Re:天才シャドバプレイヤーなら全カード語れる説第百六十九回「解放の絶尽」
久しぶりに人と遊ぶためしっかり起きなきゃいけない
とっとと書いて寝ます
追記:
↑この記事自体は1時半くらいに終わらせたのに5時までなんか寝れなかったぞ!!間に合うのか、岼音ソウ!!!!!!!(現在(7:45)移動中)
本日の抽選は…
Re:169回「嘘を絞れ!解放の絶尽」
解放の絶尽はOOSアディにて登場したウィッチスペル。ライオ専用機。
6コススペルで効果は3pp回復とデッキから最大コストのウィッチフォロワーサーチ。さらにサーチしたフォロワーのコストが9以上ならそのコストを2下げる。
このテキストだけ見ても何したいカードなのかよく分からないが、これは同時にアディで到来した「絶尽の真実・ライオ」を見れば理解出来る。
ライオは9コストと重いが、出たとき能力で自分のデッキのカードのコスト全てを1に出来てしまう。さらに進化時の9点aoeで出す隙も少なめ。また、9コストと手札で腐り続けるのをサポートするために手札に加わった際にそこそこ強いデバフ札の偽証が貰えるようになっている。
ただやはり9コストは重すぎる。手札のコストを下げれないから、リーサルするのは基本的に次ターン以降になる。それをサポートできるのが今回の議題、解放の絶尽というわけだ。ライオをデッキ内の最大コストウィッチフォロワーにしておくことで、これを確定サーチしつつコストを7に下げ、さらに回復した3ppで絶尽の偽証も打てる。6解放偽証7ライオでキレイに繋がる。
このようにライオサポートとしてかなり強いのだが、実際には全く使われていない。理由はライオがデッキの軸になり得ないということ。
新ライオと性質が似ているカードに、旧ライオがある。こちらは出てきた時に山を9回スペルブーストするカードなのだが、このライオはかなり活躍していた。旧ライオも山札の狂信者や導きをスペブしてコストを下げていたので、やってる事自体はかなり似ている。しかし、この差。ライオはスペブ持ちとか関係無くコストを下げれるので強そうに見えるが…。この謎を解決するには旧ライオが活躍できた理由と新ライオを見比べていけば分かっていく。
旧ライオが活躍していたデッキといえばソロモンウィッチ。このデッキではまず解放の絶尽のようにライオをサーチできるソロモンの指輪が入っている。ここまでは似ているのだが、解放と指輪でも少し異なる。指輪は6ppサーチも出来るが大体は7ppで7コストのライオを0コストにしてサーチする。一方、解放は6pp使ってライオをサーチしたあと更に7pp追加で払う必要がある。偽証打てるけど、そんな強くないし…しかも素引きしてしまった場合、9ppかかるからピン挿するわけにもいかない。次、どちらのライオも手札に影響しない点。このせいで、手札のカードが動かしづらい問題があるのだが、旧ライオの場合、普通にスペルブーストすることでも旧ライオと同じ効果を得ることができるのに対し、新ライオのコストダウンは手札にあるものに対して全く起動できない。先に引いてしまったコンボカードが手札で腐り続ける。そして、これが一番の問題なのだが、旧ライオには真実の掟があった。山札をバフする効果なので、山札を引けないと意味がない。その引く手段として真実の掟は最強すぎた。一方、新ライオにはそれが無い。2,3枚引いてその中に有効札があることを祈るしかない。そんなわけで、新ライオは活躍できていない。
一応、新ライオを軸としたデッキ「絶尽ウィッチ」は他の追加カードを見ればどんなコンセプトで使って欲しいかが分かる。絶尽の崇拝者は3/0/2疾走でカードをプレイするたび+1/+1。真実の隠者は5/1/1で出た時2ドロー+3pp回復。流れとしてはライオで山札を1コスにした後、崇拝者をプレイ。隠者、解放といったpp回復持ちを駆使しながら山札をガンガン回していき、特大打点を出す感じになる。ただ上で挙げた問題がうんこすぎるし、崇拝者がカードとして中途半端すぎる。
だから絶尽ギミックに加えて高コストフォロワーをいっぱい使えるぞ!っていう構築にしたいんだけど、そうすると事故率は更に上がる。更に解放の絶尽のサーチを阻害するので9,10コストのウィッチフォロワーはさせないと来た。氷塊のゴーレムが挿せないのゴミすぎる。
また、この高コストフォロワーをいっぱい出すデッキ、ライオを用いずとも出来るものが登場時点で既に存在していた。それが混沌の流儀。手札のカードを毎ターンランダムに変化させる効果をお互いのリーダーに付与するアホカード。これを用いれば、ライオしてからドローしていくというかったるい手間を省き、世界を終わらせられる。相手の手札コストを破壊する事も出来るし。このデッキが普通に強かったので解放の絶尽とかいうチンタラカード使ってまでライオを使う必要がなかった。そんなわけで混沌にはライオだけが入ってた。
解放の絶尽はこのように、ライオにあり得ないほど寄り添ったのに、知らんカオスおじさんにNTRれた悲しいカードとなっている。
一応、ライオ以外もサーチできるテキストにはなっているのだが、このカードでサーチしたいカード他に全然無い。強いて言うなら旧ジンジャー、無貌の魔女くらい?ローテならともかくリミで6に解放+3コストだけはあまりにも間に合ってない感が凄い。
あとクロスオーバーなら、高コストカードをウィッチ以外にできる。ドラゴンでガンダゴウザ、オブキャン、ディズレスタン。ネメシスでベルフォメットなどを使える。これなら解放の絶尽のサーチを濁らせずにライオを拾えてかなり使いやすい!…のだが、やっぱりこれも混沌の流儀でいい。涙。
新絶傑、旧絶傑と違ってみんながみんな絶傑と手下、スペルとの繋がりが大きい。降誕する干絶とギルネリーゼみたいに関係ないのもいるけど、基本的には崇拝者金スペル絶傑で一つのコンセプトになっている。アディだけで追加するテーマだからこそしっかりコンセプトにしたんだろうな…
解放、と言われるとシャドバ民は機構の解放を思い浮かべ「うっ」と発作を起こすが、解放の絶尽を含め、シャドバには他の解放がまだ3枚もある。本能の解放、地獄の解放者、解放の少女・ローザ。解放、他3枚はあんまり強くないのにネメシスの2枚だけ制限カードになっててウケる。ネメシス専用ワードなのか?
FTはクオンvs.ライオの再戦。陰陽の秘法の時とやってることがあんまり変わらない気がする。元ライオは「真実を言わせる」新ライオは「嘘を絞り尽くし、真実を残す」という手段で戦うのだが、クオンが"在らざる五行"とかいうわけわからない存在なせいで、真実も嘘も関係無くなってる。不利マッチすぎるんだよな。可哀想
イラスト、なんかウケる。ポーズムカつくし、浮いてるし、誠実なる友で輪っか作ってる。
ちなみに宣告の時も同じように使っている。というかこれ並べて気づいたけど、誠実なる友のデザイン変わってたんだな…
次回→海底都市王・乙姫
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