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Re:天才シャドバプレイヤーなら全カード語れる説第四百二回「マジカルシューター」

今日は特にここに書くようなことはないです

本日の抽選は…

Re:402回「変なサーチ範囲、マジカルシューター」

SOR-ゴールド
3コストウィッチ・フォロワー
3/2→5/4
ファンファーレ 「ファンファーレ を持たないフォロワー」をランダムに1枚、自分のデッキから手札に加える。従順な駿馬1枚を手札に加える。
進化時 相手のリーダーか相手のフォロワー1体に2ダメージ。

「こんなページまで読むなんざ、大したマジメちゃんだ。
新入りに、このクソッタレな職を続ける気があるなら――
任せな。この私が、一人前になるまで守ってやるからよ」
――『マジカルシューターの日誌』、五ページ目

「この仕事はクソッタレさ。夢も希望もありゃしない。
アンタみたいなマジメちゃんが、命を落とす価値もない。
ミルクでも飲んで待ってな。終わらせてやっからよ!」
――『マジカルシューターの日誌』、六ページ目

従順な駿馬
トークン-ブロンズ
1コストニュートラル・アミュレット
自分のターン中、自分の場にフォロワーが出たとき、それ1体は+1/+1されて、これは消滅する。

ぶっ放すぜ、合法的にな!

マジカルシューターはSORにて登場したウィッチフォロワー。ヴィンセントの配下すぎるテキスト。

流浪の傭兵スタッツ(!?)で、効果はファンファーレと進化時の2つ。

まずファンファーレ。自分のデッキから「ファンファーレを持たないフォロワー」を1枚サーチ+駿馬1枚ハンドイン。

ファンファーレを持たないフォロワーとかいう意味わかんないサーチ範囲。これは同弾にて登場したレジェンドカード、アクセルヒーロー・マイザー及びピースキーパー・ヴィンセントをサーチするためのテキストとなっている。ヴィンセントは同名スペルを3回打つたびに顔込み3点aoeをぶっ放すリーダー付与をする4/4/4、マイザーは場からアミュレットが離れる度にラピッドファイア(2コス3点、4枚目以降は顔2点追加)をハンドインする1/1/2。爆アドリーダー付与+そのリーダー付与を活かすためにトークン加えまくる人という組み合わせ。この2枚はSORにて登場したウィッチの乗り物軸のキーカードであり、それを無理やりサーチするために作られたサーチ範囲となっている。

マイザーはアミュレット離れを条件としてラピッドファイアを加えるので、そうなってくると駿馬ハンドインが偉い。マイザーの弾を1発装填しながらサーチが出来るのはまさにテーマデッキ理想のサーチといったところだろう。

続いて進化時効果。好きな場所2点。この効果はマイザーヴィンセントの動きと特に関係は無いが雑に強い。サーチが済んで使い道が無くなってもファンファーレの駿馬と進化時の2点のおかげで手札で腐りづらい仕上がりとなっている。

このように乗り物を活用したウィッチでの活躍が大いに期待出来るサーチ札となっているのだが、実際に環境でそのような形で見ることはあまりなかった。

その原因が確定サーチではない事。マイザーも確かに乗り物ウィッチというデッキにおいて重要なカードではあるがそれ以上にヴィンセントによるリーダー付与が重要。ヴィンセントが1回リーダー付与したあとはいらないカードなので出来ればサーチに甘えて枚数減らしたいところなのだが、枚数を減らすとマイザーばっか持ってくる。増やしてもマイザー3は確定なのでどんだけ頑張ってもヴィンセント持ってくる確率は1/2。これが微妙。そもそも乗り物ウィッチが大したことないデッキって話もあるんだけど、このサーチのブレはかなりデッキとして構造の欠陥を感じてしまう。

ただ、この問題はすぐ解決されることとなる。それがマイザーのアッパー。マイザーにファンファーレの駿馬ハンドインが追加され、シューターのサーチ範囲から外れたのだ。これによってヴィンセント確定サーチが現実的に可能となった。やったね❤︎

しかしこのマイザーアッパー、ファンファーレの追加に加えラピッドファイアが1コスになるというバカみたいな上方修正も同時になされたので、ヴィンセントとか関係無くスペッチで馬鹿みたいに暴れた。そのせいでマジカルシューターは結局使われることが無かった。

というか乗り物ウィッチ、マジカルシューターをサーチ札として掲げてるくせにゼノ・イフリートだの料理人だの相性良いファンファーレを持たないカードが多すぎる。絶妙に何したいんだかわからない感じになっていた。

というわけで存在しない軸のサーチカードになってしまったマジカルシューター。このまま悲しくローテ落ちするかと思われた。

しかし、神はマジカルシューターを見捨てていなかった。超相性良いデッキが登場したのだ。

それが進化ウィッチである。

進化を稼ぐことでソニックフォーを馬鹿みたいに手札に加えられるテトラとヴィンセントのリーダー付与を合わせて盤面と顔面を焼き払いグリームニルで全てを滅ぼすデッキ。

このデッキでのマジカルシューターはマリーかヴィンセントをサーチ可能。そのうちマリーは1コスで進化を稼げるシグナみたいなカードであり、進化ウィッチの進化回数稼ぎをバグらせる1枚となっている。確定サーチしないのはどうなんだ?と思われるかもしれない。しかし、このデッキだと乗り物特化と違いヴィンセント進化はリーサルターン直前に切ればいいだけなので、マリー3ヴィンセント1〜2みたいな構成にして基本はマリー持ってくる前提で組まれていた。ヒーローマーズのトニーと同じ。

またマイザーも入っているので駿馬も有効活用可能。というかギルド会議で面作るデッキでもあるので雑に+1/+1バフが偉い。

この通り、マジカルシューターを隅から隅まで便利に使えるデッキとなっている。

環境で使われた例は進化ウィッチのみだが、そのサーチ範囲の異様さから変な事もできる。シュマエルとかオリハルコンとかイザベルとかラミエルとか虚無ルシフェルとか素フラムグラスとかサーチできるぞ!!!!楽しいね❤︎

ファンファーレを持たないフォロワー、テキストからは読み取りづらいが「結晶のみファンファーレを持っていて、本体はファンファーレを持たないフォロワー」もサーチ範囲となっている(ex.デスブリンガー)。ウィッチニュートラルにはいないのであまり関係ないが、一応知っとくと得することがあるかもしれない。コルネリウスとかミラーゴーストでパクったあと手札に回収するみたいな動きをすると、その状況が起こりうるので…。あと、能力によって後からファンファーレを持つカードもサーチする。ムニャール、クリムゾンラウラが該当。変な感じやね。一応ファンファーレを持たないフォロワーということで紹介したが、前者も後者もどちらかと言えばプリンセスナイトのサーチ対象でない方が重要な要素となっている。

フレーバーテキストはレヴィールの保安官補から繋がるマジカルシューターの日誌形式で書かれたもの。保安官は肥溜めのカスみたいな仕事という持論を展開しているのだが、部下には成長するまで守ってやる、と優しい一面を見せている。保安官補に対して掛け合いボイスで「よく耐えた、ひよっこ!」というものもあり、なかなか部下思い。いい人やね

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