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ロックダウン中の上海でカレーを作る

上海はロックダウン中です。
三食を毎日同じ様な食材で作るのは結構大変で、今日はカレーにすることに。

と言っても私の場合、勤務先の大学キャンパス内で3月上旬に陽性者が出たため、3月上旬から外出禁止を命じられているので、もう一か月以上外出してないです。

食材調達が出来ないなど、日本では報道されていると思いますが、小区(日本でいう団地かな?)単位でのグループ購入という形で調達は可能です。

しかしこれは食材を購入できるコネクションを持っている人が同じ団地に住んでいて、なおかつグループのリーダー(団長、と呼ばれます)としてどの棟の何号室が何を買うかを取りまとめ、先に全員分を支払いし、その後まとめて団地の管理人室に届いた大量の荷物(グループ購入は50口とか100口が最小単位)を仕分けて各部屋へ届けるボランティアの住民がいて初めて成立する仕組みです。

幸い、私の住む小区には商品購入のコネクションがあってリーダーをやってくれる方々がいて、ほとんどの食材や日用品を入手する仕組みが立ち上がりました。

日本で報道されている食材などが調達できない、というのはこのようなグループ購入の仕組みができていない(全部Wechatでやるので、例えば団地の住民に老人が多かったり、日本人ばかり住んでいたりするとグループ購入の仕組みが成立しません)ことが多いようです。

買いたいけど、最低購入数に達しない、ということもあるみたいです。

というわけで、団長の能力がロックダウン下での生活にかなり影響するんですが、団地の民度も関係ありますよね。そこそこの値段の団地に住んでいる人達はそこそこの収入を得ているので、そこそこのコネクションがあって、他者と協力して難局を乗り切りましょう、みたいな感じになりますが、収入が少ない団地にいけばいくほど陰惨なことが発生しがち。

簡単に言うと金持ちケンカせず、ってことですね。中国は収入差、教育の差がえげつないので、こういう感じを日常的に体験しますが、日本も本質的には変わらないよな、と思ったりします。

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