サマーゲレンデとスキーボード※滑走面が溶けます

 夏休みに入り、サマーゲレンデも続々とオープンしているようですね。夏でもスキーが出来るとあって、競技系スキーヤーなどで特に楽しまれています。

 このサマーゲレンデ、スキーボードだとどうでしょう?結論からの言うと、滑走面が溶けます。それはもう再利用不可能なほど。

 サマーゲレンデでは樹脂のプラスチックなどの芝状の「ブラシ」と呼ばれるものが敷き詰められていてそこを滑ります。ちょっと良いところだとピスラボというブラシになります。この上を滑るのですが摩擦が冬の並みではなく、スプリンクラーで終始濡らしつつサマーゲレンデ用のワックスを入れて、かつ石鹸水などで滑走面を濡らしてようやく滑れますが、それでも滑走面が溶けます。特に熱の入りやすいエッジ際がボロボロに、最悪エッジの根元の構造や芯材まで出てしまう事も。

 なので数は多くありませんがスキーでは専用の板があり、それの滑走面はなんとステンレス、滑走面がすべて金属です。それでも今度はエッジが見る見る削れる問題もあり、メンテしながら滑るようになります。

 サマーゲレンデ用のスキーボードについては存在しないので、使えなくなっても良い覚悟をもって古い板など使うのがベターです。ただでさえスキーボードの滑走面は溶けやすい素材なのが多いので、こだわらなければ無難にサマーゲレンデ用スキーを借りる方が良いと思います。

 そして雪だと気になりませんがサマーゲレンデは転ぶと凄く痛いです。夏なので半袖で滑りたくもなりますが、長袖の着用とプロテクターは必須です。だって滑走面が溶けるくらいのものですよ…想像つきますよね。
 それとグラトリはオススメしません。結構サマーゲレンデは引っかかるし、ブラシの継ぎ目もあるので普通に滑るだけにとどめた方がいいですね。周りの他のお客さんも雪の上のように急には止まれないので、グラトリは冬まで我慢です!

 と、デメリットばかりお伝えしましたが、このオフシーズンに滑れると言うのは、何よりもトレーニング効果が高いのも事実です。初めて行かれる場合はできるだけ経験者と一緒に、冬以上にゲレンデマナーに気を使いつつたのしんで下さい!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?