Freiheit完売!

 GRが初めてレギュラーサイズウッドコアスキーボードとして送り出した「Freiheit」が昨日完売となりました!これまでたくさんのご注文ありがとうございました!

 FHといえはこのショッキングなデザインですよね!GRとしても初めての試みで、ここまで「攻めた」デザインはなかなかドキドキしました。

 裏話的にはユーザーから「もっと●●なデザインの板が欲しい!」という意見と、当時のデザインの流行の中にこういう方向のものがあったのでチャレンジさせて頂きました。ちなみにグラフィックの人物の性別は「無」です。一体どちらだったのでしょうね?

 ソールのショッキングピンクもライダーから「どうせやるならドピンクで!」ということで選んだのを覚えています。このピンクは個人的にも結構気に入ってましたね。

 このFH、開発では実は2種類のバーションが存在していたのを知っている方は少ないのでは?販売確定ギリギリまで悩み抜いて没にした「超硬いFH」というのが存在してまして、このバージョンは一般の人には難しすぎるだろう?ということでリリース直前で取りやめました。

 ウッドコアは芯材の選び方でその硬さがかなり変わります。その違いを十分に教えてくれたのがFHで、本当に勉強させてくれました。

 実は今季発表のKleshaの開発で最も役立ったのはFreiheitでした。ウッドコアのより高性能なものを考えた時にそのベースとして選んだのがFHで、純粋な後継機種にはなりませんがFHとKLには同じ血が流れています。

 そんなFHはトリック向けモデルとしてリリースしました。ウッドコアは細かな振動を吸収し、樹脂コアよりも反発が使いやすい特性があるのでその方向性で開発した、GRでも意欲的なモデルでした。滑走についてはバランスをトリック向けにしたためにラインナップの中では得意な板ではなく、板の特性を掴まないと乗りにくくも感じる板でしたが、特性をつかむと小気味良い反応性と使いやすい板のサイドカットで、無類の楽しさを発揮する。そんな板に仕上がっていた板かと思います。

 フロントセットの可能性を教えてくれたのもこの板でしたね。4x6ホールインサートの実装とそのチューニングの方向性は、後のCrossやOverDoseにも大いに役立ちました。さらにいうと「硬さ」はGoodDays'85の開発にも大いに役立ちました!

 言うならば今のGRのモデルラインナップのベースを教えてくれた偉大なモデルだったかと思います。違う視点からの「自由」を意識して作り上げた「Freiheit」は、まさにその通りの未来を築いたように思います。

 さて、今後は完売となったため試乗でもこの板はお試しできない板になります。気になっていた皆さんには申し訳ありませんがご容赦ください。
 ただこの試乗板は毎年春恒例の「試乗板販売」で販売させて頂きます。しっかりメンテしてビンディング付きでご用意しますので、中古でも構わないよ!と言う方はぜひこの機会をお見逃しなく!※試乗板販売の告知はこちらのブログなどでご案内致します!

 さて、最後の板を仕上げて発送しなければ!

 

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