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【開催報告】聞かせて!あなたのパワーワード!(11/11)

初めてnoteを執筆する学生スタッフのこーやです。

今回は11月11日(水)に開催されたオンラインイベント「聞かせて!あなたのパワーワード!」の様子をお届けしたいと思います。

1. 何故、今「パワーワード」なのか

 11月に何故このようなイベントを開催したのかについて、その経緯をお話したいと思います。
 開催に至った理由は大きく2つあります。
 まず1つ目は、11月イベントということで「秋」にちなんだイベントがしたかったからです。秋と言えば、「○○の秋」というものがたくさんあると思います。こちらの記事を読んでくださっている皆さんは、○○に何を思い浮かべるでしょうか。芸術、読書、食欲、スポーツなどたくさんありますよね。そこでこのようなトピックを扱って、秋らしいイベントをしようと考えました。
 そして2つ目は、コロナ禍による人々の疲弊を感じていたからです。SNSやマスメディアは、コロナの情報で溢れ、社会は混乱に陥り、これまでの日常が奪われ、その不安定な日々に疲れを感じざるを得なかった方も多いと思います。コロナ禍に入って約半年経った最近では、自殺のニュースも多く報道されるようになりました。このような状況を踏まえて、自分も含めてコロナ禍で疲れている人たちを元気づけるイベントがしたいと考えました。
 この2つの理由を合わせてうまれたのが、このパワーワードイベントです。自分に大きな影響を与えた小説の一節、歌の歌詞、映画や漫画の登場人物のセリフなどのパワーワードを共有することで、お互いに刺激やパワーを与え合い、コロナ禍で疲れた心を元気にしようと思ったのです。

2. イベント当日の振り返り

 イベント当日は、参加者と学生スタッフを合わせて6人で、それぞれのパワーワードを共有しました。
 まず最初に、僕こーやがパワーワードを紹介しました。

【こーやが選ぶパワーワード】
「人間は、自分が理解出来るように世界を簡単にしてしまうものなのさ。そして分かったことにする。だけど本当のことなんて、誰にも分かりはしない」(浅原、2018、23)
《出典》
浅原ナオト、『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』、角川書店

この記事を読んでくださっている皆さんは、このパワーワードから、どのようなことを考えるでしょうか。
 僕自身は、この哲学みを感じる言葉に大変考えさせられ、社会学のレポートやプレゼンテーションの題材にまでしました。あらゆる事象を単純化して理解しようとすることは、この未知で溢れる世界を生きていくうえで必要であり、人間の癖なのかもしれません。しかし、この癖によって、人の中にある多様性も単純化し、その人を理解した気になってしまうことが、あらゆる差別を招く原因の1つになっているのではないかと僕は考えました。
 イベント当日も、この内容について、それぞれが思うことを述べたり、関連する話をしたりしました。そこからは、他の学生スタッフと参加者の方のパワーワードの紹介へと続き、内容は多種多様で、「人生の歩み方について影響を与えたもの」、「自身がカミングアウトするきっかけになったもの」、「言葉それ自体の力を感じたもの」などがありました。
 それぞれの素敵なパワーワードとの出逢いを共有して、参加者全員で楽しくクロージングまで迎えることができました。

3. 学生スタッフ後記

 学生スタッフとして、記念すべき初のイベント企画・運営でしたが、自分らしさが反映されているイベントだったなと思っています。まだまだ未熟者ではありますが、自分のモットーである「目の前にいる人を1人でも多くハッピーに」を忘れずに、これからも学生スタッフとして活動していきたいと思います。
 ここまで読んでくださった方がいれば、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
 ここまでのお相手は学生スタッフのこーやでした!(言ってみたかった)