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【GT7】復刻してほしい名コース『東京R246』とその可能性について

こんにちは、ブラボーです。

皆さんはGT7や将来のGTシリーズへ追加して欲しいコースは何があるでしょうか。

国内外に実在するリアルサーキット、各国の都市を舞台とした市街地コース、挙げはじめたらキリがなく大変悩ましいのですが、もし自分が1つに厳選するならズバリ、「東京R246」を選びます。

◆復刻するに相応しいその理由

ご存知の方も多いと思いますが、東京R246は東京都内の国道246号線「青山通り」と近隣道路を走る市街地サーキットで、GT3からGT6まで収録されていた名コースです。

単純に自分がGT7で走りたいという願望も大いにあるのですが、そういった我欲を抜きにしても今まさにGT7へ入れるに相応しいコースだと強く感じます。コース図を実際に見ていきましょう。

直角コーナーはたった1つ! - 画像:GRAN TURISMO 6 Wikiより

・長い直線を備えた高速サーキット
・様々なコーナーがバランス良く点在
・レーシングカーでも十分な道幅
・適切なコース全長
・他に無い市街地ならではの景観

直角・半円コーナーだらけのストップ&ゴーレイアウトではなく、市街地コースらしからぬバランスの良いレイアウトが特徴です。バリエーションの観点から見ると現時点では高速道路モチーフのサーキットはあっても、市街地を舞台としたサーキットが無いGT7へ追加するにはピッタリのコースと言えます。

上記の要素が重要である理由ですが、GT7に収録されるコースの多くが競技シーンでの使用を想定していると考えられ、市販車からプロトタイプレーシングカーまでカテゴリや速度域を問わずレース中バトルし易いコースは、概ね上記の要素を備えています。

GT7で復刻された「トライアルマウンテン」「ディープフォレスト」に大きな改修が入ったのも競技の為だと思われますが、東京R246はそっくりそのまま導入してもなんら問題無く、競技の都合やバリエーション、シリーズのヘリテージを考慮して行くと総合的に美点の多いコースだと思います。

◆困難な市街地コース制作と解決の糸口

市街地コースの収録は困難で、主にコストが課題になっているようです。

シリーズ25周年記念のインタビューによると、市街地コース1つ制作するコストで常設サーキットを5つ作れてしまうのだとか。市街地とサーキットではオブジェクトの数が段違いで、制作したデータも流用が利かない事から市街地コースの収録が見送られてしまうのも仕方ない様に思えます。

但し何らかのイノベーションがあれば実現するだろうとも述べており、素人考えですが市街地コース収録実現の助けになりそうなプロジェクトもあるようです。

国土交通省が主導する日本全国の3D都市モデルの整備・オープンデータ化プロジェクト「PLATEAU[プラトー]」

PLATEAUの3Dマップ

山内一典プロデューサーはPLATEAUに実際に触れてインタビューにも答えており、制作に必要なイノベーションを求めAIによるデータ制作を行う研究を行っているとのこと。AIによる手作業の自動化を目指しているのだと思いますが、正に市街地コースの様な複雑なモデルの制作に向けて動き出している様に解釈できます。

25周年記念インタビューによれば、コースのモデル制作にはグローバルで公開されている地形データを元にしているとの事なので、PLATEAUをはじめとした各技術が活用され、GT7ひいては将来のGTシリーズへ市街地コース追加の可能性を高めてくれるでしょう。

◆まとめ

3行にまとめると
・東京R246はGT7追加に最適なコース
・市街地コース収録には課題がある
・解決に向けて可能性アリ?

前回のコース追加アップデートから5カ月程が経っていますが、そろそろ新しいコースが来て欲しいところですね。

おしまい

◆参考・出典・引用

「グランツーリスモ」・山内一典氏が求める「車とデータ」のイノベーション

祝「グランツーリスモ」25周年 ポリフォニー・デジタルのスタジオツアーで訊いた、シリーズ初期の貴重な開発エピソードから最新の開発事情まで
https://jp.ign.com/gran-turismo-7/64757/interview/25

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