そのビンディング、カタカタいいません?

 そろそろシーズンインに向けて準備を始めている方もいらっしゃるかと思います。楽しみですよね。
 スキーボードはビンディングが大きく分けて2種類の固定式と解放式があるので、ビンディングについては並々ならないこだわりがある方も多いかと思います。

 そんなビンディングですが、板を手に持って振ったり、実際履いて板を浮かして履いた時にカタカタ異音がしたりしませんか?

=>それは異常が起こっている状態です!

固定式の場合

 固定式は構造が単純なので簡単に調整がくずれたりおかしくなることがないと思われがちですが、実は結構調整がズレてしまうことがあります。特に低価格なプラスティック製のものや、板についてきた金属ビンディングで保持するワイヤーが変形したり伸びることで、同じ位置でも適切にはまらなかったり滑走中に外れてしまうことがあります。ブレーキが備わっていない固定式ではもしリューシュコードが取り付けられていない時にもし外れたら大問題!自分も怪我をしてしまうかもしれませんし、板が流れて他の誰かにぶつかったりして怪我をさせてしまう事もあります。
 またプラスティックの固定ビンディングの多くで耐用年数の超過から経年劣化で変形が起こっている場合が見られるようになりました。もしお使いのものが10年以上昔のものならば、板は無事でもビンディングに不具合が出ている場合があります。特に調整のレバーが壊れて外れてしまったり、パーツが欠けて調整が適切に行えないなどのことが起こり得ますので、履いてみて音がするならば使用の中止をぜひご検討ください!

解放式の場合

 解放式は購入時に適切に調整を受けていれば、ブーツが変わるなどのことがなければ異常が出ることは固定式よりも少ないです。しかしやはり経年劣化はあるもので、音がするようであればぜひ購入したお店に相談することをお勧めします。
 またブーツを更新した場合は必ず再調整が必要です。ネット売買などでブーツを購入した場合などはこの再調整ができない場合があります。同じサイズだからといって購入しても実際に調整に必要なサイズ、ブーツ自体のサイズであるソールサイズはメーカーやモデルによって結構異なります。
※中の人の場合ですが同じ26.0cmのブーツでもかたや295mm、こちらは305mmと結構違っています。
 ただ、個人売買やネット購入などの場合調整をしてくれるお店は少ないです。また近所のスキーショップなどに依頼できても安くない調整料金を請求されます。自分で調整する場合でももしその調整によって事故や怪我があったとしても自己責任になりますので、別の理由もありますがブーツは可能な限りスキーショップなどの実店舗で購入して、個人売買やネット購入を避けた方が良いです。そしてそういった購入をする場合、確実に調整が依頼できるか確認して購入すると良いでしょう。

 なお、解放式の場合スキーレベルの向上や体格の変化(身長や体重)などで調整数値が変わる事もあります。事故や怪我を防ぐためにもできれば毎年、可能なら2〜3年に一度は販売店に点検と再調整をご依頼できればと思います。

 因みに昨シーズン判明した事ですが、ビンディングとブーツについてこんな事があります

 この動画の内容は結構重要なお話ですのでぜひ一度ご覧ください!

 事前に異常がわかっていればシーズンインまでに十分余裕を持って対策、対応ができるものです。この機会にぜひビンディングの音も確認してみてくださいね!


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