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入澤美時『考える人びと』(双葉社、2001)を読む

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一線で活躍する専門家たちに博覧強記の編集者・入澤美時が鋭く切り込む。 インタビュー集を読んでいきます。
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#網野善彦

入澤美時『考えるひとびと』より ー網野善彦・豊かになって失われていくこと。

人生を変える、という言い方は大袈裟ですが、自分の考え方を根本的に変えるきっかけになった本があります。入澤美時『考える人びと この10人の激しさが、思想だ。』(双葉社、2001)です。 網野善彦、伊沢綋生、安藤邦廣、大西廣、加藤典洋、根深誠、森繁哉、芳村俊一、森山大道、吉本隆明のインタビュー集で、当時ありとあらゆる分野の一線にいた方々が集結しております。この本が出版されたのは2001年。私が21歳で、たしか池袋のリブロで見つけて購入したように思います。値段も2500円で、この