記事一覧

えらばなかった道

熱海の街を使ったインスタレーションアート。 切り立った崖の上に、薄い布が貼られている。 窓があるたびに何度も目に入るけれど、海風に煽られて煽られて捲れて捻れて、時…

サキG
2年前
1

流れていってしまうのがさびしい

文を読むことが好きだった。書くことも多分、好きだった。 大人になって、時代は変わっていく中で かつてBlogを書いていたけれど、それは遺跡になってしまった。 Twitterも…

サキG
2年前

えらばなかった道

熱海の街を使ったインスタレーションアート。 切り立った崖の上に、薄い布が貼られている。 窓があるたびに何度も目に入るけれど、海風に煽られて煽られて捲れて捻れて、時々しか文字は読めない。 「えらばなかった道」 わたしはこの日何度も何度もこの作品を「えらべなかった道」と呼んで、 毎回「間違えた、えらばなかった道、だった」と訂正した。 おかげさまで、わたし自身がどこかで、自分に「えらべなかった道」があると感じているんだと気づいてしまったので、それがこのアートと出会ったということな

流れていってしまうのがさびしい

文を読むことが好きだった。書くことも多分、好きだった。 大人になって、時代は変わっていく中で かつてBlogを書いていたけれど、それは遺跡になってしまった。 TwitterもInstagramも嫌いじゃ無いけれど、流れていってしまうのが寂しい。 何かを見たこと、嬉しいこと、イラッとしたこと、書いたこと全部があっという間に、記憶が消えるよりも早いスピードで遠くに去って見えなくなってしまうのが寂しい。 ということは、わたしにとって書くことは記録なのだと思う。 必要なのは、文字数を