なんとも残念な決定【全中規模縮小】

驚きました。

 この開催が無くなる種目に、スキーなど冬競技全てが上げられていました。
 確かに少子化の事もあり理解は出来る部分もあります。が、部活動設置率20%以下と言うところに引っかかりを感じました。

 そもそも、冬競技の設置率と夏競技を同じく検討したらダメでしょう。

 私は高校でバドミントン同好会に入っていましたが、大会には出られませんでした。それは学校の方針によるもので、対外試合も出来ませんでした。何度か学校に働きかけたものの、私の母校は部活よりも成績という学校だったので陳情は全く通りませんでした。
 そうなると、同好会活動もなんとも骨の無い活動になってしまっていたんですよね。目標のない活動は息抜きに集まるだけの場になっていました。

 この体験があってこのニュース。そしてそこにスキーが含まれていると、余計にスキーの普及が落ち込んでしまうと感じます。
 更に今のスポーツの世界って、中学、高校ぐらいで目立った結果が出せなければ、将来そのプロ選手になることも難しくなっています。私が大好きなF1の世界では、18歳までに世界で屈指の実力が見せられていないとそのシートに座るどころか、ライセンスすら手に入れられません。

 まぁ、べつに全中が無くても他に大会はあるので大丈夫とも思えますが、ごく一般の子供たちにとって最も身近な所が部活の全中だとも思います。部活で結果を手に入れ、より高みを望んで切磋琢磨していく仕組みが一部とは言え失われる事は、未来的にあまり望ましい決断とは言えない気がします。

 実際、スキー部とかあっても存在すらしらなかったなんて方も多いでしょうからその大会が無くなってもあまり影響は無いかもしれません。中体連の考えも理解出来るものです。
 とは言え、スキー業界に身を置くものとして、やはり今回のニュースは残念に思います。子供たちにとって未来を感じさせる仕組みを用意させられなかった大人として、せめてスキーボードという世界から、子供たちにスキーが生涯楽しめるものなんだと伝えていきたいと思います。

#スキー #スキーボード #ファンスキー #GRskilife

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