GRの中の人が「イイ!」と感じた他社スキーボード3選

 GRはスキーボードブランドですが、他社スキーボードも大いにリスペクトさせていただいてはおります。
 その中で中の人が「これ、イイ板だなぁ」と感じたスキーボードを三つあげてご紹介しましょう!

サロモン ミニマックス

 最近見ないナローシェイプで滑走性能はかなりのものです。仕上がりが良く板自体の素材に良いものを使っているのでオールマイティーさも十分感じられます。
 特に滑走面が良く、かなり走ります。もともとスキークロスなどで使われた長板のクロスマックスと同じモチーフで出来ていたので、滑走性は当時のスキボの中でも群を抜いていました。
 よく働いていたスキー場のレンタルから借りて滑ったなぁ。
 残念だったのはビンディング。サロモンのネジ式の固定ビンディングはトラブルが多かったので、これが理由で手放してしまった方も多いのでは?4×4インサートモデルがあったなら…と本気で思ったものです。
 トリッキーながらクイックな乗り味は今でも特徴的。再びスキボ市場にサロモンが帰ってきて欲しいですね。

レベル8 DLP

 GRのロングサイズスキーボードのコンセプモチーフになったスキーボードです。デカいスキボがあってもイイじゃないか!と思わせた張本人です。110cmと感じさせない操作性。かと言って乗れば安定する板の大きさの恩恵。チューニング前提ですが弄るほど化けていってくれたポテンシャルの高さは、100オーバースキーボードの可能性を提案してくれました。
 車でいうところのSUVのような蹴散らすような乗り味は、ゲレンデ全体を遊び場にするようなそんな板です。ただしかなり仕上がりにバラつきがあるのでプレチューン必須なのが残念なのと、要求される技術レベルがないとやや持て余し気味な、少し上級者向けなスキーボードです。

ブルーモリス 龍

 試乗したときに驚いたのを今でも思い出します。要求する全てにおいて及第点と言ったこの板は、実はGRのファーストモデルのForFreeの開発において大いに参考にさせてくれたモデルです。
 特に気に入ったのがフレックスのバランスで、ペラペラ感のない板の硬さは踏めば応えてくれるもので、ターンエンドまで板に乗り続けても切り替えやすい絶妙なバランスは、私がForFreeに与えたかった次世代のハイエンドスキーボードに不可欠な要素の一つでした。
※このお借りした板はチューニングされていたものなので、まっさらの状態はこの限りではないかもしれません
 惜しむのはこのモデル、スキボ業界が絶滅の危機の頃にあった時期のモデルだったのでリリース量が少なく、数年で廃盤になってしまっています。もし今のスキボで一番近いのは?と言えばおそらくGRのCross。
 買わなかった事を後悔している、そんなモデルです。

と、印象に強い板を三つあげさせて頂きました。他にも色々ありますがあげればキリがないのでこれくらいに留めておきますが、この板も良かったぞーってご意見あればぜひ皆様からもお伝え下さい!

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