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スキボの動画撮影

 さて雑談会。今日は裏話でも。

 こちらの動画は昨年撮影してこの夏に公開した動画ですが、なかなか評判も良く満足しております。ライダーのKennyさん、Volton君、そしてたまたまBudさんにも撮影をお願いしてかなり良い動画になりました。

 このスキボの撮影、実にコツが必要で大変なんです。

 スキーなどのように一定の進行方向が何となくわかる撮影は、予め気構えも出来ますし準備も出来ます。が、スキーボードはグラトリなどの動きも入るため撮影者とライダーの息が合っていないとなかなか良い動画が撮影できません。

 無意識に撮影するとまる一日撮影して、やっとなんとか一本分の動画が出来るくらい。これじゃ捗りません。

 撮影もGoproなどの機材を使いますが、さすがにGoproといえど滑走しながらの動画撮影は簡単じゃありません。手振れ補正がかなり優秀な最近の製品であればまだしも、昔の動画はそれはそれは大変でした。滑走したままの追い撮りだとファインダーを覗いて撮影できないので、撮影者がフレームアウトしてしまったりフォーカスがずれてしまう事もしばしば。で、実際編集の時に「あ~このアングルの動画が欲しかった!」などとなってしまい、作成途中で止まっている動画も沢山あります。

 もし皆さんがスキーボードの動画を撮影する場合、失敗のないのはできるだけ最新の広角のアクションカムを使う事です。手振れとフレームアウトさえ気を付ければ、あとは被写体との距離だけ意識して滑りながら撮影すればよい動画が取れます。スキボ感を出すならアングルは低めにするとスピード感もあり良い動画が撮れます。

 ハンディカムなどで撮影する場合は三脚があった方が撮影が楽になります。追い撮りも本体を持つのではなく、折りたたんで短くした三脚を持ち手代わりにして撮影すると撮影しやすいです。ただハンディカムは広角のものが少ないので被写体との距離がアクションカムの倍程度は必要になるので、こちらは定点からの撮影の方が良い動画が撮れるでしょう。

 そして盲点的に気を付けたいのがバッテリーです。最近のバッテリーはほとんどリチウムイオンバッテリーですが、このバッテリー、氷点下だとてきめんに能力が落ちてあっという間に電池が無くなります。これはバッテリーが冷えてしまう事で、中の電気的反応が著しく低下するためにおこる仕方のない事ですが、雪山撮影では使わない時はできるだけ冷やさないなどの工夫をしなければ、せっかく持っていってもバッテリーがフル充電されていても10分程度で失われてしまうので、可能なら予備バッテリーを持ち歩き、バッテリーが無くなってきたら交換して使っていたバッテリーを懐で温めるなどの工夫が必要です。(リチウムイオンバッテリーは温めることでその能力がやや回復しますが、温めるのは体温程度に留めて、温風に当てるなどの事は破裂や火災の恐れがあるので決して行わないで下さい。40度以上の環境にバッテリーを放置すると大変危険です)

 最近は手軽に動画撮影もできるようになったのでこうした工夫も知っておいて得する情報だと思います。もしよい動画が出来たらぜひGRに教えて下さい。YouTubeなどの動画であればツイッターなどで皆さんにご紹介させて頂きますよ!


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