Re:天才シャドバプレイヤーなら全カード語れる説第二百二十八回「氷獄の王・サタン」
ドスケベAI、ケーキ化
本日の抽選は…
Re:228回「沈む世界、氷獄の王・サタン」
嘆きの河より世界を沈める
氷獄の王・サタンはALTにて登場したニュートラルレジェンド。テキストが変。
効果は「アクセラ3、異なるコキュートスカードをランダムに4枚加える」と9/7/7本体の「ファンファーレ自分のデッキをコキュートスカードのデッキにする」である。
基本的にシャドバのテキストはトークンの能力は解らずともそれさえ読めばどのような処理をするかは必ず分かるように作られている。ただしサタン、氷獄の王・サタン、サタナエルが取り扱うアポカリプスデッキ(カード)、コキュートスカードのみ例外である。これらはテキストから読み取れないが何枚かのカードの総称を意味している。今回語るコキュートスカードは計13枚のカードで構成されている。また「コキュートスカードのデッキ」とはこの計13枚が1枚ずつ入ったデッキのことを指す。
というわけでここからはコキュートスカード1枚ずつを見ていくのだが、その前にコキュートスカードの評価をしやすくなるようにサタンというカードの使用方法について述べておく。アクセラは基本使わず、本体出しが主となる。ドラゴンでランプして早出しするのが一番強い使い方であった。つまりランプした後、相手をそのまま轢き殺せるかが評価において重要となってくる。
第一圏、其処は辺獄。
6/9/6ファンファーレで1ハンデス。シャドバ初のハンデスカードである。シャドバではストレスになるからハンデスを出さないとリリース当初は言っていたのだが、とうとう来ちゃった。ただ、コキュートスからしか繋がらない6コストで出た時盤面に何も触らないのに1ハンデスしかしないの弱すぎる。ハンデス初めてだからめちゃくちゃ慎重になった結果って感じ。コキュートスデッキにした後トップでこれ引くとリソースも除去も無いから泣きたくなる。てか、泣く。コキュートス最弱は多分こいつ。
第二圏、其処は愛欲。
強め。4/5/5でターン終了時に1体ランダムに殺してその攻撃力分回復する。除去&回復という圧倒的安定性能と4コストというくっつきの良さが噛み合い、コキュートスのフィニッシャー軍団までの繋ぎとしてかなり有能。高攻撃力疾走による決死のリーサル計画を無に返してくるのでうまく決められた時のストレスはやばい
第三圏、其処は貪食。
フィニッシャーその1。7/7/7でターン終了時顔7点、進化後なら9点。受け寄りなカードが多いコキュートスカードの中でひたすらに攻めを詰め込んだカードである。怒り狂う氷魔で回復したepの使い先といえばこいつ。守護を貫通して7コスト9点をぶちまけれるのはかなり脅威的。コキュートスはこれでリーサル取ることが多い。
第四圏、其処は貪欲。
コキュートスカード最強は多分こいつ。6/7/6で能力は疾走必殺ドレイン。バカでも分かるクソ強テキスト。高攻撃力ドレイン疾走は機械Vのスレイや結晶Bのギルネで分かると思うが、終わっている。このカード1枚で14点ものライフ差を付けてしまうのは脅威でしかない。必殺は攻撃力高すぎてあんまり機能してないが、あるだけお得。こんだけ強いのにコストは何故か6。地壊くっつく。やべ。コキュートスデッキでは先の貪り食うとこいつで削り切るのを目標に頑張ることとなる。個人的にドドスコと呼んでいるのだが、世間的には貪スコと呼ばれている。
第五圏、其処は憤怒。
強め。2/4/4でファンファーレEP2回復。シンプルにお化け。コキュートスデッキを使うには9/7/7で出た瞬間には何もしないサタンを出す、ランプするといった盤面的に微妙なムーブをしなきゃいけないので進化権は切れがち。彼女はそれを一気に取り戻し。火力増強や盤面除去を楽にしてくれる。こいつ自身に進化切っても2コスト6点除去になるので強い。EP回復という問答無用で強い行為をそこらへんで余った2コストで行えるのはかなーり偉い。ボイスのスティージュの血は尽きぬ!の勢いが良くて好き
第六圏、其処は異端。
つよわい。8/8/8守護でファンファーレで場の他のフォロワー数だけ自傷し、オール破壊。8/8守護というクソデカを立てながら全除去できるのはまぁまぁ強い。バハムート。まぁまぁ強いんだけど問題が色々。コキュートスカードは除去寄りの札が多いからこれが無くても除去が足りている点。出したい時ほど自傷点数が大きくなりちゃんと死にかける点。コキュートカードのくせにスタッツが8/8/8という中途半端な点。ただ、このカードにはコキュートス唯一の守護という特色があるのでクソデカ疾走によるリーサルが見えている時はこいつが必要になる。
第七圏、其処は暴力。
除去の王様。3/4/4ファンファーレ1体に4点、進化時1体に6点。進化込みで三面除去できる。他のコキュートス組と比べるとやってることは大した事ないんだけども3コストというくっつきの良さからなんだかんだで重宝する。欲望を纏う者のランダム対象を確定させたり、貪スコのために守護を突破したりと小回りが効くいいカード。ファンファーレボイスのフレジェントンタに濡れるがいい、の意味があまりわからなくてカッコいい。
第八圏、其処は悪意。
謎枠。5/5/5疾走で出た時アミュ全消滅。アミュレットはデッキによって使うか使わないかが分かれるカードタイプ。そんなわけで他のコキュートスカードと違って特定のデッキタイプにめちゃめちゃ刺さる一枚となっている。この当時だとリーシェナNmやビショップは壊滅的被害を受けた。ただ、何度も言ってる通りコキュートスカードには打点札が少ない。5/5/5疾走、他と比べると打点として微妙だがいうてコスト対打点1なのであるだけありがたい。
静止せよーー
1コスト1ドローで相手の手札のスペルコスト+10。ほぼ知恵の光。スペル+10は強い時あるんだろうけどルルナイと同様の問題を持っている。仮に刺さってたとしてもあんまり分からん。サタン後のトップとしては辺獄orアスタロトよりマシだが、出来れば他のが欲しい。隙間時間に打てる分には十分強い。
胎動せよーー
コキュートスデッキのトップ最強。効果はシンプル。1コスト3ドロー。Ancestral Recallである。
貪スコ最強!とか暴威はくっつきがいい!とか言ってきたが、これらは当然引かないとプレイできない。くっつきの話をするならさらにドローが必要。それを一手に担っているのがこのカードである。早めに引けば引くほど強い。山上にこれを置け!
慟哭せよーー
強い。2コスなんでも消滅+1ドロー。1ドローの偉さがえぐい。手札減らない除去偉すぎだ〜!これで守護突破したついでに貪スコ引けちゃった時が一番気持ちいいんだ。あとフォロワーに対する消滅を扱えるのはこいつだけなのでめんどくさいラストワードはこれで処理しよう
絶望せよーー
ぶち壊せ!!4コストでニュートラル以外全破壊。こちらのコキュートス組を残しながら相手の盤面を壊滅させる。ただ、ニュートラル指定なせいでミラーではうんこだし、普通のデッキでも堅牢なる天使みたいなニュートラル守護を入れとけば対策できたりする。明確に全除去じゃないのがめんどくさい札である。
命運は尽きる。
唯一のアポカリプスデッキからの再録。10コストスペルで相手の体力が1になるまで削る。欲望怒り狂う暴威みたいなちまちま並べでもこのカードの存在によって全除去が強要出来る。旧サタンの時はかなりハズレ枠だったんだけど攻め手が少ないコキュートスデッキだと一撃必殺の札としてかなり重宝する。
以上、コキュートカード13枚である。
総評としては全体的にパワーがめちゃめちゃ高いのは当然として、攻めより受けの札が多い。アポカリプスデッキは逆に沈黙の魔将ディースの裁きサタンズサーヴァントと殺意マシマシだったので対比して作られてるのかな?って感じ。
実際に使用された例は先述の通り、ランプドラゴンである。
めちゃめちゃランプした後、エンハンスルリアでサタンをサーチ。コキュートスデッキで世界を終わらせる。コキュートスデッキを使う上で重要なのは山堀り。コキュートスカードでまともに山を掘れるカードが波動しかない+コキュートスに塗り替えても手札は変わらないので、気軽に山札を引けるカードが多く採用されている。忌まわしき紫竜や信者従者セットがそれに該当する。
ただサタン、前評判ほどは活躍しなかった。コキュートスカード公開された瞬間は皆世界の終わりを感じていたのだが、実際使ってみるとなかなか問題があった。それが何度も述べている打点札不足である。出しても即勝ち!ってならないのだ。除去はめちゃめちゃ出来るんだけど、回復は2/13枚なので打点札を早めに引けないと逆に轢き殺されちゃう。あと、コキュートスカード、アポカリプスデッキと違って1枚ずつしか入ってないので安定感が薄い。
強かったのは間違いないのだが、ナーフしろ!ってほどではなかった。
ドラゴン以外だとネメシスで使うのはちょっと面白かった。アクセラ3で埋めたのをデウスエクスマキナのドロー力で引き込むうんちデッキが組めたのだ。アクセラ3、ランダム性が高すぎるのでうまく決まるとキモチイイ〜〜!!!ってなる。ep回復がないのにメイシアとかいう進化権必須フィニッシャー使うクラスだったので怒り狂う氷魔で無理やりEP回復しようとしてた。キモい!!
あとララで早出しするのもきもちぃ〜!!キモチイイけど、高コストコキュートスを引いてもプレイ出来ないのでたいして強くない。要求値の割に強くなくて泣いちゃう。(当時の葬送は2コスが最小)
2pickだとあり得ないほど大暴れしていた。全クラスから飛んでくる激ヤバカード。出す隙も生まれやすいし、出しちゃえばそのまま勝てる。辺獄の悪鬼ですら6/9/6とかいうクソデカスタッツで暴れて勝つ。貪欲なスコーピオンにバーサがめちゃめちゃ殺されてたイメージある。
トークンとして再登場している。それが邪教の神殿。1コスカウントダウン9で割れた時にサタンか氷獄サタンを1コスにして手札に加える。スカルフェインナーフ前の1コストアミュレット枠として使われていた。コキュートスデッキ別に強くないんだけど1/7/7を出して盤面作るカードとして使われていたようである。
コキュートスカードに関しては氷獄の顕現で欲望辺獄異端だけが再録された。その後、サタナエルでアポカリプスデッキ諸共再録された。特別なカードってことで特別なカードにのみ付けられている貴重なカード群となっている。
メルコットからサタンに対して特殊ボイスが存在する。彼女は神バハでサタン召喚を目指す修道女であり、氷獄の顕現のイラストでもプチサタンを召喚している。シャドバでの能力もニュートラルサーチでありシナジーって感じ。
英語名は「Prince of Cocytus」。宗教上の理由でサタンという名前は使えないようである。
コキュートスカードはそれぞれ地獄の層を表現している。フレーバーテキストもそれに基づいててめちゃめちゃオシャレ。いいよね〜!!地獄について詳しくは知らないので、知りたい方はけものフレンズ2地獄説とか見て知識をつけてみてはいかがでしょうか
前回→ドラゴンバスター・イアン
次回→清白の騎士
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