GR ski lifeって何？

　お陰様で7年目となった今シーズン。ここで改めて「GR skilife」について紹介しましょう。

スキーボード（ファンスキー）専門のスキーブランド

　日本唯一のスキーボード専門ブランドとして立ち上がったGRは、元々全国規模のスキーボードコミュニティー「GR」がその原点になっています。
　GRは元は「GrandtrickRaver's」と言う名前でしたが言いにくいのでGRと略され、愛称となった名称です。コミュニティーのGRが立ち上がったのは2005年、その8年後に今のGR ski lifeが立ち上がり、始めた頃から数えるともう随分時が経ったものだと思います。（しみじみ）

　そんな成り立ちなので、ブランドとしてはかなりユーザーに近い立場で活動中しています。ブランドとしての理念は「すべてはすべてのスキーボーダーのために」で、専門だからこその小回りの利いた運営を目指しています。

　そんなGRのスキーボードの特徴と言えば何と言ってもバリエーションとプレチューンナップ。2019-20年シーズン時点でバリエーションは7機種で、その全てがコンセプトをもってそれぞれ専門にチューンされて販売されています。

プレチューンナップと言うメリット

　プレチューンナップとは販売前にチューンナップを行っておくこと。スキボに限らずスキーはほとんどのメーカー、ブランドでチューンナップされてないまっさらな状態で板が販売されています。

　が、GRは敢えて手間をかけて販売しています。それは「スノーボードはチューンナップしないと乗りにくい」からです。

　板が短いスキーボード。手軽で比較的安いのが魅力ですが、実はチューンナップしないと多くの場合「乗りにくい」と感じてしまいます。それは板が短いが故の事なのですが、それを知っている人はほとんどいません。そしてスキーボードのチューンナップは専門性が実は高く、理解してチューンナップができるチューナーは日本に何人も居ないのが実情です。

　なので先に乗りやすいようにチューンナップする事で、GR板に乗った皆さんが最初からスキボを楽しんで貰えるように、手間をかけてスキボをチューンしてから販売しています。

　そしてせっかくチューンするからと、GR板はそれぞれのコンセプトに合わせてチューンナップされています。なので板の乗り味がそれぞれ異なり、様々な方に楽しんで頂けるバリエーションをご用意できました。

　試乗してもらうとほとんどの方に違いが感じられています。うそだぁ？と思う方にこそ色々試して驚いて頂きたいです。

ビンディングが選べるB-selectコンセプト

　GR板にはもう一つ大きな特徴があり、従来の外れない軽い「固定式ビンディング」と、一般のスキー板で使われているアルペンビンディングなどの「解放式ビンディング」のどちらもが使えます。※一部モデルは解放式のみです

　このどちらもOKと言うのは世界でもGRが初めて採用したコンセプトで、かつてのスキーボードは固定式のみしか使えませんでしたが、GR板は解放式も選べます。

　じつは解放式を付けるには国際標準規格にのっとった補強構造が仕込まれていなければならないのですが、GR板はそれが入ってます。なので一般のビンディングは取り付けできますし、テレマークのビンディングを付けた方もいらっしゃいます。ソフトブーツ用のマウントを付けてソフトブーツで楽しむ方、従来の固定式ビンディングを取り付けて楽しむ方、色んな方のニーズにあった遊び方が出来るのもGR板の特徴です。※認定技術者以外の方の取り付けについては全て自己責任となります

　そんなGR板ですが、全ての開発、デザイン、チューンナップがスキーボーダーによって行われております。開発では積極的にユーザーの意見を取り入れ、ニーズにあった開発を進めています。小規模なブランドだからこそできるメリットですね。

板の販売だけでなく、トータルでサポート

　板を買ったあと。結構そのあとに困ることはよくあります。滑り方、練習のしかた、イベントなどへの参加、メンテナンスなど。そう言ったこともサポートしているのがGRです。元々コミュニティーであった強みを生かしてのイベント運営、専門チューナーだからこそのメンテナンスへのアドバイスやチューンの委託、SNSを活用した情報発信など、スキーライフを支えるお手伝いをさせて頂いております。だからski lifeがブランド名に含まれて居るんですね。

　ニッチでマイナーなスキーボード。だからこそみんなで楽しむためにGRは専門ブランドとして活動しています。スキーボードを始めるならGR、スキーボードを楽しむならGRと言われるように、皆さんのスキーボードライフのお手伝いができれば。そんな些細な目標を持って、GRは専門ブランドとして頑張っていきたいと思います。