勉強を日常に溶け込ませる

もう少しで4月も終わりですね。

5月になるとゴールデンウィークも入ってきますし、学習計画も新たに立てたり、または修正したり。
昨年の試験終了後から勉強を始めている方にとっては半年が経とうとしている訳ですから、受験生にとって節目にあたる月になると思います。

独学・講座受講に関わらず
少しずつテキスト2周目3周目に突入している方も出てきていると思うので、これからメインになっていくであろう復習と日々の勉強をどう結び付けていくかについて、実践していたことや思ったことを書き残していこうと思います。

復習の進め方

Xでもポストしているのですが、講座を受講していた身として「講義視聴=補助輪」という見方でいました。
受講してテキストに知識を思い出すための手掛かり(マーカーやメモ書きなど)をしっかり残して、その後は早めに問題演習を通して復習に着手するのが吉と考えます。

テキストを一読→問題演習→改めてテキストを読む
復習においては大体この道順で進んでいくはずです。

この時、テーマ・論点を把握し→条文・判例を思い出し→問題に当てはめ結論を出す、という法的三段論法を絶対に忘れず意識して取り組む事が大事です。
ぶっちゃけ、最初のうちはテキストを見ながら、あてはめながらで、問題を解いてもいいくらいだと思っています。

法的三段論法が実践できると
「最終的に何を覚えれば良いのか」が分かります。
それはすなわち、「条文・判例知識」です。
問題文は表現の仕方で変化しますが
問われる「条文・判例」は基本的に不変です。
この「変わらないもの」をしっかり覚えることが
大事だと思っています。
問題演習は、その「変わらないもの」を「どの深さまで覚えなければいけないか」を身をもって体感するための材料と捉えることもできるなぁと今では思っています。

故に、学習初期の段階であれば
テキスト5:問題演習5
くらいだと思いますが
学習後期(直前期)では
テキスト8〜9:問題演習2〜1
になってくるはずです。

まとめると、「復習」というフェーズでは

テキスト(講義)を思い出し→問題に当てはめ→覚えるべき点を意識しながらテキストを熟読し、条文・判例を覚えるための勉強を反復継続していく。

という流れになり、そのために使用する教材のウエイトが学習時期によって変わってくる。ということになります。

何をもって「勉強」とするか

テキストを読み込むのも勉強
過去問演習をするのも勉強
アプリを使って…も問題演習に入るのかな?
YouTubeの動画を見るのも勉強

勉強方法は様々であり、十人十色と言っても差し支えないと思います。

ただ、上記に共通するものとしては
「手に何かを持っている」
=手元に無いと上手くできない

ここが、その日のコンディションによって
低い段差程度の時もあれば、高い壁みたいな時に感じる時もあります。仕事をしながら…、家事をしながら…、育児をしながら…、介護をしながら…。そして、限りある時間を全て勉強に捧げている人。
消耗しながら、日々頑張ってるわけです。
かく言う自分も、テキストを開く元気すらない日が
何日もありました。定期的に勉強お休みの日を作ってもなお、です。

でも、行政書士試験を合格するために必要な知識をインプットしたり、アウトプットしたりすることを0にした日は1日もありませんでした。
(矛盾しているようにも取れますが…)

それはなぜか。
「日々の生活の中に勉強を溶け込ませていた」から。
…やっとタイトル回収しました。笑
この方法は、手に何も持たずに勉強した知識を思い出す訓練が出来ます。宅建試験の勉強をしていた時から実践していますが、これもちゃんとした勉強のひとつだと思っています。

勉強を日常に溶け込ませる方法

「勉強した知識を日常生活に当てはめてみる」
端的に表現するとこうなります。

例を示すと…

同時履行の抗弁権で
「抗弁権が認められるか否か」と言う論点。
これを日常生活に当てはめてみると

コンビニなどで物を買って
レシート(受領証書)を受け取ったと同時に

(.弁済と受取証書→認められる)

(基本、同時履行の抗弁権は認められる方向性だ。)

(じゃあ、認められないものはなんだっけ?)

(債権証書と弁済、家屋明け渡しと敷金返還請求、抵当権消滅請求と弁済…)

こんな感じで、バァーっと思い出せるだけ思い出していく。もしも上手く思い出せない…となった場合は、早めにテキストを開いて確認することも忘れずに。
上手く思い出せないモヤモヤが、テキストを開くためのモチベーションにもなりますし、何より、正確な知識(テキスト)を確認しなくては自分がしっかり思い出せているかも判定できなくなってしまいます。

「レシートを受け取る」という行為たったこれだけで、合格に必要な重要論点の知識に触れる事が出来ます。しかも、日常的にやってる訳ですから、繰り返し回数もえげつないことになります。ここまでやると、そう簡単に忘れることは無いかと。
それにテキストなども必要無し。どこでも出来ます。
これが出来るようになると、勉強がすごく楽しくなってきます。それに、日常生活と結びつけて勉強していくので記憶する負担も軽減しやすくなるというメリットもあります。

日常生活の中で目にするものや触れるものをキッカケにして、そこから知識を連想していく。

あたりまえにやっている日常的な所作を通じて
自分にとっての「あたりまえな知識」を少しずつ増やしていく。

工夫次第で、どんなシーンでも「勉強に繋がる」という事が少しでも伝われば幸いです。




こうして記事を書くのは2回目ですが
毎度、上手くまとまっているか不安です。
何回読み直しても全然自信ないです。笑

ほんと、言語化するって難しいです。

そして、なんとかGWまでにアップできて良かった。

勉強法で悩んでいる方の解決の糸口に少しでもなったたら嬉しいです。

暑くなってきましたし、お互いさまに体調に気をつけて少しずつ頑張っていきましょう🍀

実務、簿記の勉強
少しずつでもやらないとなぁ…💦

最後までお読み頂き、ありがとうございました🙏🏻

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