春の雪に強いスキーボードは?
もう3月になりますね。3月は春の雪、スキーボードにはちょっと苦手なシーズンとなります。
なぜかというと板が短いがゆえにスキーボードは春の雪には板が走らず、雪も緩いためそりが強い板が多いスキーボードはそのそりが滑走抵抗となって滑りにくくなるのです。
ある程度はワックスなどで対応可能ですが、板そのものに得手不得手がはっきりするのもこの時期。どういった板が春の雪に強い板かを皆さんにお伝えします。
長さが長いもの
板の長さが長ければそれだけで春の雪に強くなります。短いと板がたわみにくくなるため雪が緩むほど滑りにくく感じます。
柔らかい板
硬い板はハイパフォーマンスなスキーボードでは大事な要素ですが、緩い春の雪にはオーバースペックとなり雪に板が「刺さりこむ」ような印象となり滑りにくくなります。板もたわまないのでターンがしにくくなり、滑りもいつものようとはいかなくなってしまいます。やわらかい板はこうしたときでもたわんでくれるのですべりやすくなります。
そりが浅い板
雪当たりと言いますが、板のそりに雪が当たった時の抵抗が大きいと「雪当たりが強い」板になります。そりが急激な板は春の雪でなければヌルヌルとギャップを乗り越え気持ち良い滑りを感じさせてくれますが、春の雪ではこのそりが雪当たりの原因になり詰まるような印象をあたえてしまいます。そりが浅い板は普段はギャップに板が刺さりこんで怖いこともありますが、春の雪では雪当たりが弱くなるため滑りが楽になります。
GR板ではどれがいいの?
GRのラインナップで春の雪に強い板をランキング形式でお伝えしましょう
第3位 OverDose
板が比較的柔らかく、面が広いのでワックスは必要になりますが滑走性が保ちやすいです。長さも105cmと少し長くセットバック気味のセット位置も春雪に有利な構造です。
第2位 Innocent
GRのラインナップで最も板が柔らかく、雪当たりがやさしいので春の雪では予想以上のパフォーマンスを発揮します。ビンディングが動かせるので好みでセット位置を変えて対応させることもできるので、思ったよりも長くシーズンを楽しめる板です。
第1位 NoName
やはり125cmの長さは春の雪には正義です。板も細いので雪当たりが弱く、板もウッドコアなので硬すぎることがないので雪質変化に対して対応させやすいのも優秀です。ややロッカーな形状なのも春雪に優秀な板となる要因の一つです。
このようになります。第2位のInnocentは意外な結果とお思いでは?
もちろんワックスなどのチューニングによって結果はこの限りではなくなりますが、基本性能としての得手としてはこのようになります。他のメーカーの板でもこのようにとらえて選択して頂くと、春雪がもう少し楽しくなるかもしれません
なお春のワックスについては情報がずいぶん古いものですが動画があります。
こちらをご参考にしていただければと思います!(最新版も作らないとなあ)
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