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【GT7】AFEELAの感想&良好な運動性能は実現可能なのか?

こんにちは、ブラボーです。

皆さんは2024.04.25のv1.46アップデートで追加収録された「AFEELA Prototype 2024」は体験しましたか?

今回はAFEELAをGT7で体験した感想をまとめつつ、ゲーム内で体験できる良好な運動性能が実現可能なのか考えてみたいと思います。

◆見かけによらない良好な運動性能

まず現状判明しているAFEELAのスペックをまとめると
・Eセグメント 4ドアセダン
・4WD シングルスピードEV
・PP546.75 489ps/2350kg
・前後重量配分 53:47
・F245/40 R21 R275/35 R21
・凄いセンサー盛り沢山

ソニーとホンダがタッグを組み2026年頃の発売に向け邁進するAFEELAですが、現状AFEELAの動力性能や運動性能に触れるWebサイトは見当たらず、高度な運転支援機能など専ら次世代モビリティとしての魅力や方向性を紹介するものばかりで、ドライビングプレジャーとは程遠い車なのかな?というのが正直な印象でした。

スペックを見てもEVらしくパワーはあるものの車重は重く、ゲーム内の車で言えばトヨタ・クラウンやマツダ・アテンザの様な「普通の4ドアセダン」に近いポジションを想像していたところ、アップデート当日AFEELAのパフォーマンスポイントが妙に高い事が判明しSNS上で話題に。PP546というとGRスープラや現行型フェアレディZ(RZ34)の様な300~400psクラスのスポーツカーに匹敵する数値です。

スポーツ走行と縁のなさそうな4ドアセダンが出したタイムとは思えない速さ

いざ乗ってみると、速いだけでなく結構攻めて走っていけるフィーリングの良さに驚愕。ラップタイムを挙げると筑波サーキットを1'02.6で走り、ニュルブルクリンク北コースでは7'38.5を記録。PPだけでなくラップタイムもGRスープラやフェアレディZといったスポーツカーに迫ります。低速からの立ち上がりがタイムに影響し易い筑波だけでなく、ニュルでも速いのは本当に意外でした。

ネガな点を挙げると最高速が控えめな事とコーナー進入時のアンダー、ニュルでは姿勢変化の大きさが気になりました。ただ諸元を考えれば車のキャラクターとして許容できる範疇のものです。総合的には流石に2.3トンの重さを感じる場面はあるものの、動き自体は悪くなくラップタイムもスポーツカー並みと文句なし。大人し目な外観とのギャップもあって本当に驚かされました。

ゲーム攻略の観点で見るとチューニングはタイヤ交換以外基本的に何もできませんが十分高い性能を備えており、ブランドセントラルでは何と無料で入手できる為、節約しつつカフェのメニューブックやワールドサーキットのレース攻略に役立ちそうですね。

◆この運動性能は本当に実現できるのか?

流石に実車のアフィーラを買ってニュルを全開走行する人は居ないはずですが・・・

GT7上ではまるでスポーツカーの様な走りに驚きましたが、同時に実車でその走りを本当に実現できるのかと疑念が生じます。静止状態からの加速性能や最高速度といった性能は問題なく再現できると思いますが、問題はコーナリング等の運動性能です。

一応無理難題という訳でも無く、そもそもAFEELAは販売価格1000万を超えるとされる高級車であり、実際に高価格帯の車が採用するサスペンション形式(Fダブルウィッシュボーン・Rマルチリンク)を備える等、スポーツ走行を目的としていなくとも、車の骨格にはコストが掛けられている事が分かります。

そして似たサイズ感のEVで運動性能にも定評のある車としてポルシェ・タイカンが既に市販されています。同車はGT7にも収録されており、比較のためAFEELAと同程度に出力を抑えて走行しましたが、乗り味に大きく差は無く、タイムはコンマ4~5程タイカンの方が速いという結果でした。

GT7は実車と条件を揃えて走行すると近いタイムが出る等、ある程度相関が取れています。このことから適切に作りこめば、ゲーム上で見られる運動性能を備えた実車が登場する可能性はあると言えます。但し、前述の通りAFEELAは全開走行時の性能を重視した車ではないのは明らかであり、開発チームがどのような車に仕上げるのか興味深い所です。

あくまで「これはプロトタイプであり実際に販売される車両とは異なります」と言ってしまえばそれまでですが、こうしてドライビングシミュレーターを題する作品で先行体験を兼ねたマーケティングを実施をするからには、実車もある程度プロトタイプに準じたものであって欲しいですね。

◆まとめ

3行にまとめると
・意外にスポーティな走りができる
・ゲームの攻略にも使えそう
・実車もスポーティな走りが可能になるかも

ポルシェ・タイカン他、テスラ・モデル3等も収録されていますが、どちらもスポーツカーを脅かすような速さがある所を見るに、EVの走行性能は侮れないものがあります。もし、EVで本格的に300~400ps程度の2シータースポーツカーを作ったらどうなってしまうのか、気になるところです。

そしてグランツーリスモに限った事ではないですが、発売前の車のプロトタイプをデジタルツイン或いはシミュレーター上に登場させて、その体験を元に購買意欲を掻き立てる・・・そんな時代がもう既に現実となりつつあるのが感慨深いです。

おしまい

◆参考・出典・引用

AFEELA Prototype 2024、『グランツーリスモ7』に登場! - ALEELA
https://www.shm-afeela.com/ja/news/2024-04-25/

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