スキー上級者がスキーボードを嫌うのはやっぱりこれが理由だと思う件。

 ズバリ、ブーツです。上級者が使うスキーブーツはそのままではスキーボードに向きません!と言うお話。

 試乗会でしばしばあるのですが、スキー上級者と見られるスキーヤーが試乗すると「難しいねー」と言う意見になることが多いです。なので今シーズンは色々と理由を探っていたのですが、大きな理由がブーツなのだと結論でました。

 ちなみ小さな理由はスキーボードの太さです。これも別の機会でお話ししたいと思います。

 で、ブーツ。上級者のスキーで使われるブーツはだいたい硬いです。これをフレックスと言うのですが、スキーボードでは高くても100ぐらいまで、しかもゆる履きして使えるくらいですが、スキー上級者のブーツは120と硬く、しかも皆さんけっこうしっかりブーツを履きます。

 この状態でスキーボードを履くと異様に難しくなります。具体的にはエッジが引っかかる引っかかる!まともに滑るのも辛いくらい引っかかります。

 これがゆる履きにするだけでもけっこう改善されますが、スキーではゆる履きは基本的にしません。なのでゆるく履いても感覚が違いすぎてまた難しく感じるのです。

 これが案外、フリースキーなどの経験もある上級者だと印象が随分違うようです。フリースキーではスキーほどガチガチにブーツを履かない事も多く、太さに関しても慣れがあるからでしょう。

 結論的には、フレックスが100を越えるブーツは履き方の工夫がないとスキーボードはなかなか楽しめないと思います。かく言う私もスキーボードのブーツはフレックスが100ですが、ゆる履きです。ゆる履きと言っても足はスカスカしていなくて、足首から下はしっかり履いているのでちゃんと板は使えます。このブーツでスキーと同じ履き方をすると、スキーボードはめちゃくちゃ滑りにくいと感じますし、スキーボードの履き方のままスキーを履くととても滑りをたのしめません。知っていてこれなので、知らない人は余計に不快感しか感じられないでしょう。

 補足としては、板と一体化して使いたいならゆる履きよりも少し締めて履く方が良かったりします。この辺はそれぞれの滑走スタイルとスキーボードにもよるので一概に言えませんが、エッジの感覚はブーツの履き方で調整できると覚えておいて頂きたいです。締めるとエッジ感は強く、緩めるとエッジ感は浅くなりますよ。
 また、過度なゆる履きはケガの原因になるので、少なくともかかとがふわふわしない、足首がガバガバというような履き方はしない方が良いです。適度に締めて適度に緩めるのがポイントです。

 と言うことで、スキー上級者でスキーボードを履かれる方は、ゆる履きのコツを知るだけでも随分と感じ方が変わります!試乗会などでもご案内しますので、いつもよりバックルを緩めてゆるーくお試し下さい!きっと印象がかわりますよ!
#スキー #スキーボード #ファンスキー #GRskilife

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