LEDヘッドライトは明るいけど大雪や吹雪に弱い件

 最近の車ではLEDヘッドライトがだいぶ普及してきていますね。明るくて見やすくて長寿命で省電力。こんだけメリットのあるものを使わない手はありませんね。

 ですが雪山好きには忘れてはならない欠点がLEDヘッドライトにはあるのです。それは吹雪や大雪で雪がヘッドライトに張り付くと見えなくなってしまうというトラブルです。

雪が張り付いたヘッドライト

画像提供 ゆう(しろい)様

 これはまだ経験したことがある人は少ないと思います。ヘッドライトが凍りつくなんて想像もしたことないと思います。

 従来のハロゲンライトやHIDはヘッドライトに熱が発生します。そのため雪の中の運転でもその熱で雪が解けてヘッドライトが凍りつくことはほとんど心配しなくとも良いものでした。たとえ凍りついても少し停車して待っていれば解けて落ちるのでトラブルになることも少なかったと思います。

 しかし効率の良いLEDヘッドライトはほとんど熱が発生しないので一度凍りつくともう車から降りて剥がすしか手は無くなります。これがなかなか危険で大変で、徐々に雪のために暗くなってしまうので気づきにくく、気づいた時はガッチガチに凍りついていてそれを大雪の中外に出て剥がさなければならない。これが高速道路上だととても危険で、途中で停車するわけにもいきませんからとても危険です。

 もちろん自動車メーカーもこのことを把握して対策し始めています。マツダやスズキなどではヘッドライトウオッシャーが取り付けられて有事の際は洗い流すことができるものがあります。また国産車では見かけませんが外車ではヘッドライトワイパーがあるものもありますね。

 しかしこれらは簡単に後付けができないものなので、買って後で後悔することもあります。そこで比較的簡単にできる対策としては、ハロゲンフォグライトの設置や交換です。バンパーなどに取り付けられるフォグライトは後付けできますし、ここまでLEDになっている車はまだ少ないです。今後はフォグライトもLEDになっていくと思われますが、あえてここハロゲンやHIDにしておくのも一つの手になるかと思います。

 ちなみに私の仕事の相棒N-VANは敢えてハロゲンを選びました。おかげで吹雪の中などでも凍りつくことはほぼありません。
※残念ながら現在ターボ付きではLEDしか選べないのでハロゲン仕様のStyleCoolは中古車でしか手に入れられません。
 これも事前に仲間にLEDのデメリットを聞いていたので選んで正解と思いましたが、知らなければ多分LEDの仕様の方を購入していたと思います。

 皆さんも車購入の際はお気をつけて。特に吹雪が予想されるエリアによく滑りにいく方は販売店やディーラーの方とよく相談されることをおすすめしますよ!

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