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【追記】猫太夫は旅に出ました。


在りし日の姿

日頃より応援頂き本当にありがとうございます。
先日(7/30)に13歳の誕生日を迎えたばかりでしたが
食欲がまた落ちていたため、本日は別件(猫太夫が不調から遅れていた
犬の予防接種)で動物病院に通院し、口頭だけでしたが院長先生と
撮影した動画を見ながらお話をして諸々の確認をし、
結果、様子見をする事になり帰宅。
帰ると”どこ行ってたんだよ”と言わんばかりに犬を追いかけて
珍しく活発に動き回っていました。

夕方には最近の晩御飯の高栄養ちゅーるをしっかり食べて薬も飲み
自分が夕食から戻った19時頃にはいつも通り
涼しい風呂場で休んでおり、20時頃には最近の定位置である
廊下に置いてあるお気に入りの座椅子に移動したので
ご飯と水を廊下に移動させ「ご飯置いておくからね」と声をかけ
この時にはちらとこちらを一瞥したのか目が光るのを確認しました。

21時前に確認した際には座椅子で体を投げ出して熟睡していた様子
だったので体調悪いのに起こすのも悪いなと、そっとしておこうと
トイレの出入りをしながら確認しながらも
「あれ?いつもなら廊下に出てくるだけで起きるのに」と頭に過りましたが
最近あまり良く寝れないのに起こすのもなあと、離れました。
思えばもうこの時には息を引き取っていたんだと思います。

23時に、そろそろ寝ようとおやすみを言いに猫太夫を見に行くと
21時と同じ体勢のままでいる事に気づき確認したところ
体はほんのり温かいながら、静かにひっそりといつもの場所で
眠るように息を引き取っていました。

今日病院で「昔は10歳を超えると長生きなんて言われてたからね
今でこそ、長生きな子が増えはしたけども」なんて先生と
10歳が一つの区切りなんて話をして、通院をする緊急性のある状態の
再確認をした矢先でした。

多くの肥大型心筋症の猫の終わりが、心肺機能の衰弱から
肺水腫や胸水からくる呼吸不全から酷く苦しい終わりが多く
最悪のケースで血栓が飛び、その痛みで暴れてこと切れるなど
良い最期にはならないがゆえに、病院によっては発症が発覚した
時点で安楽死を進めてくる、病状が進行して安楽死の提案がある。
そういう病気であったにも拘らず、自宅で、ずっとお気に入りだった
寝床で邪魔されずに静かに旅立てたのは良かったのかな?
なんて思います。

ご飯の時間に愛想よく寄ってくる以外は、いつでも誰とでも
一定の距離をとり、その癖、夜寝る時は近くで寝る
必要以上は慣れあわない気質だったからか
「最後くらい知らせをくれて見送るくらいさせてくれよ」
そんな文句が出てしまうくらいにはいつも通りでした。

12月に病気が判明し、約8か月間もの間の闘病生活。
最初の頃は投薬が下手で何度も泡を吹かせるわ
噛まれて大怪我をするわで、大変でしたが
一時は普通に過ごせるくらいに元気も戻って
ご飯もしっかり食べ、よく眠り、調子がいい日は少し遊べるくらいには
病気を感じさせない姿を見せてくれて、夏を迎える頃から段々と
調子を崩し、ご飯も食べれない日が増え、眠るのも息苦しく短時間で
その姿を見せたくないのか同じ部屋では眠らず、
廊下や別の部屋で寝るようになって
「調子が悪いならこの部屋に居ればいいのに」と引き留めても
どこにそんな力があるんだと、用意した柵を軽々と飛び越えるくらいに
強情な奴でした。そんな猫太夫には辛い日々が続いていましたが
ようやく、ゆっくりとさせてあげれます。


本当によく頑張ったね、お疲れさま。
ゆっくり休んでね、猫太夫


いつか撮影した寝姿


貰うつもりが貰えなかった刺身の皿を見つめる姿


猫と言えばの寝方

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