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Re:天才シャドバプレイヤーなら全カード語れる説第三百十九回「回帰する抱擁・ラティカ」

Day2のデッキ、マジで何にすれば良いの??ホズミ、無視していい??あいつ、嫌いだ、骸オリゴのついでにナーフしてくれて全然良かったぜ…

本日の抽選は…

Re:319回「草〜、回帰する抱擁•ラティカ」

通常版
スキン版

VEC-レジェンド
5コストエルフ・自然・フォロワー
4/4→6/6
ファンファーレ 相手のフォロワー1体に2ダメージ。自分の手札にフェアリーがあるなら、さらに、相手のフォロワーすべてに2ダメージ。
ファンファーレ 自分の場にナテラの大樹があるなら、「このフォロワーはEPを消費せず進化できる」を持つ。(1ターンに1体しか進化できない制限はある)
進化時 大いなる回帰1枚を手札に加える。

能力調整後(2020/7/28〜)

ファンファーレ 自分の手札にフェアリーが2枚以上あるなら、相手のフォロワー1体に4ダメージ。
ファンファーレ 自分の場にナテラの大樹があるなら、「このフォロワーはEPを消費せず進化できる」を持つ。(1ターンに1回しか進化できない制限はある)
進化時 大いなる回帰1枚を手札に加える。

能力調整前(〜2020/7/28)

「あーしさ、ここ、すこなんだよね」
あくまで飄々と、あくまで穏やかに。
「だから戦う。別にそんだけっしょ」
純粋な瞳で、己の為すべきを為す。

「草。あーしの邪魔するんだ?」
在るべきものを、在るべき場所へ。
「んじゃ、痛くないようにするからさ。バイバイ」
純粋な力で、阻むもの全てを回帰させる。

フェアリー
トークン-ブロンズ
1コストエルフ・フォロワー
1/1→3/3
-

ナテラの大樹
トークン-ブロンズ
1コストニュートラル・自然・アミュレット
ファンファーレ 自分の場に他のナテラの大樹があるなら、ランダムに1つを破壊する。
ラストワード カードを1枚引く。

大いなる回帰
トークン-レジェンド
3(4)コストエルフ・自然・スペル
攻撃力最大の相手のフォロワー1体は、能力すべて(攻撃力/体力はそのまま)を失う。そのフォロワーを破壊する。(複数いるなら、その中からランダム)
このターン中にカードをプレイした枚数を+2する。

能力調整(2020/7/28)で4→3コストに変更

我が腕に抱かれ回帰せよ…みたいな?

草〜、これで終わっちゃえば?

回帰する抱擁・ラティカはVECにて登場したエルフの自然フォロワー。かわいい。

能力調整されているカードなのでまずはそれがなされる前の話からしていく。

5/4/4の自然フォロワーで効果を3つ持っている。

  1. 出た時手札にフェアリー2枚以上あるなら相手1体に4点

  2. ナテラが場にあるなら無料進化付与

  3. 進化時「大いなる回帰」ハンドイン

大いなる回帰は4コストスペル。効果はランダムな相手の攻撃力最大フォロワー1体の能力を消した後に破壊&プレイ枚数+2。

自然エルフのレジェンド枠として登場した彼女はヴァイディのようなフィニッシャーとしてではなくどちらかといえばルベルのような面処理に特化した能力を持っている。

1,2,3の効果は全て同時に発動させることが容易である。フェアリー2枚を手札に持っといてナテラを場に置いとけばファンファーレが2つとも起動しそのまま進化時効果までつながる。全ての能力が起動すると5/6/6突進+1体に4点の2面除去かつ大いなる回帰をハンドイン。進化権要らずでここまで除去ができるカードは当時だとそんなにない。スタッツ6/6も当時基準だとかなり大きいのでこっちは盤面荒らしまくった挙句相手に処理を押し付けれるいい感じの盤面奪取カードとなっている。

大いなる回帰はその盤面奪取力をさらに高めている。ラティカを進化で踏んできた相手に対して次ターンこれを投げることは対面のムーブへのわかりやすい回答となる。またランダムの形式を取るためリオードなどの潜伏も取れる。偉い。除去前の能力消去は特段強いわけではないが、開闢のようなガチガチ耐性フォロワーも一撃で吹っ飛ばせたりラスワを発動させなかったりと何かと便利。そして偉いのがプレイ枚数+2。これのおかげで4コスというそこそこなコストを払って除去だけしか出来ていないという弱点を克服している。アイリーネやメイといったプレイ枚数に応じて高パフォーマンスを発揮するフォロワーを回帰後に使うことでラティカを出したターンの本体押し付けから継続して面を押し付ける事ができる。

能力の発動に場のナテラを要求するので必然的に採用されるデッキは自然エルフとなる。

そこらへんから拾った

自然エルフはブルスピ+フェアリーやアイリーネなどで序中盤から盤面を作り、オムニスや愛の奇跡といった疾走打点で詰めるデッキ。ラティカはここで上の通り除去カードとして活躍を見せた。

自然仲間であるスケアリートレント、萌芽の化身がフェアリーを補給してくれるし、ブルスピのフェアリーバフで面作って戦うデッキなのでフェアサも入ってる。これによってラティカの条件はかなり達成しやすくなっている。

6/6というスタッツは当時だとかなりめんどくさく例えばミラーの場合、相手が1面しか無く6/6で生還した場合綺麗に取れるカードかラティカくらいしかない。3点まではそこそこ簡単にどのクラスも出せたけど4点以上となると無理ある除去をしなきゃいけないような時代だったので除去札でありながら押し付け役としても十分に活躍していた。

そのような強みがあるので上の構築では3投となっている…が、3投必須カードという扱いだったかと言われるとそんなこともなかった。

理由は除去するより面並べたい、というところにある。特に問題なのがフェアリー2枚要求のファンファーレ。これがないとこのカードの強みである6/6というスタッツが活かしきれないので是非とも発動させたい効果なのだが、これの起動が地味にきつい。フェアリー2枚を加えること自体は簡単なのだが、それをプレイしないのが自然エルフの方針あっていないのである。先述の通り自然エルフは序中盤面を作って戦うテーマであり、フェアリーはその面の一員として大いに活躍する。ブルスピがいればバフされるし、メイや愛の奇跡のプレイ枚数条件達成にも貢献してくれるので積極的にプレイしたいカードである。しかしそうするとラティカのファンファーレ条件が満たなくなってしまう。噛み合いが悪い。またラティカを主に出すことになる5,6ターンというのはオムニス前のターンであり出来れば面を作っときたい。そういう意味でも噛み合いがやっぱり悪い。5コストとしては強いんだけど噛み合いが悪いコストなので事故要因にもなりやすい。大いなる回帰も同様の理由により潜伏のような明確な対象がいないと腐りがち。そんなわけで1〜2投ですませている人もかなり多かった。ミラーは多い方が勝つから難しいところではある。

このようにレジェンドで「草〜」とかいうカードの割には、かなり渋い活躍を見せたカードとなっている。

VEC期は自然エルフ結構強いデッキだったのだが、UCL以降は零落。自然エルフという形で使われることはほぼなくなった。ただ自然カード達は他のデッキのパーツとして出張していた。しかしこの出張。ナテラ関連はコンエル、フェアリー関連はアマツというように別れていってしまったためその両方を要求するラティカは居場所が無くなった。ラティカ以外の自然カードはUCLで新登場したスピリットシャイン含め何かしらのデッキで活躍していたのでガチ泣ける。レジェンドなのにこんなことあっていいのか??

その次弾WUPでは自然機械の融合がテーマに。デッキ内を自然機械で埋め尽くすことで超最強カード鋼鉄と大地の神を使えるようになるため、あらゆるクラスがデッキに自然機械を詰め込みまくった。で、エルフはどうだったかというと環境トップを突っ走っていた。ただ、それは機械エルフ。自然は鉄地神に融合するようにだけ採用されていた。よって重いラティカは当然採用圏外。そもそも融合できないフェアリーを手札に加えるのは鉄地的に弱いので根本的に合わない。自然ギミック最後の希望はこうして絶たれた。

そんなわけでラティカのことをみんな忘れていたのだが時はまた1弾進んでFOH。

なんか、来た。

まずファンファーレ能力。素で2点出せるようになり、フェアリーがあればオール2点。急にサラマンダーブレスみたいになった。条件達成時選んだ対象には4点入ってるのでシンプルに他のフォロワーに入る2点分得してる。無茶苦茶だぜ。ついでにフェアリー2枚要求から1枚要求になってるし。めちゃくちゃ使いやすくなってる。

さらに大いなる回帰のコストが3に。すげーぜ。3コス3プレイとなったのでフェアリー3連打してるのと同じプレイ枚数効率となった。くっつきの良さが格段に向上したと言える。

ただ、正直なところ自然エルフはだいぶ前のアーキタイプでありデッキとしてもそこそこの面作ってそこそこな打点の疾走で詰めるという素朴な戦略。当時環境は一昨日紹介した異形やら葬送ネクロやらが跋扈するものであり自然エルフが復権出来るような状態ではなかった。異形、実装前はドロソとして自然を採用する案がそこそこ有用そうと話題になっていたのだが、蓋を開けたら山札全部融合素材にして6tブッパするデッキだったからラティカが入り込む隙はどこにも無かった。

このアッパー調整、サレンもオーキスも使われてないからマジでした意味がわかんねえ。

ただラティカだけはアッパーされた理由を説明できる。それがスキンカードの登場である。ラティカはスキン投票で1位を獲得しており、そのリーダースキン付きカードが登場したのがFOHの次弾であるSORなのだ。そのためこのバフはここいらでついでに強化してやるか、という運営の粋な計らいである。WUPのエンネアと同じやね。それなら夜天も落ちる前に出せよとは思う

このスキンカード、上にある通り白いドレスを着ている。FOHアディショナルで追加されたリーシェナも同様のドレスを着ているのだが、どっちもめっちゃ良い。めちゃ綺麗なんすよ…。最近は衣装違いやってないけど出してくれてもええんやで。

ラティカ、ストーリーキャラなのでRSCにてリメイクされている。名は万緑の回帰・ラティカ。こちらは盤面処理の防戦的な旧ラティカと異なり超攻撃的。簡単にいうと12プレイすると1枚で16点出る。強すぎてRSC環境最初期を地獄に染めたし、その後5環境の間ずっと暴れてた。旧ラティカが暴れなかった分を全てをぶちまけたみたいで怖かったっす

大いなる回帰、沈黙の粛清のような能力消去後破壊は消滅と例えられることが多いが、多少異なる点がある。まずわかりやすいところは墓地が増えるというところだろう。他にも消滅耐性貫通、離れた時能力無効といったメリットがある。一方でジェネシスAFやカラミティモードなどの破壊された○○フォロワーの数みたいなのは稼がせちゃう。一長一短やね。あと変わったところだとゴーストヴァニッシュの消滅カウントが増えないとかある。これが役に立って勝つこと一生無さそう

ラティカは自然鎮魂編に登場するキャラクターであり穏健派サイドの人間。カワイイ。

カワイイ

このカワイサで「草〜」とか「つらみ」みたいなネットスラングというかギャル語というかまぁそういうので話してくる。やばすぎ。めちゃくちゃ最高のキャラ。それでいてめっちゃ強い。腕がデカすぎるのでそれでボコスカボコスカ。

そんなラティカなのだが「自然再生編」にてさらに好きになった。読んでない人はマジで読んで欲しい。ミスラティが良すぎる!!!!ラティミスじゃなくてミスラティ。ティラミスでもない。各キャラが色々動いてたギルド復興編に対して、自然再生編はほぼラティカの掘り下げしかしてないの凄い。贅沢すぎる。「回帰」ってそういうことだったの〜!?(ネタバレ回避、と言うことがネタバレになる)ラティカ、このストーリーを通してマジで魅力的になったわ…。

ラティカ、なんか知らんけど単体でLINEスタンプになってる。普通にカワイイからシャドバ人以外に対しても使えるスタンプになっているのではないかと思う。私はLINEほぼ使わんし(友達いないので)使うにしてもスタンプは使わんから持ってもいないけど。スタンプなんか買えって言われたらこれ買うわ

↓3日連続エルフっすね…

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