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Re:天才シャドバプレイヤーなら全カード語れる説第二百九十一回「ゴシックリーパー」

Twitterの新機能カス!!!!くたばれ

事前評価ァ

R看守→C

連携を稼げる荒天の雷神。こう書くとなんか強そうだが、辺境の騎士見習いの方が多分強い。本体はドローしない代わりに体力が高いズラトロク。多分ズラトロクの方が強い。ただ、どっちも弱くないのでデッキに入ることはあるんじゃないですか?ロイヤルエアプだからわかんねえや

E看守→B

ゼノ匙なのでそこまで評価を落とす理由がない。ゼノ匙なのでそこまで評価を上げる理由がない。あの当時と比べると強いバウンスが森の遊撃者しか現状ないのが泣けるポイント。ただ新弾で1枚は出てくれるよな、1コスバウンス。それに期待してBに置いてるよ、俺は。本体もたまにウザそう

ウィムエル→C

書いてることやばいんだけど、じゃあどうデッキにするの?って言われたら「知らねえ!」って言いながら海に向かって走ることしかできない。序盤に引かないとカスだし所詮4/4だから、デッキの軸に据えるのではなく金剛の拳聖みたいな上振れ枠として扱うべきなんだろうけど、そもそもその上振れを受け入れてくれるデッキが無い。バウンスをそんなに多用するデッキがこの世にない。そういうデッキが生まれたら暴れ出す。現状は無理

本日の抽選は…

Re:291回「キャワワ!ゴシックリーパー」

DOV-ブロンズ
2コストネクロマンサー・フォロワー
2/2→4/4
ラストワード 自分の墓場を+2する。
ファンファーレ エンハンス 8; +4/+4する。自分のPPを6回復。

ちょっと前のアタシって、ステレオタイプの地味な死神。
でもでもね、超リスペクトな先輩が教えてくれたの!
仕事がツラくなんないように、自分のスキを混ぜるコト!

ミー先は、はっきし言ってスーパーリーパー!
キラキラキャワワなあの人を、アタシは見習っ……あー!
やばば、定時だー!幽霊さん、冥界送りはまた明日ー!

キャワワなリーパーめざすんで!

ゴシックリーパーはDOVにて登場したネクロフォロワー。テキストは大したことないがなんだかんだ使われたカード。

2/2/2でエンハンス8を持っている。

まず素の効果がラスワ墓地+2。2コスで墓3枚は普通に強いが、単体として見るとそれと言って語ることもない。というかこいつの4弾前に登場したトライサイズリーパーはファンファーレで墓2枚稼ぐことができたのでそこからすると劣化している。ラスワは相手に発動邪魔されたりするからね。(ファンファーレも一応エルタがあるが)

そしてエンハンス8。+4/+4して6pp回復。実質2/6/6になる能力である。2/6/6は確かにオーバースタッツ極まりないんだけど8pp下でしか出せないのを考えればこれも特段強い能力ではない。こいつが出るターン数は2/2も6/6も普通にサクッと除去される。弱いことはないがこれ目当てに採用するほどではない。

そして残念なことにゴシックリーパー、以上で能力は終わり。上記をまとめるとこいつ、デカくなれるけど墓稼ぎラスワになっちゃったトライサイズリーパー。ゴミ。普通に考えればこんなのが使われるわけない。仮に活躍できたとしてもトライサイズリーパーの4枚目以降。そんなもんに見える。

しかし実際には

バリバリ環境にいた。トライサイズリーパーを押しのけて。その理由はDOVにて登場したラストワードサポートの数々にある。

ラスワネクロはバトル中破壊された時にラスワを持っていたカードの数によって効果を発揮するカードを主軸としたデッキ。例えば人外魔境・クリストフ。4/4/4、ラスワ5↑でゴーストライダー出す、ラスワ10↑で自リーダーに「ターン終了時ラスワ持ちに守護付与&+2/+2」を付与。例えば忌まわしき再誕。1コスで自フォロワー自壊させるとバトル中に破壊されたラスワ持ち2コス以下フォロワーを蘇生、+3/+0して突進付与。ラスワ5↑で2ドロー、ラスワ10↑で蘇生の数が2に。両方ともバケモンである。これらのカードの登場によりラストワードの価値が飛躍的に向上した。

そして都合のいいことにこのデッキでは墓地も重要なファクターであった。死期を視るもの・グレモリーは墓が山の枚数を超えるとターン開始時に直接召喚され、場に出た時自リーダーに「ターン1でネクロマンスした際、そのネクロマンスした数値分だけ墓とpp回復」というイカレ能力を付与する。これによってトリモンをノーコストで出した挙句横にセレストマグナ置いたり、ネクロインパルスを連打したりできる。グレモリーを直接召喚するにあたっては墓を効率的に稼ぐのが極めて重要であり、ゴシックリーパーの2コスで3墓地はまぁまぁ効率が良かった。

ただ墓稼ぎならもっと効率のいいカードはある。例えばモーターグレイブディガーなら2コスで進化すれば5枚稼げる。そんななかでゴシックリーパーが優先的に採用されたのはラスワサポートによってどっからでも出せるからである。まずは先述した忌まわしき再誕。これによってゴシックリーパーが出てきながら山札も掘れるのでグレモリー直接召喚がありえないスピードで進む。このムーブ吐くほど強い。続いて死門を繋ぐ者。こちら出てきた時と進化した時に山札から2コス以下のラスワ持ちリクルート。2回の効果でどちらともゴシックリーパーが出ればラスワ3を稼ぎながら山2枚、墓7枚が増えるのでGP9。イカれてる。(GPとは「削れた山札」と「増えた墓」の合計数)

再誕も死門もできればゴシックリーパーが出てきて欲しいのでラスワ持ちフォロワーにはスカドリやカゲロウなど候補が当時から色々あったのだが、低コストラスワフォロワーはゴシリとボーンフリークくらいに絞られていた。そんだけゴシリが再誕から出てくるのが強いってことやね

また、ラスワネクロではよくわからないエンハンスすらも活用できる。それがインモラルディザイア爆弾。「ラストワード相手の顔に攻撃力分のダメージ」を付与できるスペルであり、実質2コスで攻撃力6となれるゴシリとは非常に相性がいい。グレモリー下で0コストになるトリモンに付与する用のカードとして採用されてるカードではあるんだけど、ゴシリにつけても十分強い。メインプランに据えるほどではないが、そもそもこいつには序盤の墓地肥やしフォロワーというれっきとした仕事がある。そのくせ爆弾にもなれるのは凄すぎって話。仕事出来過ぎだ。

このようにDOVラスワネクロにおいて欠かすことのできない重要パーツであった。

この後もラスワネクロというコンセプト自体は活躍し続ける。しかし、グレモリーがローテ落ちしたことで墓の重要性が一気に下がった。それゆえに2コスラスワとして単体で強いスカドリカゲロウに枠を取られ、ゴシックリーパーの仕事は奪われた。さらにその後ベルエンジェルやデスキャットリーパーといったやばいカードも続々登場。これらの影響でゴシックリーパーの相棒であった忌まわしき再誕は2コスにナーフ、セレスのインモラルディザイアも元々の攻撃力にナーフされてしまった。ゴシックリーパー、可哀想やね。

ただまぁ、パッと見の雑テキスト感の割には環境で活躍できたカードではある。1環境のみではあったが、その1環境で吐くほど強かったので他の銅銀と比べればいいカード生を送ってる方と言えるだろう。

進化後フレーバーテキストにあるミー先とは秀才の死神・ミーノのことである。ゴシックリーパーはミーノに憧れているようで、実際能力もメチャメチャミーノに似ている。ミーノは1/1/1ラスワ墓+1、エンハンス7で+5/+5し墓+3。X/X/Xでラスワ墓+Xの本体、6コス多く払って巨大化するエンハンスとかなり同じ。また環境での立ち位置的に言っても同じ。どちらも序盤の墓稼ぎでありながらゴシリはインモラル爆弾になれるし、ミーノも終盤は酒呑童子によって打点になることができる。先輩リスペクトが半端ない。

でもなんでよりによってミーノなんだ

脳内に思い浮かぶミーノの図

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