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Waackにかける想い

こんにちは、Waackの振り付け(コレオ)を担当しました、27th Waackの岩崎莉乃と三島かれんです。今日は私たちがWaackに注いできた情熱、引退公演”Flash”にかける思いについてお話ししたいと思います。


Waackとは

皆さんは"Waack"をご存知でしょうか?
1970年代にカリフォルニア州のゲイクラブで誕生しました。当時、二重差別を受けていたアフリカ系アメリカ人のゲイの人々が、マリリン・モンローなどの女優に憧れ、ドラッグクィーンの所作を真似て、ファンクミュージックに乗せて腕を鞭のように力強く振って踊っていたことが起源と言われているジャンルです。

G-Splashでは、代々Lockのショーケースの中にWaackを取り入れてきましたが、先々代の25thからショーケース化を果たしました。
Waackを繋いで下さった全ての先輩方に御礼申し上げます。本当に有り難うございました。

「主ジャン化」という決断と挑戦

私たち27thが執行代になってから、Waackは主ジャンとして設立しました。
G-Splashでは自分のメインジャンルである「主ジャン」の他に、イベント毎に他のジャンルを「2ジャン」として踊ることができます。
私たち27th Waackは、主ジャン化以来、この2ジャンの存在に大きく助けられ、支えられ、Lock, Girls, HipHop, Houseからたくさんの仲間が「Waackを踊りたい」と参加してくれました。

主ジャン化は決して簡単な道のりではありませんでした。
Waackを主ジャンとして選ぶ子が4人という少数であることに不安や心配の声も上がりましたが、それでも27th幹部を始め、背中を押してサポートしてくれたり、2ジャンとして一緒に踊ってくれる仲間たちがいたからこそ、Waackとして、G-Splashとして新たな一歩を踏み出せたと思います。

そして何より、Waackを主ジャンとして選んでくれた28th, 29thの10人のWaackerたち。一人ひとりが頑張り屋さんで、とっても愛おしい後輩です。色々なWaackのスタイルや他のジャンルに挑戦することで、また新たなWaackをG-Splashに取り込んでほしい、チャレンジし続けてほしいと願っています。

Flashに込める思い

今回のテーマは、「美しさ」「華やかさ」「力強さ」で魅せることです。
Waackの力強さや腕のしなやかさに加え、ニュアンスや他のジャンルの要素を入れることで、私たち2人が好きなお洒落な雰囲気に仕上げました。
この2ヶ月間、各々が自分の魅力を全力で発揮しながらも、内側に秘めていた新たな得意分野を伸ばしてきました。Waackの基礎である腕回しが得意な子、自分の魅せ方を表現することが得意な子、まさに「個性大爆発」な努力家で自慢のWaackerたちです。

一人ひとりが表現するダンスを最大限に引き出せるよう、コレオとして構成や照明にもこだわりました。構成表は約60枚、照明案は9枚に及ぶほどの大作になりましたが、各々が「みんなでショーケースを創り上げる」という意識を持っていたからこそ叶えられたと思います。
本当に心強い仲間たちです。

最後に

私たち27th Waackにとって、全てのイベントが「主ジャンとしての初めてのイベント」であり、そのプレッシャーを感じながらも、自分たちの個性を表現することを目標に努めてきました。
Flashはその集大成です。どうか、私たちが最後まで輝く瞬間を、一緒に見届けて頂けたらと思います。

最強で最愛の30人のWaackerたちと踊ります!
魅せて魅せて魅せまくります!
ぜひご期待ください❤️


27th Waack 岩崎莉乃・三島かれん

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