くなり、コアファンは逃げ、初心者もリピートしなくなってしまった

コロナ禍において密を避けつつ楽しめるとして注目を集めたキャンプですが、最近のデータでは初心者の購買が減少しており、顧客離れが見られます。

ハックさん考察
キャンプの醍醐味の一つは『非日常的な体験を得られる』ことでしたが、その体験価値が低下したのではないかと。

初めはキャンプ場であれば普段とは異なる環境でカップラーメンを食べるだけでも満足できたり、スマートフォンを見続けることで楽しめました。しかし、コロナ禍の終息後は様々な選択肢が増え、「キャンプでなくても」十分に楽しめるというニワカ層は考えてしった。

コア層は自然を体験したり、不便さから生まれる楽しみを求めていましたが、ニワカファンの増加により、その体験価値が低下し、離れていったのではないか。
この現象をイノベーター理論を用いて解説されているハックさんの工法は、理解しやすい内容となっています!

マーケティング戦略とは「コアファン」と「ニワカファン」を絶妙に共存共栄させるためのものである。

新規顧客と常連顧客のバランスは運営側がコントロールすること『これがマーケティング戦略』。なるほどー!

「キャンプ場」は場を提供しているだけなので、世界観や雰囲気などコントロールが難しいんだな。

次回のプレミアム放送は、「コアファン」と「ニワカファン」の共存共栄を深掘る放送です♪

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