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【GT7】Gr.3カテゴリの環境を振り返ってみる

こんにちは、ブラボーです。

公式戦のメインカテゴリでありマルチプレイロビーでも盛んにレースが行われるなど非常に人気の高いGr.3。今回はそのGr.3の環境やBoPについて考えてみます。

なお自分はスポーツモードの公式戦には一切出場しておらず、記事の内容は発売初期のデイリーレース及びロビーでレースをしている中で得た感想になります。

◆ロビーでの各車遭遇頻度と所感

2024年5月現在、Gr.3各車をロビーレースで遭遇する頻度別に分類してみました。

【常に見る】・・・8台
20AMG、18GT-R、マV、911
R8 Evo、ウラカン、650S、458
【結構見る】・・・7台
BRZ、M6、RC F、コルベット
RCZ、R.S.01、NSX
【偶に見る】・・・8台
ヴァンテージ、GRスープラ、ランエボ
ジェネX、ビートル、4C
18フォG、白フォG
【あまり見ない】・・・12台
Fタイプ、マスタング、アテンザ
ジェネシス、バイパー、Z4、SLS、FT-1
プV、シトロエン、スV、スープラ GT500
【見ない】・・・12台
ワV、枕F1、M3、DBR9、WRX、R8
13GT-R、16AMG、RC Fプロト、黒フォG
GT-R GT500、スカイラインSS

至極当然ですが【常に見る】区分に戦闘力のある車種が集まっていて、公式戦のワールドファイナルにも進出しているブランドの車種が多数を占めます。性能だけでなくGT3マシンは元々の人気もあって使用率が高く、現状ロビーレースに繰り出すと常に遭遇するラインナップといえます。

【結構見る】【偶に見る】の区分ではBoPや挙動の調整によって使用率が変動する車種が多い様に見えます。弱体化を受けて見かける頻度が少なくなった車もあれば、今まで殆ど見なかったのにアップデートに伴う大幅強化で突然見かけるようになる・・・この辺りはオンライン対戦ゲームの性で、素直に速い車を使おうという方が大半である事がよくわかります。

【あまり見ない】区分の車種は操作性に難があったり性能面でやや不遇な車種が多く、文字通りあまり見かけません。とはいえこれらの車種にもBoPと挙動の調整は入っており、いざ乗ってみると意外と戦えたりする車種や特定のコースで無類の強さを発揮する車種もあります。ロビー内のレベルに合わせたり、普段乗らない車種に触れてみようと思った際、ここから選ぶと案外面白いと思います。

【見ない】の区分では後継・代替車種の登場によって性能を意図的に下げられていたり、旧世代の車種が中心です。ごく一部を除きこの区分の車種は性能面で厳しい為かメインに使っているユーザーはほぼ見たことがなく、この辺りの車種を敢えて使うルールのロビーでも無い限り滅多に遭遇しません。公式戦で使う車種を絞りたいのであれば最初から選択できない様にする等、運営には取り計らってもらいたい所です。

こうして遭遇頻度の分類を見ると、やはり必要十分な加速性能を備えつつコーナリングの性能に優れる車種の使用率が高い事がよく分かります。違いはありますがGTS末期に近い勢力図のようにも見え、成熟すると自然とこういう形に落ち着くのかもしれません。

◆初期から現在のBoP

今でこそMR車が広く活躍している環境になっていますが、振り返ってみるとGT7発売初期の挙動は非常に難しく、特にMR車の操安性が壊滅的でした。その為FR車中心の環境となり、中でもコーナリング面で優れていたWRXとビートルが環境を席巻。その後アップデートでBRZ GT300が登場するとWRXは使用者が目減りし、BoP調整でビートルも突出した存在では無くなっていきました。

WRX&ビートルの時代が過ぎた後はM6やGRスープラ等が猛威を奮っていましたが、発売から半年強の間に幾度となく挙動とBoPに調整が加えられた事で911等比較的扱いやすいMR車が頭角を現し始め、他のMR車も腕利きのユーザーが扱うことで戦えるレベルまで復権。この頃には大半の車種がGTS末期に近いペースで走れる様になり、環境が一旦落ち着きました。

ところが2023年3月末にGr.3のBoPは全車種を対象に大幅な下方修正が入ります。大半の車種が500ps前後へ抑制、車重は1320~1380kgまで増量。結果ラップタイムは約2秒近く遅くなり、各ユーザーは対応に追われる事に。またターボラグが見直され一部MR車の加速性能が改善され最終的には戦える車が増えた形となり、当初は困惑したものの今思えば良い変更だったように思います。

それでも2023年シーズンの間は消耗面も含めるとコーナーの速いFR車がやや優位で、MR車は厳しめの重量調整が響き消耗面でやや厳しい立ち位置に置かれていました。そうした状況を運営側も認識していたのか、2024年に入ってから多くの車種の重量が軽減され、公式戦2024年シーズン開幕に至っています。

現在のBoPは2023年の全車種ストレートスピード抑制の方向性を基に、重量を軽減することで車両の操作性と消耗面を改善した内容になっています。極端にストレートスピードが速い車両がほぼ居ない事から相対的にコーナリング性能に長ける車種が強く、コーナーが苦手な車種はやや苦し目のバランスです。

実際のレースでは自分の体感上、加速態勢に入った時点で前方車両に0.4~0.3秒程度まで接近していないと、ストレートエンドで並びかけるのが難しく感じられます。故にコーナリングマシン同士でのバトルは膠着しがちですが、ストレートマシンはコーナリングマシン相手に付いていくのが難しい反面、いざチャンスが来た際の決定力が光るなど絶妙な力関係に落ち着いています。

◆まとめ

3行にまとめると
・2年でMR車は大躍進
・現状結構良好なバランス
・不遇車にもうちょっとだけパワーを

安易にパワーの上方修正をしてしまうとバトル時の優位性が大きくなり過ぎてしまい、均衡を欠くのは明らかで運営側もその辺りのバランス取りは慎重に行っていると思います。

現環境に手を加えるのであれば、個人的にはコーナーが苦手な車種を中心に今よりほんの少しパワーを与えても良いかなと思いますが、案外今くらいの調整が良い塩梅なのかもしれませんね。

おしまい

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